ウィッツ・スーとは、機動新世紀ガンダムXに登場する架空の人物である。
概要
フリーのMS乗りで、若くして伝説のガンダムタイプを乗りこなす凄腕の傭兵。後にフリーデンと専属契約を結ぶ。17歳。ブロンドカラーのツンツンヘアーが特徴。愛機は高機動型の可変MSガンダムエアマスター及びガンダムエアマスターバースト。
かつてはバルチャーに所属していたが、リーダーが死亡した際にエアマスターを形見として受け取ってから、フリーになったようである。
劇中ではフリーデンと一時的に契約を結んでいたが、ジャミルの旅の目的を聞いて一時は離脱している。しかしその後紆余曲折を経てフリーデンの援護に向かい、それを機に専属契約を結ぶことになった。
死んだ父親の代わりに、実家の大家族を楽させるため、MS乗りとして出稼ぎ中である。そのため金儲けの話にはわりと敏感である。稼いだ分はある場所に金塊として隠していたが、近隣での動力炉の爆発により隠し場所が消失。偶然発見したバルチャーにかっさらわれそうになっていた金塊を預けるという目的もあり、フリーデンへ戻っている(一番の理由は放っておけなかったからのようだが)。
父がMS乗りに殺されたことから、実家の母は大のMS乗り嫌いである。
そんな当のMS乗りになってしまったウィッツはそのことから顔を合わせづらくなっていたが、休暇をとって故郷に帰った時にそのことを知られ、さらに母が知らないうちに再婚していたことを知り、親子で大喧嘩してしまう。
その後、酒場で飲んだくれつつ(※17歳です)の母の再婚相手との対話などもあり互いの心は打ち解けてはいたが、半ば喧嘩別れといった形で故郷を離れる事となった。その際、金塊の入ったコンテナを家族の前に落として帰っている。
熱血漢であるため先陣を切ることも多く、頭に血が上りやすい。しかしガロードと比べれば十分大人で、年齢相応の分別はある。血の気が多いことから、エスタルドのリー将軍とは意気投合していた。
一方でその性格のせいかイジられることもしばしば。しかし当人もフリーデンの休憩室に木彫りの熊を置くなど謎めいたセンスを見せることもあるので、突っ込まれても仕方ない面も………。
ウィッツのキャラを一言で今風に表すのであれば、ツンデレである。そのツンデレの最たるシーンが、あれだけツンケンしていた仲だったトニヤに対し、決戦前にプロポーズするという大胆な死亡フラグを立てた時であると言えよう。
しかしあからさまな死亡フラグを立てつつ大事もなく生き残り、フリーデン解散後はトニヤを連れて故郷へと帰っている。
ロアビィと同じくあくまで傭兵な為、ニュータイプを廻る物語の本筋に深く関係のあるキャラクターでは無いが、ガロードの良き兄貴分として、フリーデンチームの主力として欠かせない人物の一人。劇中でも多数のMSを撃破しており、フリーデンチームトップの撃墜数を誇るエースでもある。敵と個人的に特別な因縁や因果を持たないという点もフリーのMS乗りである彼のキャラクター性を端的に表していると言える。
名前の由来は「『ういっす!』って体育会系みたいに挨拶しそうだから」というとんでもない理由だったりする。
余談だがウィッツ・スー役を演じた中井和哉は、このウィッツ役が初レギュラーである。なお、たまに聞かれる「中井氏のデビュー作である」というのは誤りである。
関連動画
関連商品
ウィッツ・スーに関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
関連項目
- 0
- 0pt