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イシマタラ

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イシマタラとは、日本伝統遊びである。たぶん。

概要

「イシマタラ」の存在が世界で初めて公にされたのは、2011年 1月に開催されたアジアカップの準決勝「日本対韓国戦」において、「日本のサポーターが応援の際『キム・ヨナ悪魔仮面』なるものをつけ韓国を侮辱した」という韓国メディアの報道で、その「悪魔仮面」を付ける行為は日本の伝統文化である「イシマタラ」に起因するとの内容だった。

この報道は、日本国内はもちろん、報道元である韓国や欧州でも大きな波紋をよんでいる。

イシマタラの方法

突如として公表され、一躍話題となった「イシマタラ」。いったいどのようなことをするのだろうか。

公開された情報によると、

嫌いな人や悪党の姿の仮面を作る（通称悪魔仮面）

その仮面をかぶる

人数が2人の場合は向き合い、3人以上の場合は円形になる

お互いに向かって悪口を言いあう

これを行うと、人として正しい人になり、生涯の安泰が約束されると信じられている。

イシマタラの歴史

では、実際「イシマタラ」はどの程度の歴史を持っているのだろうか。確かに、公にされた時期はつい最近のことだが、だかといってイシマタラの歴史が短いのかというと、そうで無い可能性が高い。仮にも「日本の伝統文化」と報道されている以上、実際は長い長い歴史があるはずである。その謎を紐解くかもしれないいくつかの文献が近年になって極秘裏に発見されている。

例えば、以下の文章は、17世紀に書かれたと思われる文章である。最近の近代的技術によって文章の復元に成功した。

ゐしまたらといふもの、古くより伝来し、陰陽術としてあんなり。

-江戸文化詳細解剖図　民明書房-

この文章が示す「古く」とは正確には明らかになっていないが、近年の研究により、平安時代、もしくはそれ以上昔である可能性が高い。さらに、最新の研究によると、発祥としては以下の説が学会では有力である。

「童謡」説

かの有名な童謡「あんたがたどこさ」のリズムに合わせ、「いましたら」と叫んでいたのが、いつの間にか「いしまたら」に変わったことが最初である、という説。しかし、「それがなぜ悪魔仮面に発展するのか」など不可解な点が多く、反論も多い。

石間鱈説

日本海に生息するという、伝説の魚「石間鱈」。聞いたことがある人も多いかもしれない。古くから「幻の魚」とされ、食べた者には永久の命が与えられると伝えられている。

しかし、石間鱈には天敵が多く、その数は100を超える。そのため、「ある地域の住民が、少しでも石間鱈の命を永らえさせるよう、天敵のデザインをした『悪魔』の仮面をかぶり、お互いを罵りあうことで天敵の数を減らすように祈ったところ、突如として海が光り、石間鱈を思われる魚が現れ、光り輝く水を与えた。この水をのんだものは健康に恵まれ、永久の命を手に入れ、今でもどこかでひっそりと暮らしている」という伝説が風の噂として広まり、今の形になったのではないかという説。この説は現在最有力視されている。

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石間鱈と思われる魚の魚拓

その他

他にも諸説あるが、実際はどれが正しいのかは今となってはまったく分からない。100％分かるのは、現在「イシマタラ」が存在するという事だけである。しかし、「事実は小説よりも奇なり」。とんでもないような説が事実の可能性があるのもまた事実である。

疑問

知名度について

あくまでも「日本の伝統文化」。しかし、その知名度は芳しくないどころか、日本国内ですら「なんじゃそりゃ」状態である。なぜこれだけ知名度が低いのか。京城帝国大学の菅戸国蛇氏は、「『イシマタラ』という行事は、一種の催眠行動で、普通の人間が行うと、その当時の記憶を忘れるという強力な効果があることが証明されている。」と解説しているが、この真相は不明である。