イザナギ(ペルソナ)とは、ゲーム「ペルソナ4」に登場するペルソナのひとつである。
日本神話等、他のイザナギについてはイザナギを参照。
概要
Persona4
主人公(番長/鳴上悠/瀬多総司/月森孝介)が最初に得ることになるペルソナ。
- アルカナ … 愚者
- 初期能力 … Lv:1 / 力:3 / 魔:2 / 耐:2 / 速:3 / 運:2
- 属性耐性 … 電撃耐性 / 闇無効 / 疾風弱点
- 初期スキル … 電撃魔法【ジオ】 / 物理技【スラッシュ】 / 補助魔法【ラクカジャ】
デザインモチーフは「応援団長」。
長ランのような黒衣に鋭い金眼、鉢巻のような頭飾り、高下駄のような足元、身の丈ほどの大刀を携えたその姿は、ペルソナ4の主人公が「番長」と呼ばれる要因の一つとなっている。
黒を基調としたカラーリングやスタイリッシュなデザイン等から人気があり、「番長といえばイザナギだ!」というような、イザナギに思い入れのあるプレイヤーも多い。
そのため、あくまで初期ペルソナでありそれほど強くはないイザナギを、「合体事故」を利用し強力なスキルを継承させるというとんでもない手間隙をかけて強化した、通称「事故ナギ」を連れて歩くプレイヤーが相当数存在する。
P4Gではスキル継承がスキル選択式・スキルカード制になったため強化が楽になった。やったね!
アニメ版主人公(鳴上悠)の基本ペルソナ。
漫画版主人公(瀬多総司)は、一貫してイザナギを使い続けている。
稲羽市八十稲羽の連続殺人事件における真犯人足立透は「マガツイザナギ」をペルソナとして持つ。
マヨナカテレビに関する全ての黒幕イザナミとの最終決戦において、主人公は「伊邪那岐大神」を覚醒させる。
Persona4 the ANIMATION
#01. You're myself, I'm yourself
とあるアクシデントでジュネスから突如テレビの中の世界に迷い込んでしまった鳴上悠、花村陽介、里中千枝の三人。
着ぐるみのような謎の存在「クマ」と出会うも、突然「クマ」は逃げ出してしまう。
そこに現れたのは、シャドウと呼ばれる化け物。
千枝はシャドウの攻撃を受け、気絶してしまう。
シャドウが眼前に迫りもう駄目かと思ったそのとき、悠の頭の中に何者かの声が響く。
『我は汝… 汝は我…。汝、己が双眸を見開きて… 今こそ、発せよ!!』
悠「ペ…………ル…………ソ…………ナ…………ッ!!」
悠が眼前に現れた青いカードを砕くと、黒い長衣を纏い大刀を携えたペルソナ・イザナギが現れる。
大刀を振るい、雷の力で焼き尽くし、イザナギはシャドウたちを殲滅する。
原作では己の"影(シャドウ)"との対峙を経ずにペルソナを覚醒させた番長であるが
Persona4 the ANIMATIONのもう一つの最終話「No One Is Alone」にて…?
