オススメコンテンツとは、推奨されているコンテンツのことである。
ここではニコニコ大百科で2017年12月1日にスタートした新機能について記述する。また2018年7月26日より実装された新機能・オススメ記事(旧・関連する記事)についても本項で説明する。
概要
niconico各サービスとの連携強化の一環として、ニコニコ大百科のそれぞれの記事に関連するオススメコンテンツを表示する欄を設置しましたのでお知らせします。
こちらで挙げられているコンテンツは、記事のタイトルや本文から抽出した特徴的なキーワードをもとに niconico内の動画、静画、ニュースを検索し、自動的に収集しています。
そのため、本文が少ないものや、記事の主旨とあまり関係のないキーワードが目立っていると、不思議な表示結果となる場合がありますのでご了承ください。
補足
更新間隔は動画と静画はおよそ1日、ニュースは随時となっており、比較的新しめのコンテンツが優先的に表示されるようになっています。
要するに、記事内容に関係する動画・静画コンテンツおよびニコニコニュースを表示するというものである。ニコニコ大百科では過去に「関連ニュース」という機能もあったが、それに似た機能と言える。
ニコニコ大百科のパソコン版と、スマートフォン向けの「スマートフォン版ニコニコ大百科」に実装されている。なおスマートフォン版では、2018年4月2日のリニューアル後からは「オススメコンテンツ」ではなく「オススメの関連コンテンツ」という名称に変わった。フィーチャーフォン向けの「ニコニコ大百科モバイル」には実装されていない。
2018年7月26日からは新機能「関連する記事」が実装。翌日には「オススメ記事」に改称された。従来のオススメコンテンツの位置にオススメ記事が表示されるようになり、代わってオススメコンテンツは記事最下部(掲示板の下)に表示される。
評価点・問題点
オススメコンテンツ・オススメ記事の評価点と問題点をあげる。随時、各利用者による追記・修正が望まれる。
評価点
- niconico各サービスとの連携強化が見込まれる。
- 記事内容を問わずniconico各サービスへの導線が確保され、各サービスとの接触機会が増える。
- 更新頻度の低い記事や関連コンテンツが膨大で拾いきれない記事においては、表示されるコンテンツが逐次変わる機能は有意に働くとみられる。
問題点
- オススメコンテンツ・オススメ記事は自動で収集・表示されるため、編集者の意図しない不適切なコンテンツが掲載される恐れがある。
- 収集の精度が低いため、その記事と無関係なコンテンツが表示される場合も多い。
- 記事本文に元から動画や静画、関連項目が掲載されていた場合、重複表記になる。
- オススメコンテンツ・オススメ記事を掲載する分、記事をスクロールする手間が増える。
- ユーザ記事でもオススメコンテンツ・オススメ記事が表示されるため、あたかもそのユーザが動画等をオススメしているかのような誤解を生じさせる。
- 閲覧者の使用する端末によっては、記事の表示速度が遅くなるなど、サイトの閲覧に支障が出やすくなる。
- コンテンツの選択および表示は強制的に行われており、たとえ不満や不快感を覚えてもユーザー側には対処する方法が無い。(後述の「非表示にする方法を参照」)
改善済の問題点
2017年12月8日にオススメコンテンツの位置が変更されたこと(PC版のみ)、2018年4月2日にスマホ版ニコニコ大百科が大幅リニューアルされたことにより、おおむね改善されているもの。
- ウォッチリストから記事を見た場合、オススメコンテンツのインラインフレームが白抜きで表示される。これはhttp(動画・静画)とhttps(大百科記事)が混在していることによる。
- オススメコンテンツ>動画でチャンネル動画を収集してきた場合、インラインフレーム上に「この動画はチャンネル会員専用のため表示できません」と表示される。これは動画ID「so~」で掲載していることが原因と思われる。
- オススメコンテンツと記事本文との境目が水平罫線1本しかなく、紛らわしい。それにより、編集者が記事を荒らしたのではないかというあらぬ誤解を受ける事例が散見される。
-
「ここに記すには余白が狭すぎる」「ジャガーマンシリーズ」のような本文領域外のレイアウトを指定している記事の場合、その趣旨を台無しにしてしまう恐れがある。
- オススメコンテンツの表示位置が下方に変更されたことで、趣旨を台無しにする恐れは減じた。
-
「Twitter」「Mastodon」のようなビジュアル再現系記事や「王ドロボウJING」「青(164)」のような白黒・寒色系を基調にした記事の場合、オススメコンテンツが記事レイアウトの調和を著しく乱す恐れがある。
- オススメコンテンツと記事本文が分かれて表示されるようになったため改善した。
- 一部の記事でオススメコンテンツが回り込み、レイアウトが崩れる恐れがある。
非表示にする方法
オススメコンテンツを記事に表示するかどうかを選択するための機能は公式に提供されていない。
しかしブラウザ拡張機能を用いて、オススメコンテンツ部分を非表示化することができる。
なお、以下の内容は主にパソコンによる利用者向けに記載されている。
広告ブロッカーを用いる方法
本来は広告ブロック用に使用されるブラウザ拡張機能でも、オススメコンテンツの非表示化が可能になる。
ユーザー数の多い有名な広告ブロッカーとして「Adblock Plus」「uBlock Origin」「AdBlock」など複数のものがある。しかしいずれもフィルター構文の基本的な部分には共通点が多いため、以下の方法はほとんどの広告ブロッカーで利用できると思われる。
広告ブロッカーの設定画面にある自作フィルター作成用のテキスト入力欄で、「dic.nicovideo.jp##span#getword
」と入力する。
(このフィルターは「ドメインdic.nicovideo.jp
内では、getword
をid
属性として持つspan
要素を非表示にする」という意味である。オススメコンテンツの表示領域が「<span id="getword">
」と記述されているため、このフィルターで非表示化できる。)
オススメ記事についても同様に、「dic.nicovideo.jp##.uz-ar.content
」と入力すれば非表示にすることができる。
Stylusを用いる方法
Chrome・Firefoxなどのブラウザで使用可能な拡張機能である。スタイルシートと言う形式を使用して、ウェブサイトのスタイルを自分好みに変更できる。やり方は、
- インストールした時にツールバー上へ追加された「S」マークのアイコンから「管理」を選ぶ。
- 「適用先」を「ドメイン上のURL」にした上で「dic.nicovideo.jp」を入力。(「追加」を選んで「dic2.nicovideo.jp」も入力するとよりカバーできる)
- コードを入力するテキストエリアに以下のコードを入力して、「保存」を選択:
span#getword { display: none!important; }
スタイルの名前は「スタイルを追加」の見出しの下にある入力欄を変更すれば良い。
関連項目
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- 0pt