エクスプレッソとは、ドンキーコングシリーズに登場するダチョウである。
概要
主に初代スーパードンキーコングとその移植作に登場。
地面を速く走ることができるほか、滑空で羽ばたくことができる。しかし、大半の作品では攻撃能力を持っておらず、敵を踏むことができず返り討ちに遭う。
登場作品でのエスプレッソ
スーパードンキーコング(及びGBA版)
基本的に敵を倒せず、搭乗後は基本的にステージを最後まで駆け抜けたりボーナスステージの入口まで滑空を利用することが彼の用途になる。
なかでもステージ内で初登場となるレベル3-4「うらぎりマンキーコングのもり」での活躍が語り草。
同ステージでは計5つものボーナスステージが存在するのだが、彼でしか行くことが出来ない位置に入口が存在する物もいくつか存在するので、同ステージのコンプリートは彼の滑空能力が大活躍する事になる。
なお、ここまでの彼はアニマルボーナスステージでしかお目にかかれないので、初めて彼に乗っている状態で敵に接触した際の反応で唖然となった人も多い筈。後述のゲームボーイ版から入ったプレイヤーの場合は尚更。
また、レベル4-3「ふたたびふぶきの谷」でも同様に、彼の能力が必須となるボーナスステージが存在する。しかし、こちらではコンテナの設置されているエリアからボーナスの位置までの距離が非常に遠い上、途中でコンティニューバレルを挟む事から、到達までの難易度は初代屈指となっている。
今作はシリーズ処女作という事もあり、アニマルフレンドの登場するコースの数は少ない傾向にあるのだが、そんな状況にも関わらず、彼は実に4+アニマルボーナスという計5つものコースに登場。しかも、登場するコースの中には、ボーナスへ行くのに彼の能力が必須というコースが上記2カ所存在。
これの事から、彼を使いこなす事は初代スパドンを達成率101%までやり込むのに必須。
すなわち、彼は初代スパドンにおいて一番優遇されているアニマルフレンドと言えなくもない。それだけにナンバリング作品でのメインの活躍は初代系列のみという点は残念である。
スーパードンキーコングGB
今作のエクスプレッソは滑空能力自体は原作譲りなのだが、原作から一転して攻撃的な性能にアレンジされていて、突進とジャンプ踏みつけで敵を倒せるようになった。
なぜ、彼に非常に大胆なアレンジが施された理由は定かではないが、「エンガードとウィンキーが未登場になったことに伴い、彼らの代役として2匹を掛け合わせた性能のキャラを登場させる必要があったから」という説が挙げられている。
なお、彼は通常ステージではレベル3-7「スカイ・ハイ」でしか登場せず、しかもここでしか敵を倒す場面が見られない。その一方で各ステージに隠されているボーナスステージではお呼びに掛かることが多く、そこで彼の滑空が生かされる。
ドンキーコング2001
初代スーパードンキーコングのゲームボーイカラー移植である今作にも登場。彼自身の性能は移植元と同様なので割愛。
今作における彼にとって、原作と大きく異なるのがレベル4-3「ふたたびふぶきのたに」のボーナスステージ2への入り方。というのも、今作のアニマルコンテナは効果がスーパードンキーコング2以降に登場したアニマルバレルと同様の変身能力扱いに変更されているので、使用中にセレクトボタンを押すと変身が解除される仕組みになっている。乗り捨てが出来なくなったことにより、同ステージのボーナスステージの入り方が異様に難しくなり、同ステージは『2001』におけるボーナスステージコンプリートの最大の壁として立ちふさがる結果になった。
ゲーム本編以外ではいわゆる「マンホール」形式のミニゲーム『あなぼこにごようじん!』で通過するアニマルフレンドの一体として登場している。
スーパードンキーコング2以降
初代系列の作品であまりにも張り切り過ぎた反動なのか、スーパードンキーコング2以降の作品では、残念ながらプレイアブルキャラとして登場していない。この点は同じく初代スパドンで大活躍していたウィンキーも同様。
しかし、そんな状況でも一作だけプレイアブルキャラとして復帰していた作品が存在する。
GBA版のスーパードンキーコング2ではクランキーコングが彼をペットとして飼っていて、ハネコインを4枚消費する事で、彼を用いてのレースのミニゲームで遊ぶことができる。すなわち、原作では初代系列以降は未登場だった彼が、本編とは関係の無いミニゲームという形ではあるが、奇跡的にプレイアブルキャラとして復活した事になる。
しかもレースで1位になると金のトロフィーとDKコインをもらえる。とどのつまり、移植に伴う新たなやり込み要素として彼を使いこなす必要がある。
ミニゲームの存在自体はGBA版における水増し要員として批判的に見られている節があるものの、貴重な初代系列以外の作品での活躍の機会として見れば十分にアリな点と言えなくもない。
余談だが、開発中止になった幻のシリーズ作品『ドンキーコングレーシング』では、アニマルフレンドを用いたレースが繰り広げられる内容で、当然ながら彼も同作に参戦する予定があった。
このため、同作が無事に発売されたのなら、2以降の作品において更なる活躍が見込まれていた…と思うと残念な気持ちである。
関連動画
募集中
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 0
- 0pt