イホウンデー(Yhoundeh)とは、クラーク・アシュトン・スミスが創造した神性であり、今日ではクトゥルー神話の古き者の一柱である。
概要
エルクの女神でナイアルラトホテップの妻。
(エルクとは、① ヨーロッパに棲息する大鹿、又はヘラ鹿、② アメリカに生息する小型の鹿で日本の鹿の近縁種、の二種あり、ここで言うエルクがどちらかは不明。なので、エルクとだけしておく)
鹿のアルケタイプから誕生した。アルケタイプは幾種類かがスミスの「七つの呪い」に登場しており、あそこに居たアルケタイプ達の中に鹿のアルケタイプが居て・・・・・・・本当はそこから生まれて来るのはあらゆる種類の鹿の祖の筈が、何故か鹿の女神が生まれて来たらしい。おそらくはエルク(どちらのエルクかは判らないが)の祖になる筈が、先祖返りか覚醒遺伝なのか、神の力を持っていたものと想われる。と云うのは、スミスの設定では地球の全ての生き物はウボ=サスラが祖となるので、おそらくアルケタイプも全てウボ=サスラから生まれたものだからである。イホウンデーはウボ=サスラの孫か子孫と云う事になるのである。
古代ヒュペルボレオスで豊饒の女神として崇められており、一時期はツァトゥグア信仰を凌ぐ勢力であった。しかし、ツァトゥグア信徒のエイボンが逃亡した折、追跡したイホウンデーの高僧モルギも行方不明(実際には土星に島流しになった)になった為、ツァトゥグアの力にイホウンデーの力が敗れたかのように云われ、イホウンデーの信仰は下火になって行きツァトゥグア信仰が再び勢いを取り戻した。
登場作品:『魔道士エイボン/土星への扉/The Door to Saturn』-Clark Ashton Smith
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