略符 | Eri |
象徴 | the River |
起源 | 古代 プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:3 赤緯:-29 |
正中日時 | 12月30日21時 |
広さ | 1138平方度(6位) |
3.0等以上の恒星数 | 4 |
最輝星 | アケルナル(0.50等) |
メシエ天体数 | 0 |
隣接する星座 |
くじら座 ろ座 ほうおう座 みずへび座 きょしちょう座 とけい座 ちょうこくぐ座 うさぎ座 オリオン座 おうし座 |
全天で6番目に大きい星座であるが、全体を観測できるのは鹿児島以南である。
概要
エリダヌス座のモデルとなったエリダヌス川とは、イタリア北部を流れアドリア海へ注ぐポー川のことである。「エリダヌス」とは、ポー川のギリシャ語名である。
α星の1等星アケルナルは、250km/sという猛スピードで高速自転していることで有名。遠心力のため、赤道方向の見かけの長さが極方向の1.5倍もある。
主な天体
恒星
データ
名称 | 視等級 | 絶対等級 | 距離(光年) | スペクトル型 | 変光星型 | 変光幅 | 備考 | |
α | アケルナル | 0.50 | -2.655 | 139.38 | B6Vep | 爆発変光星 カシオペヤ座γ型 |
高速自転 |
|
β | クルサ | 2.78 | 0.60 | 89 | A3IIIvar | |||
γ | ザウラク | 2.97 | -1.19 | 221 | M1IIIb Ca-1 | |||
θ | アカマル | 3.20 | 0.44 | 120 | A3IV-V | 変光星? | 2重星 | |
δ | ラナ | 3.52 | 3.74 | 29 | K0IV | |||
υ4 | ベーミン | 3.55 | -0.14 | 178 | B9V | |||
φ | エリダヌス座φ星 | 3.56 | 0.18 | 155 | B8IV-V | |||
χ | エリダヌス座χ星 | 3.69 | 2.48 | 57 | G5IV | |||
τ4 | リベルフルックス | 3.70 | -0.79 | 258 | M3/M4III | |||
ε | サディラ | 3.72 | 6.18 | 10 | K2V | 回転変光星 りゅう座BY型 |
ごく僅か | 系外惑星あり オズマ計画 |
υ2 | ベーミン | 3.81 | -0.22 | 209 | G8III | |||
l | スケプトルム | 3.86 | 1.23 | 109 | K1III | |||
η | アザ | 3.89 | 0.83 | 133 | K1III-IV | |||
ν | エリダヌス座ν星 | 3.93 | -2.34 | 586 | B2III SB |
星団・星雲・銀河
神話
ヘーリオス(アポローンとも)の息子と言われた少年パエトーンが、父に会いに行き、そこでこっそりへーリオスの天を走る馬車をいたずらで動かした。ところがこの馬車を止められなくなり、暴走を食い止めるために大神ゼウスは雷を落とした。パエトーンはエリダヌス川に落ち、すぐに引き上げられたが既に死んでいた。その後、へーリオスの涙がエリダヌス川に落ち、宝石の琥珀になったと伝えられている。
この神話の作者はローマ人だと伝えられ、この話に出てくるエリダヌス川はポー川に見立てられている。また、エジプトではこれをナイル川に見立てた。
関連コミュニティ
関連項目
- 0
- 0pt