ウルトラマンA(エース)とは、1972~1973年に放映された特撮ヒーロー番組、およびその主人公である。北斗星司と南夕子という二人の人間が男女合体変身するのが特徴。
番組としての概要
大好評を受けた第1期ウルトラシリーズ(~セブンまで)の後を次いだ「帰ってきたウルトラマン」放映終了後、円谷プロが次の一手として繰り出した快作にして怪作である。それまでのシリーズに比べて大幅なテコ入れが施されており、当時のスタッフの苦心が目に浮かぶ。そのため、中途半端な印象をもたれることの多い作品ではあったが、それでもそのカオスを内包したまま見事4クールを走り抜けた。見どころが豊富なこの作品は、ウルトラファンの間で今なお話題にのぼることが多い。
エースを象徴する最大のテコ入れが男女合体変身である。他にも、ヤプールというシリーズを通しての敵がいることや、マン・セブン・ジャック・ゾフィーの兄弟設定とウルトラの父の登場、エースキラー・ヒッポリト星人などを始めとする超強敵の存在など、新たな要素がこれでもかというほど盛り込まれた。しかし、番組が終了するまでの間に更なるテコ入れにより男女合体変身廃止、ヤプールは死亡するなど、結局元のウルトラシリーズに戻っていくことになる。それでもウルトラ兄弟設定などは特に低年齢層にうけ、後続のウルトラマンタロウで更に強い流れとなっていく。
タイトルについて
実は企画当初「ウルトラA」というタイトルが使用されることになっていたといわれている。放送直前までウルトラAであったが、その名称の権利を玩具業者に取られてしまい、仕方なく「マン」を挟んだということである。おかげでウルトラセブンだけが浮いてしまったわけだが、でも、ちょっと待って!この事件がなかったら次の作品は「ウルトラタロウ」になったに違いないの!ということは「ウルトラマンコスモス」って素晴らしい名前もあり得なかったわけじゃない!?これはむしろGJと言うべきじゃなくて!?
ウルトラマンA
毎度お馴染み、光の国の巨人である。身長40メートル、体重4万5千トン。年齢は1万5千歳と比較的若く、ウルトラの父の養子である。他にも細かいプロフィールがWikipedia
に載っているが、まさか趣味が「詩作」だとは書き手も思っていなかった。
特徴として、やたら必殺技が多いことが挙げられる。光線技・切断技の種類は20を軽く超えている。一度しか使用したことがない技も多く、技の名前を覚えるだけで一苦労である。とりあえず主力の「メタリウム光線」、派生の多い「ウルトラギロチン」、一度しか使っていないが非常に有名な「スペースQ」さえ覚えておけば大丈夫であろう。スペースQは他の兄弟のエネルギーを借りて撃つ大技、つまりミナデインである。
戦闘中に突然四股を踏むなどの奇特な行動も見られたが、「テェーィ!」「フゥーンッ!」という掛け声や大振りなアクションは他の兄弟にはないもので、とても勇ましく見栄えが良い。最終回のラストシーンでジャンボキングを倒したエースは、日本語での丁寧な挨拶とともに去っていった。
変身について
北斗星司と南夕子が互いの指輪をくっつけると変身、これが「男女合体変身」である。ストーリーの展開上、二人がバラバラになっていることが多く、どうやって落ち合うかがシリーズ前半の見どころであった。中盤テコ入れが入り南がクビになってしまったため、以降北斗が一人で変身するようになる。両手に指輪をはめて、ガチーン。パートナーがいないなら一人でするという精神は大事にしたい。
正義の組織「TAC」
Terrible-monster Attacking Crew(超獣攻撃隊)、略してTAC(タック)である。戦闘機などの攻撃力は高く、エースの役にたっていないこともないが、ほぼ毎話のように撃墜されており国家予算に深刻なダメージを与えているものと思われる。全体的に社会人としてどうかと思われる大人が多く、特に北斗に対する信頼の薄さはただ事ではない。元パン屋だしな。
このセリフが数話に1回くらいの頻度で登場する。
異次元人ヤプール
ウルトラマンシリーズ初となる、番組通しての悪役。異次元に住まう存在なので、名前に「星人」は付かない。
今までもメフィラス星人やバルタン星人等の知性を持つ悪役は居たのだが、どれもウルトラマンに敗北した後に地球から撤退しており、1つの作品で1つの事件を起こすだけだった。
しかし、ヤプールはウルトラマンA内でのほぼあらゆる事件の黒幕であり、中盤で全滅してもその怨念が合体した精神生命体として活動し続けている。
とにかくしつこい事で有名であり、Aの終盤で復活した後でも新作が出るたびに復活してはウルトラ戦士達を苦しめた。
特にウルトラマンメビウスでは映画も併せて作中で3度も出てくるというしぶとさ。
メフィラス星人やバルタン星人と並び、ウルトラ一族の宿敵と広く認識されている。
他の宇宙人を操ったり、「改造して超獣にしてやろう」等と不敵なセリフを平然と吐いたりと正に強豪といった趣だが、過去にレイブラッド星人に完膚無きほどに叩きのめされた事からレイブラッド星人のことだけは異様に恐れている。
超獣
この作品では「怪獣」ではなく「超獣(ちょうじゅう)」と呼ぶのが正しい。怪獣を超えるもの、とのことであるが、やはりテコ入れの一環であろう。ちなみに次のタロウでは「怪獣」に戻されており、その定義は「超獣より強い怪獣」ということであった。なにそれ?
超獣というだけあって、全体的にカラーリングが派手、生物のクセにミサイル搭載、など少しゴージャスな仕様となっているヤツが多い。しかし残念なことに、一般的な知名度はやたらと低いのが現状である。とりあえず「ベロクロン」「バキシム」「ジャンボキング」と、超獣ではないが「エースキラー」「(巨大)ヤプール」「ヒッポリト星人」あたりは抑えておきたい。気が向いたら「サボテンダー」「キングカッパー」「ルナチクス」「オニデビル」あたりも調べてほしい。
主題歌
軽快であった帰ってきたウルトラマン主題歌に比べ、重々しくゆったりとしたものが採用されている。厳しいAメロから明るく力強いサビへの流れは、まさにウルトラマンAの主題歌にふさわしい。
関連動画
隊長、ここに関連動画を貼るべきではないでしょうか。俺を信じてください!
北斗。俺はお前を信用している。だが大人の都合というものもある。
今ここに動画を貼る訳にはいかない。分かってくれ。
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関連項目
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読み:ウルトラマンエース
初版作成日: 09/01/20 02:22 ◆ 最終更新日: 12/01/05 21:44
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