アヴェンチュラとは、2008年生まれのJRA所属の元競走馬、繁殖牝馬である。
主な勝ち鞍
2011年:秋華賞(GI)、クイーンステークス(GIII)
概要
父:ジャングルポケット
母:アドマイヤサンデー(母父:サンデーサイレンス)
全兄にフサイチホウオー(ダービー1番人気)、全姉にトールポピー(阪神ジュベナイルフィリーズ、オークス)がいる。
兄や姉に優秀な成績を残している良血。
2011年世代では、レーヴディソールという強力な牝馬がいたが、その対抗馬としてアヴェンチュラがいた。
しかし、阪神ジュベナイルフィリーズで剥離骨折を発症。全治6ヶ月であった。
兄も姉も優秀であったが、どちらとも3歳春で終わり、秋からはそれまでの実力が嘘だったかのごとく6着以下に負けている。
特にフサイチホウオーの突然の衰退っぷりは有名で、ダービーで1.6倍の1番人気だったにも関わらず、7着に敗れている。
そういった兄姉がいる中で、アヴェンチュラも3歳春までだと思われていた。
しかし、7月30日の1600万円以下でアッサリと快勝。8月14日のクイーンステークスでは負けレースの展開の中でさらに差し返して勝利。
3歳夏を迎えても衰えていなかった。
秋華賞での有力馬となった。
「私は兄さんや姉さんとは違う!」という実績を残せるのだろうか。
10月16日、秋華賞で先行3~4番手を進み、直線で抜け出し完勝した。
レース内容は強かったものの、いまだどこかで兄姉のように突然走らなくなるのでは?と憂慮されていた。
次走のエリザベス女王杯では前年異次元の走りでこのレースを制したスノーフェアリーに対してクビ差の2着。
敗れはしたものの、三冠牝馬アパパネやその年の牝馬クラシック戦線を好走したホエールキャプチャを抑えたその走りにはやはり兄姉とは違うと期待を集めた。
しかし、レース後重度の骨折が発覚。そのまま復帰することなく、2012年6月15日、引退が発表された。
仔は2020年に3番仔のカイザーラインが4戦目にして未勝利をようやく抜け出しアヴェンチュラ産駒初勝利を挙げるなどあまり順調とは言えない。母の素質を受け継ぐ仔は現れるだろうか?
血統表
ジャングルポケット 1998 鹿毛 |
*トニービン 1983 鹿毛 |
*カンパラ | Kalamoun |
State Pension | |||
Severn Bridge | Hornbeam | ||
Priddy Fair | |||
*ダンスチャーマー 1990 黒鹿毛 |
Nureyev | Northern Dancer | |
Special | |||
Skillful Joy | Nodouble | ||
Skillful Miss | |||
アドマイヤサンデー 1995 鹿毛 FNo.1-p |
*サンデーサイレンス 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
*ムーンインディゴ 1986 鹿毛 |
El Gran Senor | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | |||
Madelia | Caro | ||
Moonmadness | |||
競走馬の4代血統表 |
クロス:Northern Dancer 4×4(12.50%)
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 2
- 0pt