王者の叫びがこだまする!勝利の鉄槌よ、大地を砕け!
シンクロ召喚!羽ばたけ、エクスプロード・ウィング・ドラゴン!
エクスプロード・ウィング・ドラゴンとは、アニメ「遊☆戯☆王ファイブディーズ」に登場するカードである。
概要
元キングことジャック・アトラスの使用するシンクロモンスター。レベル7のシンクロモンスターで、自身の攻撃力以下の攻撃力を持つモンスターと戦闘する場合、ダメージ計算を行わずに相手モンスターを破壊して、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手プレイヤーに与える効果を持つ。
初登場は、カーリーのサポートつきでのVS牛尾(ダークシグナー)戦。
「ダーク・リゾネーター」と「ダブル・プロテクター」をシンクロ素材としてシンクロ召喚された。
戦闘破壊耐性を持つ「漆黒のズムウォルト」を効果で破壊し、さらに効果ダメージを与えてフィニッシャーとなった。
VS偽ジャック戦でも登場。
「ドレッド・ドラゴン」と「バイス・ドラゴン」をシンクロ素材としてシンクロ召喚された。
偽ジャックの「ダーク・リゾネーター」を破壊してダメージを与えたが、偽ジャックの「ショック・ウェーブ」で破壊された。
5D'sのラストデュエル、VS遊星戦でも登場。
「インフルーエンス・ドラゴン」と、トライアングル・トークン(「インフルーエンス・ドラゴン」の効果でドラゴン族扱い)2体をシンクロ素材としてシンクロ召喚された。
「パワー・サプライヤー」の効果で攻撃力を上げ、「ニトロ・ウォリアー」を効果で破壊しダメージを与えたが、「ターボ・ウォリアー」に攻撃力を半減させられて戦闘破壊された。
その他、チームサティスファクション時代の回想シーンでも姿が確認できる。
作中での出番は3回(回想を含めても4回)と少ないが、ダークシグナー編での初登場からラストデュエルまで登場しており、細く長く使われているモンスターである。チームサティスファクション時代から使い続けている辺り、ジャックもお気に入りのようだ。
攻撃名は「キング・ストーム」。所有者が元キングであっても「キング・ストーム」。
初登場時はOCGと異なり、チューナー以外のモンスターがドラゴン族である必要は無かった。
OCG版
「RAGING BATTLE」(2009年2月14日発売)でOCGに登場。
シンクロ・効果モンスター
※「RAGING BATTLE」収録のカード(RGBT-JP040)による
星7/闇属性/ドラゴン族/ATK 2400/DEF 1600
チューナー+チューナー以外のドラゴン族モンスター1体以上
このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ、
フィールド上に表側表示で存在するモンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊し、
破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える事ができる。
効果を用いれば「マシュマロン」などの戦闘破壊耐性のあるモンスターに対処できる。また、効果の条件は「このカードの攻撃力以下」であるので、帝モンスターなどの攻撃力2400のモンスターを一方的に破壊できるのも優秀。
素材の縛りから、基本的にはドラゴン族デッキで使用される。
チューナーが「デブリ・ドラゴン」の場合、蘇生対象にできるレベル3のドラゴン族が「トライゴン」、「ポケ・ドラ」、「コドモドラゴン」を含め4種類しかおらず、若干扱いにくくなる。
「デルタフライ」の場合、効果を利用することで、適当なレベル3or4の非チューナーモンスターを用意するだけでよくなる。レベル3では「仮面竜」などが扱いやすい。
チューナーに縛りはないので、「バイス・ドラゴン」などの汎用性の高いドラゴン族を投入しているならこのカードが採用できる。また、素材縛りを緩和する効果を持つ「ジェノミックス・ファイター」を用いるという手もある。
欠点は、攻撃力が2400と若干低めな点、戦闘を介さなければ効果が使用できないため、「次元幽閉」などに妨害される恐れがある点など。
シンクロ召喚などによって1ターンで上級モンスターを呼び出すのが容易になっているため、このカードを出しても高攻撃力のモンスターで押し切られる可能性が高い。「強者の苦痛」や各種装備魔法などで戦闘を補助してやる必要があるだろう。
また、同レベルのドラゴン族シンクロモンスターには、「月華竜 ブラック・ローズ」や「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」といった縛りがなく、なおかつ汎用性の高いモンスターが登場しているため、採用枠が少々厳しい。
「奇跡の軌跡」とは相性がいい。2回攻撃で多くのモンスターを破壊しつつ、戦闘ダメージを与えられないデメリットはこのカードの効果ダメージで帳消しにできるためである。
類似効果を持つモンスターに「A・O・J カタストル」が存在する。
向こうは攻撃力などの制限がない点で優れ、こちらはダメージ効果がある点、向こうが対処できない闇属性も対処できる点で優れる。また、こちらは任意効果であるので、発動したくなければ発動しない選択も可能。
効果の処理について
ダメージ効果はフィールドに存在する時点での攻撃力で判定する。「強者の苦痛」などで攻撃力が変動している場合、それに合わせてダメージ量も変化する。
このカードの効果を発動できるのは、ダメージステップ開始時。タイミングとしては攻撃対象となった裏側表示モンスターがリバースするよりも前である。
そのため、裏側表示モンスターを攻撃した場合、攻撃力が分からないのでこのカードの効果は使用できない。
このカードの効果にチェーンして「オネスト」、「BF-月影のカルート」などを発動されて、攻撃対象となったモンスターの攻撃力がこのカードの攻撃力を上回った場合、破壊効果は不発となり、そのまま戦闘を続行する。
しかし、この効果の発動タイミングはダメージステップの開始時なので、「オネスト」を無理やりそのタイミングで発動させることができる効果と捉えることもできる。
「オネスト」などのダメージステップ時のみ発動できる効果は、ダメージステップ開始時(このカードの発動タイミング)から、ダメージ計算時(ダメージ計算を行う直前)まで発動できる。
ダメージ計算時には、チェーンが1回しか発生しない(例えば、ダメージ計算時に「オネスト」を発動してその処理が終了した後、改めて「BF-月影のカルート」の効果を発動する、といったことはできない)。そのため、発動するには1回で全てチェーンするしかない(例の場合、「BF-月影のカルート」の効果を使用したい場合、「オネスト」にチェーンするしかない)。
この点から、一般的には「オネスト」などの効果は妨害を受けにくいダメージ計算時に発動されることが多い。
(マスタールール3導入以降、この効果をダメージ計算時に発動することはできなくなったため、注意。)
「パワー・ツール・ドラゴン」などで破壊を免れられた場合、ダメージ効果は適用されない。
その他の作品において
ゲーム「タッグフォース」シリーズ(4~6)では、このカードの専用ムービーが存在する。また、ジャックがこのカードを使用する際には専用台詞もつく。
DUEL TERMINALでもジャックが使用する。第9弾以降には専用台詞が追加された。
関連動画
関連商品
関連項目
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