『みんながいない明日が不安だった…仲間を失って、ひとりきりで前に進むのが怖かった…。もう独りにはなりたくない…独りは…たくさんだ…!!』
もう一つの最終話に当たる「No One Is Alone」では、原作にはなかった主人公の“影(シャドウ)”が現れる。
そもそも悠のシャドウの存在は12話でほのめかされていた、とも言える。
彼は、恐れていた。
事件が終わって、この一年が終われば、またひとりになってしまうのではないのかと。
しかし、この一年で築いていきた“絆”は、決して空っぽなものではなかった。
それを証明するかのように、今まで築いてきた絆を示すそれぞれのアルカナのペルソナが悠を守るかのように、次々と現れる。
そして、そのカードからは、今まで出会ってきた人たちからの、感謝の言葉が聞こえてきた。
『ずっとみんなといたかった…たとえそれが霧の中の偽物でも構わない…誰ともつながりのない人生になんて…もう…戻りたくない…みんなといっしょなら…それでいい…!』
悠「ああ…『真実なんていらない、たとえ幻でも…ただ皆がいればいい…』そう思った…。お前は…俺だな…」
Persona4 the Golden ANIMATION
テレビの中に入ろうとする彼を止めようとしたクラスメイトの花村陽介・里中千枝ごと、テレビの中の世界へと飛び込んだ鳴上悠。
霧の中に見え隠れする少女の影を追い、悠たちはテレビの中の世界をさ迷い歩く。
たどり着いた血痕の残る部屋で、着ぐるみめいた謎の存在「クマ」と出会う一行。悠が物怖じせず話しかけると、霧が晴れて見える眼鏡を渡され、早く帰るようにと促された。
悠が眼鏡をかけたその時、部屋の窓を破って怪物――シャドウが現れる。
必死に逃げる悠たちだが、千枝がシャドウの攻撃に倒れ、数多のシャドウに囲まれてしまう。
万事休すと思われたその時、悠の頭の中に何者かの声が響く。
『我は汝、汝は我…。己が双眸を見開きて、汝、今こそ発せよ!!』
悠「…この、声は…」
声に導かれるように頭上へと手を伸ばす悠。その先に青く輝くカードが舞い降りてくる。
悠が青いカードを砕くと、凄まじい力の奔流と共に、黒衣のペルソナ・イザナギが現れる。
イザナギは魔力を集中させ、周囲のもの全てを撃ち砕くほどの雷撃を放つ。多くのシャドウが黒霧と消えるが、さらに多くのシャドウが地面と建物のガラスを割って溢れ出し、イザナギへと襲い掛かった。
しかしシャドウは残らずイザナギから弾き飛ばされる。イザナギは地面に突き刺したままだった得物を手に取り、シャドウに埋め尽くされた空へと飛び立った。
圧倒的な力で無数のシャドウを微塵に斬り裂き、さらに高空へと舞い上がるイザナギ。
渦を巻いてそれを追うおぞましいばかりの数のシャドウに対し、イザナギは無数の光弾を天井の如くに展開し、五月雨と降らせ――。
――強烈な光と爆音が消えた後にはシャドウの姿は影も形もなく、深く抉られた地面だけが残っていた。
見上げればそこには、金色の光を背にしたイザナギ。
陽介「…お前、何モンだよ…」
陽介の問いに、悠はただ不敵な微笑みを浮かべるのだった。
Persona4 the ULTIMATE In MAYONAKA ARENA
「撃ち抜け…ジオダイン!!」
鋼のシスコン番長、鳴上悠のペルソナ。ペルソナアタック/ラッシュや一部必殺技使用時に登場する。
- スキル【電光石火】 … イザナギと悠が背中合わせで雷を纏いスライディングする突進技
- スキル【ジオ】 … イザナギが前方に電撃弾を放つ飛び道具技。スキルブーストすると感電させる
- SPスキル【ジオダイン】 … イザナギが前方に強力な電撃波を放つ
- 覚醒SPスキル【十文字斬り】 … 悠が横に斬り払った後、イザナギが空中から縦に斬りつける
原作ペルソナ4同様、大刀による攻撃と雷の力を使う。
ペルソナ使用技が全体的にイザナギが登場している時間が長く、無闇に使うとペルソナブレイクされやすい。
PS2版ペルソナ4ではレベルアップで習得しないはずの「ジオダイン」を超必殺技として使えるようになっている。
恐らく合体事故で生み出されたイザナギ、前述の「事故ナギ」であるのだろう。
ちなみに後発の外伝作品であるペルソナQにおいてはレベルアップで習得可能だったりする。
一撃必殺技は【幾万の真言】。
悠が刀を地面に突き刺し電撃で相手の動きを封じた後、イザナギが伊邪那岐大神へと転生し浄化の雷で撃ち据える。
「千が死に逝き万が生まれる… これで、終わりだ!!」
(ペルソナ4本編のネタバレが含まれるため白字伏せ)
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