オオスズメバチ(Vespa mandarinia japonica)とは、ハチ目スズメバチ科の中で最も大きいスズメバチである。
概要に、オオスズメバチがやってきたんです!
世界最大の殺人蜂とも呼ばれており、攻撃性が非常に高い獰猛な蜂。
日本の蜂の中でもっとも強い毒(色々な毒の混合物、別名「毒のカクテル」)をもち、強力な大顎で皮膚もえぐり取る。毒液中には仲間を呼ぶフェロモンも含まれている。
日本の北海道から九州・屋久島、種子島近辺にまで分布しており、土中や樹洞に巣を作る。
秋口には雄蜂や新女王蜂の養育と、幼虫に与える餌の大型昆虫が姿を消すため非常に攻撃性が高まる。
このため、他の蜂の巣を集団で襲い、働き蜂を全滅あるいは逃走させた巣から幼虫やさなぎを肉団子にして巣に持ち帰る。
ニホンミツバチ・セイヨウミツバチは基本的にただの獲物だが、ニホンミツバチの巣に単独で侵入した場合、仲間を呼ぶ前に集団で群がられ、ミツバチより低い致死温度まで上昇させられ、蒸し殺されてしまう。数十匹の集団で襲撃した場合は、損害は防げなくとも問題なく制圧できる。
最強?
カマキリと戦う動画などはたびたびネットで確認され、スズメバチがその強力な顎でカマキリをしとめることが殆どだが、実はカマキリの鎌の前に敗北して食べられることも多く、勝率はそんなに高くない。
また、樹液を吸う際にも、カブトムシやクワガタムシなど大型の甲虫には場所を譲らなくてはならない。これらの虫にはスズメバチを仕留める能力などとても無いが、さすがに彼らの体を覆う皮膚にはスズメバチの顎も針も通用しない。樹液を吸っているカブトムシにスズメバチが猛攻を仕掛けても、カブトムシはたいてい悠々と樹液を吸って去っていく。
何匹かでとりつき、カブトムシの足に噛み付いてやっと撃退することもあるが、どの道餌には出来ないので非効率的な上、他の甲虫も寄ってきてキリが無いのであまりここまでの行動には及ばない。
ちなみに「オオスズメバチがやってきたんです!」とは、下のMADでよく使われる名セリフである。オオスズメバチの生態を良く捕らえており、完成度は(無駄に)高い。
狙われた?
近くを飛び回っており、刺してきそうなときは、絶対に刺激せずにゆっくり去らなくてはならない。
- 自分の周りをジリジリと飛んでいるとき
スズメバチは、人間を獲物にしようとすることは無い。よっぽど興奮して攻撃的になっていれば、発見するや否や刺しにかかってくる。自分の周りをつかず離れずで微妙に飛んでいる場合は、巣に近づいてしまっていることへの無言の警告である。
このときはまだスズメバチも様子見であるが、既に、大声を上げたりいきなり大きく動いたりしたら即刻攻撃に移る状態にある。まわりに巣がありそうな場所があればそこから離れるか、森の中などで遭遇して巣の方向がわからない場合は、自分が来た道のりを戻ろう。 - 何か「カチカチ」と言う音が聞こえてくるとき
人間で言えば、舌打ちを聞こえよがしにしているところ。上述の警告で、人間が特に刺激するような動作も無くさらに巣に近づいた場合、つまり巣の方向がわからずに移動してきたなどのケースでは、スズメバチは次の警告に移る。
音の正体は、スズメバチの顎。まさに舌打ち。この音が聞こえてきたら、本当にキレかけている証拠である。即刻、しかしゆっくりとその場を離れなくてはならない。
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関連項目
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読み:オオスズメバチ
初版作成日: 10/03/21 21:33 ◆ 最終更新日: 12/03/10 00:18
編集内容についての説明/コメント: 毒の成分を訂正しました
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