概要
エレキ(遊戯王)が登場したのは第一期。その後、”THE SHINING DARKNESS”にエレキの名を持つカードが数種。さらに二カ月後の”DUELIST REVOLUTION”パックに登場した「エレキマイラ」が、エレキが必要なカードとして登場。テーマ「エレキ」が生まれる。
エレキが名前に入ったカードは全部で27枚。モンスターが19枚、そのうち4枚がチューナーで2枚がシンクロモンスター。関連魔法・罠が4枚、残り4枚の魔法・罠は雷族に関する効果のカードである。
モンスターは全て光属性で3枚を除き雷族のため、そちらのサポートを使用できる。
直接攻撃が6枚、二回攻撃が3枚も存在する。また相手をしびれさせる事を意識してか、相手のモンスターやプレイヤーの行動を封じる効果が多い。相手デッキによっては行動を封じることすら可能であろう。弱点としては攻守が低い事と展開力がそれほど高くない事、チューナーの大半が汎用性に欠けている事など。しかしながら、ジュラゲドなどの汎用サポートによって静かに間接強化されたのが幸いしたのか、2017年には大阪などでの公式大会で、幻奏との混成ビートらしきデッキが好成績を残した模様。
カード説明
以下、遊戯王カードwikiより。
1999年3月発売”BOOSTER1”
エレキッズ/Wattkid
通常モンスター/星3/光属性/雷族/攻1000/守 500
雷攻撃は意外と強い。甘く見ると感電するぞ。
第一期に登場した通常モンスター。特にエレキデッキでの役割は無いが、このモンスターの存在が「エレキ」テーマを生みだしたのは間違いないであろう。
2010年2月20日発売”THE SHINING DARKNESS”
エレキリン/Wattgiraffe
効果モンスター/星4/光属性/雷族/攻1200/守 100
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 相手はこのターンのエンドフェイズ時まで 魔法・罠・効果モンスターの効果を発動する事ができない。
エレキツネ/Wattfox
チューナー(効果モンスター)/星2/光属性/雷族/攻 800/守 100
このカードが相手によって破壊された場合、 そのターン相手はモンスターの特殊召喚 及び魔法・罠・効果モンスターの効果を発動する事ができない。
星2チューナー。相手に破壊された場合、相手のカードの効果を封じる効果を持つ。
エレキツツキ/Wattwoodpecker
効果モンスター/星3/光属性/雷族/攻1000/守 100
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
このカードと戦闘を行ったモンスターは表示形式を変更する事ができない。
エレキューブ/Wattcube
装備魔法
雷族モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は自分の墓地に存在する 雷族モンスターの数×100ポイントアップする。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送る事で、 自分フィールド上に表側表示で存在する 雷族モンスター1体の攻撃力は1000ポイントアップする。
装備したモンスターの攻撃力を、墓地の雷族×100上昇させる効果と、これを墓地に送りフィールド上の雷族一体の攻撃力を永続的に1000上昇させる効果。雷族専用。
2010年4月17日発売”DUELIST REVOLUTION”
エレキンギョ/Wattbetta
チューナー(効果モンスター)/星2/光属性/雷族/攻 100/守 0
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 相手は手札を1枚選択して捨てる。
直接攻撃で手札を捨てさせる効果があるものの、それを狙うならもっといいモンスターが何体も存在する。
効果は決まればいいぐらいの気持ちで、エレキのシンクロのために使用するのが一番であろう。
エレキツネザル/Wattlemur
効果モンスター/星2/光属性/雷族/攻 800/守 100
このカードが相手によって破壊された場合、 次の相手ターン、相手はバトルフェイズを行う事ができない。
相手に破壊された場合、次の相手のバトルフェイズを飛ばすという変わった効果のモンスター。
エレキジ/Wattpheasant
効果モンスター/星4/光属性/雷族/攻1000/守 800
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、 このターンのエンドフェイズ時までゲームから除外する。
直接攻撃モンスター。一時的な除外効果が付随する。
ちなみに自分のモンスターも除外できる。相手エクシーズモンスターを除外すれば、エクシーズ素材が全て墓地に送れる。
エレキマイラ/Wattchimera
シンクロ・効果モンスター/星6/光属性/雷族/攻1400/守1200
「エレキ」と名のついたチューナー+チューナー以外の雷族モンスター1体以上
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 相手の手札をランダムに1枚デッキの一番上に置く。
エレキ+雷という、エレキデッキ用のシンクロモンスター。
ロックデッキならば、相手を行動不能にする可能性のある効果を持っている。攻撃力が低いので、普通に使えば相手ターンに戦闘破壊される。
エレキュア/Wattcine
永続魔法
