アームド・ドラゴンとは、
- 遊戯王OCGに登場する「アームド・ドラゴン LV○」(○には3,5,7,10が入る)という名称のモンスターの総称。アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」にも登場する。
広義には「ダーク・アームド・ドラゴン」「メタファイズ・アームド・ドラゴン」を含むこともあるが、ルールの上では特に関連性は無い。 - 漫画「遊☆戯☆王GX」に登場するモンスターカード。「鎧竜」と書いて「アームド・ドラゴン」と読む。上記1.が元ネタである可能性もあるが、深い関連はない。遊戯王OCGには登場していない。
概要
1.の概要
特定の条件を満たすことで上位のLVのモンスターを特殊召喚できる、いわゆるレベルアップモンスターの一種。
3,5,7は「SOUL OF THE DUELIST」(2004年5月27日発売)で、10は「デュエリストパック-万丈目編-」(2005年10月20日発売)で初登場。
当然ながら、全て「「LV」を持つモンスター」である。
風属性・ドラゴン族のモンスターで、3→5→7→10という段階でレベルアップする。LV3を除き、全て手札をコストに相手モンスターを破壊する効果を持っているのが特徴。
「ダーク・アームド・ドラゴン」というカードも存在する。
「アームド・ドラゴン LV7」がダーク化したと言う設定のカードだが、効果の上での関連性はなく、採用するデッキタイプが全く違ってくるので、共存させる必要はない。
「ハードアームドラゴン」という、アームド・ドラゴンと似た名前のカードも存在する。今後、「アームド・ドラゴン」と名のついたモンスターを指定するカードが登場したとしても、「ハードアームドラゴン」は含まれない。
ただし、「ハードアームドラゴン」の英語名は「Hardened Armed Dragon」であり、こちらでは「アームド・ドラゴン」が含まれている。
2014年には「メタファイズ・アームド・ドラゴン」という派生カードも登場している。ステータスは「アームド・ドラゴン LV7」および「ダーク・アームド・ドラゴン」と同じ数値だが、種族・属性はまったく違う。
(※以下、カードテキストは全て「遊戯王カードWiki」より引用)
アームド・ドラゴン LV3
《アームド・ドラゴン LV3/Armed Dragon LV3》
効果モンスター
星3/風属性/ドラゴン族/攻1200/守 900
自分のスタンバイフェイズ時、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送る事で、
手札またはデッキから「アームド・ドラゴン LV5」1体を特殊召喚する。
進化の最初の段階。まだ破壊効果を持っておらず、未熟である。
このカードから進化させる場合、戦闘破壊から守るカードを採用するか、相手ターンの攻撃後に特殊召喚するなどして、自分のスタンバイフェイズまで維持できるようにしたい。
レベル3以下のドラゴン族なので、サイバー・ダークとの相性がいい。後述の上位のレベルたちも効果が優秀で、「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」の装備カードになれるので、ほかのレベル共々サイバー・ダークデッキに採用するのもいい。
アームド・ドラゴン LV5
《アームド・ドラゴン LV5/Armed Dragon LV5》
効果モンスター
星5/風属性/ドラゴン族/攻2400/守1700
手札からモンスター1体を墓地へ送る事で、
そのモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。
また、このカードが戦闘によってモンスターを破壊したターンのエンドフェイズ時、
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送る事で、
手札またはデッキから「アームド・ドラゴン LV7」1体を特殊召喚する。
1段階進化し、上級モンスターとなった。手札のモンスターをコストに、コストのモンスターの攻撃力以下のモンスターを破壊できる。
高攻撃力のモンスターが多く採用される、パワフルなドラゴン族デッキなら効果を生かしやすい。
召喚・特殊召喚に関する制限は一切ないので、アドバンス召喚したり、「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」などで特殊召喚することが可能。そのため、いきなりこのレベルから進化を始めることもできる。攻撃力自体も上級モンスターレベルに相応しい値が備わっているので、場合によってはLV3をすっ飛ばすのも悪くはない。
アームド・ドラゴン LV7
《アームド・ドラゴン LV7/Armed Dragon LV7》
効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2800/守1000
このカードは通常召喚できない。
「アームド・ドラゴン LV5」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
手札からモンスター1体を墓地へ送る事で、
そのモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
2段階の進化によって、攻撃力が上昇し、効果の及ぶ数が多くなった。その代わり、守備力が減少している。
破壊できる数が増えたのは嬉しいが、守備力が減少しているため、「月の書」などに狙われる可能性は増しているのが欠点。また、LV5の効果でのみ特殊召喚できるモンスターなので、ほかの方法で特殊召喚ができず、LV5に比べて小回りが利かない。
それでも強力であることには違いない。特殊召喚の条件は緩いので、そこまで苦労せずに進化できる。
進化できない、あるいは進化する必要がなく邪魔であればLV5のコストにして処理できる。
アームド・ドラゴン LV10
《アームド・ドラゴン LV10/Armed Dragon LV10》
効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在する「アームド・ドラゴン LV7」1体を
リリースした場合のみ特殊召喚する事ができる。
手札を1枚墓地へ送る事で、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
後付で登場したアームド・ドラゴンの最終進化形態。破壊効果が「ライトニング・ボルテックス」と同等のものとなった。攻守も上昇している。
通常、レベルアップモンスターは下位のレベルのモンスターの効果によって手札・デッキから特殊召喚されるのだが、このカードは自身の効果によって手札から特殊召喚される。デッキからの特殊召喚に対応していないので、他のレベルアップモンスターに比べて呼び出しにくく、また、「レベルアップ!」での特殊召喚ができないなど、後付ゆえの不具合も目立つ。
また、単純に、高いLVを特殊召喚するには手間がかかる、ということもあり、このカードを採用するよりLV5、7で止めておいた方がいい、ということも多い。
アームド・ドラゴンデッキであれば、「とりあえず1枚入れておいて、出せればラッキー、出せなければコストにしてしまおう」、くらいの気持ちでいるのがいいかもしれない。あるいは入れないという手もあるが……。
アニメにおいて
デュエルアカデミア・ノース校に置かれていた「伝説のカード」。
遊城十代と万丈目準の友好デュエルの際に、万丈目が使用したのが初登場となる。
その後、そのまま万丈目が借りパク所持し使用し続けており、おジャマと共に、万丈目を代表するカードの1つとなっている。
「仮面竜」などのリクルーターを利用するといった、実践的な戦術も多く見られる。その他「LV」関連のサポートも多数使用しており、それらの中にはOCG化されたものもある。
攻撃名、効果名はそれぞれ以下の通り。
LV | 攻撃名 | 効果名 |
3 | アームド・スマッシュ | - |
5 | アームド・バスター | デストロイド・パイル |
7 | アームド・ヴァニッシャー | ジェノサイド・カッター |
10 | アームド・ビッグ・バニッシャー(通常時) アームド・ビッグ・ホワイト・バニッシャー(装備魔法「白のヴェール」装備時) |
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2.の概要
漫画GXで万丈目準が使用するドラゴンモンスター。レベル4で攻撃力が1900、守備力が1400。特に効果は持っていないと思われる。「竜の戦士」と合体することで「竜の騎士」となる。
登場したのはVS十代戦(1回目)。
「竜の契約」によってデッキから特殊召喚され、直後に「ドラゴン・ユニットの儀式」によって「竜の戦士」と合体し、「竜の騎士」となった。
関連動画
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関連項目
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