イブ=ツトゥル(Yibb-Tstll)とは、クトゥルフ神話における神の名前である。イブ=スティトル。
概要
イブ=ツトゥルはナイアルラトホテップ(Nyarlathotep)の娘として言及される外なる神である。
緑の衣をまとっていて離れた目をしたコウモリの翼を持つ巨大な人間の姿をした姿をしているという。
地球のドリームランドにあるという〈クレドの密林(Jungle of Kled)〉の中心でゆっくりと回転しながらすべての時と空間の監視をしている。
イブ=ツトゥルは雌性の神性であるようで、衣の下では無数のナイトゴーント(Nightgaunts)が胸に集い、搾乳を行なっているという。
イブ=ツトゥルの崇拝をしている教団は確認されていないが、過去にイブ神として崇拝されていた。もしこの神を崇拝するものがいるとするならば、ナイトゴーントを拝借したい魔道士くらいだろう。
もともとブライアン・ラムレイの作品で取り上げられたイブ=ツトゥルは旧支配者であるバグ=シャース(Bugg-Shash)と親密な関係やナイトゴーントとの関係から旧支配者と見なされていたが、クトゥルフ神話RPGにおけるイブ=ツトゥルは外なる神に分類されている。
結局はどちらでも人間に脅威であるに違いない存在であることは確かだろうが……
イブ=ツトゥルの黒い血は黒い雪の結晶のような形をとる武器となり、敵にまとわりついて窒息させるといわれている。またイブ=ツトゥルと接触した場合にも即座に影響を受けて致命傷を受けるか、ごくたまに利益があるといわれている。
登場作品:『Horror at Oakdeee』-Brian Lumley
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