自分フィールド上に存在する雷族モンスターが 相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 与えた戦闘ダメージの数値分だけ自分のライフポイントを回復する。
エレキではなく雷族サポート。専用であるが、回復量はそこそこ見込める。
ただライフが増えただけではアドバンテージはとれない。ライフが回復する事で使えるカードと併用するべき。
エレキャノン/Wattcannon
永続罠
フィールド上にレベル4以下の雷族モンスターが召喚・特殊召喚された時、 相手ライフに600ポイントダメージを与える。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
エレキではなく、雷族サポート。「1ターンに1度」の制約がでかく、罠なため速攻性もない。
2010年7月17日発売”STARSTRIKE BLAST”
エレキーウィ/Wattkiwi
チューナー(効果モンスター)/星3/光属性/雷族/攻 600/守 100
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 自分フィールド上に存在する「エレキ」と名のついたモンスターが攻撃する場合、 攻撃モンスターは戦闘では破壊されない。
星3のチューナー。エレキが攻撃時に戦闘破壊耐性を与えるが、攻撃された時は無力。
エレキリギリス/Watthopper
効果モンスター/星1/光属性/雷族/攻 0/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 相手は表側表示で存在する他の「エレキ」と名のついたモンスターを 攻撃対象に選択できず、カードの効果の対象にする事もできない。
これ以外のエレキは、攻撃対象にも効果対象にもならなくなる。二体のキリギリスが並べばロックになる。
エレキトンボ/Wattdragonfly
効果モンスター/星2/光属性/雷族/攻 900/守 100
このカードが相手によって破壊された場合、 自分のデッキから「エレキ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
エレキのリクルーター。戦闘破壊・効果破壊双方に対応しているうえ、攻守問わず特殊召喚できる。マクロコスモスなどによる一部の無差別除外も苦にせず発動できるなど、リクルーターとしては優秀な部類。
レベル2モンスターの中では攻撃力が高めなので、「ジャンク・ウォリアー」ともそこそこ相性がいい。
エレキタリス/Wattsquirrel
効果モンスター/星3/光属性/雷族/攻 700/守 100
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
このカードと戦闘を行った効果モンスターの効果をダメージ計算後に無効化する。
二回攻撃と効果を無効にする効果を持つ。攻撃力が低いので、そこに補助が必要。
エレキャッスル/Wattcastle
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、 「エレキ」と名のついたモンスターを攻撃したモンスターの攻撃力は、 そのダメージ計算後に1000ポイントダウンする。
エレキ専用のフィールド魔法。エンドフェイズまでと書かれてないので、永続的に下げられる。
攻撃した後に効果が適用されるためエレキ一体を犠牲にしなければならない。
エレキャッシュ/Wattjustment
装備魔法
レベル3以下の雷族モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は800ポイントアップし、 効果は無効化される。
装備モンスターが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 自分のデッキからカードを1枚ドローする。
エレキではなく雷族サポート。ドローは良いのだが、エレキは元々の攻撃力が低いため800では足りない、さらに効果を失っていては意味がない。
エレキーパー/Wattkeeper
通常罠
自分の墓地に存在するレベル4以下の 「エレキ」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターは、 このターンのエンドフェイズ時に破壊される。
2010年11月13日発売”STORM OF RAGNAROK”
エレキンメダイ/Wattberyx
チューナー(効果モンスター)/星3/光属性/雷族/攻 300/守 0
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 相手の手札をランダムに1枚捨てる。
星3のチューナー。手札を捨てさせる効果は出来ればいいぐらいの気持ちで、出したターンにシンクロに回した方が良い。
エレキンモグラ/Wattmole
効果モンスター/星3/光属性/雷族/攻 0/守 100
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
このカードが裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、 ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する事ができる。
二回攻撃+裏側守備を破壊する効果を持ったモンスター。皆既日蝕の書やレインボー・ライフなどと併せれば、ある程度は活用できると思われる。
エレキリム/Watthydra
シンクロ・効果モンスター/星7/光属性/雷族/攻1500/守1500
