概要
オーストラリア北部に棲息し、アンドンクラゲ目イルカンジクラゲ科に属する、3センチ四方程の小さな身体に最長50センチ程の触手を持つクラゲの仲間(学名: Carukia barnesi) 。イルカンジとはオーストラリア北東部のファーノースクイーンランド地域東南岸(ケアンズの北あたり)に住むジャブガイ・アボリジニ(Djabugay)の一部族イルカンジ(Yirrganydji, ユィルガニュジィ)に由来する。英語では Irukandji Jellyfish と呼ばれており、和名はこの直訳だが、これには同科近縁種のマロクラゲ属(Malo)等も含まれ、中には1メートル近い触手を持つものもいるので少々ややこしい(よって以下、 Irukandji Jellyfish は「イルカンジクラゲ類」と呼ぶ)。
さて、イルカンジクラゲ類の触手に点在する刺胞に刺されると、だいたい30分ほどで猛毒により全身に耐えがたいほどの激痛と激しい炎症を発し、更には血圧が300以上にもなる血圧上昇が惹き起こされ、最悪の場合は脳内出血を起こして死亡することもある(これらの症状はイルカンジ症候群(Irukandji Syndrome)と名付けられているが、イルカンジクラゲ類以外の毒クラゲ等が原因の可能性もあり、毒のメカニズムも含めてその全容は未だよく判っていない)。
イルカンジクラゲ類の厄介なところはその毒の強さよりも、あまりに小さいためまるで見えないところである。とはいえ、適切に対処すれば1か所刺された位ではまず命に別状は無いとされているので、とにかく刺されたら酢で傷口を中和するなどの応急処置はもちろん、慌てず速やかに最寄りの病院に運んでもらうこと(地元では年間100件近く病院搬送されており、潜在的な事故も含めてままありふれた獣害である)。ちなみにオーストラリアの海にはかの悪名高いキロネックス(オーストラリアウンバチクラゲ)も生息している。泳ぐ時は必ずネットのある場所で心して泳ごう。なお近縁種を含め、海流に乗った個体が日本の海でも稀にだが発見されている。
因みに男が刺されると、激痛にもかかわらず血圧の急上昇に伴い勃起するらしい。
関連動画
関連項目
【スポンサーリンク】
|
|
|
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B2


ページ番号: 4945075
リビジョン番号: 2244574
読み:イルカンジクラゲ
初版作成日: 12/08/14 20:27 ◆ 最終更新日: 15/08/10 19:29
編集内容についての説明/コメント: 微修正
記事編集 / 編集履歴を閲覧







JASRAC許諾番号: 9013388001Y45123
NexTone許諾番号: ID000001829
ヘッダー:固定
ヘッダー:追従