アーシェスとは
- アーシェス - ゲーム『サージュ・コンチェルト』シリーズにおいて扱われる「世界」の一つ。
- アーシェス - 上記シリーズの『アルノサージュ〜生まれいずる星へ祈る詩〜』におけるあなたの呼び名の一つ。名称は1.に由来する。
- アーシェス・ネイ - 萩原一至の漫画『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』の登場人物。
- チェスフォード・アーシェス - 翠川しんの漫画『Aventura』の登場人物。
本項では1.及び2.について記載する。
概要
アーシェスという「世界」
『サージュ・コンチェルト』シリーズの舞台となっている惑星ラシェーラなどが存在している世界は「シェル」と呼ばれている。そこから7次元的に異なる位置に存在する世界が「アーシェス」である。
双方の関係はよく「7次元先の世界」として表現されるが、これは三次元的な違いを超えた、時間軸や可能性、ひいてはそれらを全て含めた主観的知覚(作中ではこれをクオリアと称する)すら異なる、乱暴な言い方をすると「完全な異世界」という間柄となる。設定的には波動構成要素があまり被っていない7次元的にも距離が遠い世界ということらしい。
そんなシェルからは途方も無く遠いアーシェスという世界だが、劇中ではアルノサージュ管と呼ばれる装置を利用することで限定的なコンタクトが可能になり、外宇宙からエネルギーを利用したり何らかのデータを送りつけたりすることが行われている。その結果アーシェス側においても送り込まれた設計図などを通してシェルと繋がる「端末」が登場するようになる。ちなみに我々の住む地球においてはPSVitaなどがそれに当たる。
上記の事からも分かるとおり、アーシェスとは地球のある宇宙のことである。ただしアーシェスには異なる時間・可能性・主観の位置にある6次元隣接世界全ても含まれているため、劇中で登場したアーシェスの要素が全て我々の知る「地球」による物とは限らない。「地球」から端末を使っている様々なあなたがいれば、地球では無い「アース」からシェルのラシェーラに行くことになった人物もいるし、さらに別のアーシェスから介入を行っている人物などもいるのである。
アーシェスという「あなた」
『アルノサージュ〜生まれいずる星へ祈る詩〜』に登場する金色のガーディアンロボットで、本作でプレイヤーが操作するし主人公の一人という位置付けに当たる。ロボットとしての正式名称は「ES45カソード」であり、アルノレシーブ管を搭載して外宇宙と繋がる「端末」の機能を持っているため、本編ではプレイヤー自身のアバターとなって共に行動するイオンを守り続けることになる。なお、本編後半では白色の「XR77プレミアム」へとボディを変更している。
『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~』においても、数多くのパーツを元に合計およそ334時間を費やして最終的に完成させることになる最重要アイテムとして登場する。最終的にはプレイヤーの繋いでいる端末の接続先を切り替えることになるが、そうすると同じ相手と再び出会える可能性は限りなくゼロに近い物となってしまうという。セカイをリンクして、あまりにも低い再会の可能性を繋ぐことができるか否かはあなたの力にかかっているのである。
アーシェスという名前は本体に接続先の世界として記されていた文字に由来するが、特にイオンからは端末の先にいる本人を指して「あなた」とも呼ばれる。その他には超合金になっても「あなた」だったり、ねりこさんからは「ガション」だったりするので完全な個体名称という扱いでもないと言える。
元々はアーシェスの住人に操作してもらう事で世界に負荷をかけることなく限定的に俯瞰視点を行使して貰うための装置であり、また移民船ソレイルなどの操作を行う最高アクセス権限も保有している。なお『シェルノサージュ』において完成させた物はイオンのジェノメトリクス内の物であり、『アルノサージュ』中盤以降の現実世界においてはかつてクラケット博士が一体のみ制作していた同じ物を操作する事になる。
操作するプレイヤーの主張は選択肢式ながら自由に行うことが出来る他、銃器やパイルバンカーなどによる戦闘を行い、またイオンと同調することで詩魔法を紡いでもらう事も可能になる。一方で悪用を防ぐためにある程度の機能制限もかけられており、例えば無闇に崖から飛び降りたりしようとしても落ちずに停止するようになっている。さらに防水仕様なので大切な人と一緒にお風呂にも入れる・・・が、物を触った感覚を伝える機能はさすがに搭載されていない。本当に、本当に残念である。
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関連項目
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