「エレキ」と名のついたチューナー+チューナー以外の雷族モンスター1体以上
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 自分のデッキからカードを1枚選択してゲームから除外する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時にそのカードを手札に加える。
エレキ専用の星7シンクロモンスター。直接攻撃と、タイムラグのあるサーチ効果を持つ。このモンスターが場を離れても手札に加えられる。ただ、ギリギリ奈落の落とし穴の圏内に入り、平和の使者による攻撃制限を受けてしまう攻撃力なのが辛い。
キリムはコンゴの一部族に伝わる空想上の怪物。
エレキー/Wattkey
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「エレキ」と名のついたモンスターは、 このターン相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
エレキ全体に直接攻撃を可能にさせるカード。エレキ自体の低攻撃力が問題、元から直接攻撃のあるエレキには意味がない。それでもトドめになりうる効果。
2011年7月16日発売”PHOTON SHOCKWAVE”
エレキングコブラ/Wattcobra
効果モンスター/星4/光属性/雷族/攻1000/守 500
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 自分のデッキから「エレキ」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
直接攻撃効果と、戦闘ダメージを与えた時にエレキのモンスターをサーチする効果。
自身もサーチできるためか、稀に他のデッキに出張する。
エレキャンセル/Wattcancel
カウンター罠
手札から「エレキ」と名のついたモンスター1体を捨てて発動する。
相手モンスターの召喚・特殊召喚を無効にし破壊する。
エレキを手札コストに、モンスターの召喚を無効にするトラップ。
2012年2月18日発売”GALACTIC OVERLORD”
エレキテルドラゴン/Wattaildragon
通常モンスター/星6/光属性/ドラゴン族/攻2500/守1000
常に電気を纏い空中を浮遊するドラゴン。
古代より存在し、その生態には未だ謎が多いものの、古のルールにより捕獲は禁止されている。
エレキだが、ドラゴン族であり、通常モンスター。
エレキトンボでデッキから特殊召喚が可能だが、エレキと相性の良い各種ロックカードに引っかかり、
エレキシンクロの素材にもできないため、シナジーは薄いが、エレキトンボからリクルートでき、なおかつエヴォルカイザー・ラギアやエルシャドール・ミドラーシュなどを戦闘破壊できるのは見逃せない。
ドラゴン族・通常モンスターがらみの効果を持ち、ランク6のエクシーズモンスターを有する聖刻との相性が良い。
2014年9月13日発売"EXTRA PACK -KNIGHTS OF ORDER-"
エレキック・ファイター/Wattsychic Fighter
効果モンスター/星3/光属性/サイキック族/攻1500/守 300
「エレキック・ファイター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、 相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを相手のデッキの一番上または一番下に戻す。
エレキとは名前しか関係無いが、ドローロック・デッキボトム戻し効果は悪くない。しかしサイキック族なのがネックか。緊急テレポートに対応しているレベルなのだが、2018年6月まで制限カードになってしまっていたので、エレキとの兼ね合いが難しかった。
2017年10月14日発売"EXTREME FORCE"
電送擬人エレキネシス/Wattkinetic Puppeteer
効果モンスター
星4/光属性/サイキック族/攻1800/守 0
(1):手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの位置を、他の相手のメインモンスターゾーンに移動する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
エレキとしても光属性サイキックとしても希少な下級アタッカー。効果はメタというよりは、疑似的な奪取耐性・墓地調整用といったところ。
2019年7月13日発売"CHAOS IMPACT"
通常魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの雷族モンスターの種類の数まで、デッキから「エレキカンシャ」以外の「エレキ」カードを手札に加える(同名カードは1枚まで)。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。手札から「エレキ」モンスターを可能な限り特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
エレキモンスターのサーチと蘇生。エレキに足りない展開力を補うカードだが先に雷族を出さないといけないので展開しやすいモンスターと組み合わせダイレクトアタックで勝負を決めたい。
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