インドゾウとは、現存するアジアゾウの亜種のうちの1種である。アジアゾウの亜種は現存する種類では4種類おり、その中の一種ということである。また、亜種ではなく別の種類であるという説も存在する。
概要
牙は雌雄両方にあり、森林に生息するゾウの仲間である。体長などの基礎データはアジアゾウと同じなので省略するが、インドゾウはインドだけでなくインドシナ半島や中国などにも生息する。
インドにおいては、ガネーシャなど代表されるように、ゾウは神聖な動物とされ、特に白いゾウは大切にされてきた。現在でも、荷役動物として大切にされているだけでなく、さまざまな儀式に関わる動物である。
しかし、近年では生息域が人間の生活範囲と重なってきただけでなく、象牙目当ての狩猟などによって数を減らし絶滅が危惧されている。また、ゾウによる農地荒らしや人間へ危害を与えることもあるため、ちゃんとした付き合い方を求められている動物でもある。
日本においては、「インドぞう」として、なにかの比較対象や危険性を説明する際に唐突に登場することもある。例えば、初ウルトラマンのパンチの威力を例えたり、ポケモンの危険性を説明する際などにインドゾウの名前が登場する。
インドゾウの仲間であるアジアゾウは、日本とかなり関わりの深いゾウで、インドゾウもアジアゾウであることから、それだけよく知られている動物でもある。だからこそ、こういった形で比喩に使われているのかもしれない。
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