イントロ長いとは、主にボカロ曲において、ボーカル開始までの時間が長い曲に使われる。
トランス系の楽曲を中心に使用される傾向にあるが、ダンスミュージックだけだとは限らない。
概要
トランス系の曲でよく見かける「前奏長いよ」「歌マダー?」の声。
確かに、トランス系(クラブなどに使われている本格的なトランス系に多い)の曲のイントロは1~2分を軽く超える物が少なくない。開始からアカペラ、または20秒程度で歌に入るポップ系の曲と較べると大分長く感じられるだろう。
しかし、これには理由がある。
元々トランスはハウスと言うジャンルから発展した物で、生まれた時から既に「クラブでDJが流して客を踊らせるための音楽」だった。トランス及びハウスは、規則的な4つ打ちのバスドラムと、裏拍にハンドクラップまたはスネアドラムとハイハットのビートが基本(口頭で説明するなら「ドンツッダンツッドンツッダンツッ」)で、今日のディスコ・クラブミュージックの一種のスタンダードである。ハウスは非常に単調なメロディを連続でループすることで高揚感を創り上げるジャンルとなっている。
トランスは「テクノから派生した」、「ハウスから発展した」、「ハウスとテクノの融合」、「ハウスまたはテクノ(のいずれか両方)とクラシックミュージックが融合した」という説もあるが、はっきりとしたことは言えない。発祥地は90年頃のドイツとされている。ハウスはアメリカ派生だが、ここでは割愛する。
DJは曲と曲を切れ目なく繋いで流さなくてはいけない(ロングミックス)。客にバレないようにこっそり前の曲と次の曲を混ぜてスムーズに次の曲に移行させるのがDJの仕事だと思ってもらえればいい。その混ぜるタイミングを作るためにイントロとアウトロを長くしているのだ。高速道路のインターチェンジやジャンクションだと想像して欲しい。ただし、全く同じビートを繰り返してしまっては曲全体がマンネリしてしまうため、イントロでは楽器が徐々に増え ていき、アウトロでは減っていくという手法になっている。それらの展開は8小節単位で変化するのも昨今の作品で共通している。
あまりイントロが短いと繋ぐのが困難になってしまうため、イントロとアウトロの長さは仕方のない措置であるし、このジャンルの特徴ともなっているのである。しかしDJについて理解があれば、この長すぎるイントロ・アウトロを聴くのも楽しみの一つにすることができる。
トランスの標準的な時間は7~9分程度。短いものには5分弱、長いものは10分を越えるものもある。前述したとおりトランス(テクノやハウスも)は8小節単位でパートが増えていくので、盛り上がるにはどうしても時間がかかってしまう。そのため、1分ではイントロとしては短い(アウトロは極端に短い場合がある)。DJがノンストップにミックスしたCDではイントロと、同じく長いアウトロが重なるため、1曲辺の長さは5分程度に落ち 着く。この仕組を理解出来れば(感じ取れれば)トランスが長いと感じることはなくなるだろう。詳しくはDJのテクニックである「ロングミックス」を読んでみよう。
- 5分前後
- レコードのB面に3曲以上収録されるオマケのオマケ程度。同上。
グダグダと長文になってしまったが、要するに「儀式乙」ということである。途中からDJの解説になってしまったのはご愛嬌。
実際にある長~い曲
| アーティスト | 曲名 | 時間 |
| Madonna | Die Another Day (Tiësto Remix) | 10:15 |
| Armin van Buuren | The Sound Of Goodbye (Armin van Buuren's Rising Star Rimix) | 10:45 |
| Tiësto | Urban Train (Original Mix) | 10:29 |
| アーティスト | 曲名 | 時間 |
| The Face feat. Juliet Roberts | Needin U Ⅱ (Original Mix) | 10:04 |
| MISIA | The Glory Day (Malawi Rocks Remix) | 11:57 |
| Ultra Nate | Free (Mood Ⅱ Swing Extended Vocal Mix) | 12:07 |
| DJ 19 | IC (Roman S. Elektrosila Remix) | 10:32 |
| IC (Roman S. Trip From Nyc To Tokyo Remix) | 13:24 |
10分前後以上を追加してください。
これからトランスを作曲・リミックスしようとしている人へ
以上のことを踏まえ、これからはDJ・クラブミュージックを意識して作曲してみよう。そうすればあなたの曲でも「ミクトランスオンリー」のミックスを楽しむことができるでしょう。他に抑えておきたいポイントは「グルーヴ感」と「テンポ」。グルーヴィなビートがあれば、メロディがなくても恍惚状態になれます。グルーブ感と綺麗なメロディラインの融合こそがメロディアストランスの完成形です。テンポについては、140BPM前後で作曲すると丁度いいでしょう。138で標準的、140でやや速い、142で速いと思います。143を超えるとサイケデリックやハードトランスの域です。発祥初期では130だったり 150だったりと定まっていませんでした。作曲テンポは任意なので各自の自由ですが、標準的なテンポから大幅に離れてしまうと、ロングミックスのためにテンポを合わせなくてはならないため、曲のピッチが下がってしまう場合があります。マスターテンポ機能でピッチを変化させずにテンポを変えることは可能ですが、せっかく作った楽曲の音質が落ちてしまいます。そしてDJ向けに作曲しておけば、ニコニコ動画以外にも本物のクラブで(しかも海外で活動中のDJに)使ってもらえるかもしれません。
(個人的な意見終わり)
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E9%95%B7%E3%81%84


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読み:イントロナガイ
初版作成日: 11/01/20 00:41 ◆ 最終更新日: 12/03/16 19:08
編集内容についての説明/コメント: 文章を修正、ハウス2曲追加、自動リンク化
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