オセアニアサッカー連盟(Oceania Football Confederation, OFC)とは、サッカーのオセアニアにおける大陸連盟である。
概要
国際サッカー連盟(FIFA)傘下の6つの大陸連盟の内の1つ。基本的にはオセアニアの国と地域が加盟しているが、オーストラリア、グアム、北マリアナ諸島の1か国2地域はアジアサッカー連盟に加盟(北マリアナ諸島は準加盟)している。また、かつて中華民国(後にチャイニーズタイペイ)が加盟、イスラエルが暫定加盟していたことがある。中華民国は中華人民共和国との関係により1974年にAFCを脱退したため、イスラエルはアラブ諸国との関係悪化により1974年にAFCから除名されたためである。現在はチャイニーズタイペイはAFC、イスラエルは欧州サッカー連盟(UEFA)に加盟している。
加盟国のサッカーのレベルは他の大陸連盟に大きく水をあけられている。2018年3月現在、OFC加盟国のFIFAランキングは最高でもニュージーランドの120位。2番目に最高位のランキングが低いAFCはイランの33位であり、その差は非常に大きい(もっとも、OFC自体がFIFAランキングを上げられる試合の機会が多くないという理由もあるが)。そして加盟国・地域も11の国と地域しかない(準加盟を含めても14)こともあって、FIFAワールドカップに単独で出場枠を与えられたことは一度もなく、1982年大会まではアジア・オセアニア予選としてAFC加盟国と出場枠を争い、1986年大会以降は0.5枠(1994年に至っては0.25枠)で大陸間プレーオフを勝ち上がる必要がある。オーストラリアがOFCを脱退してAFCに移籍したのもこれが理由で、ニュージーランドも最終的に取り下げはしたもののAFC加盟申請を出していた。
なお、2026年大会からは出場国が48か国に増加するためにオセアニアにも1枠与えられる予定となっている。
ちなみに、FIFAにおける国際大会で最大点差が付いた試合はOFCで開催されたものである。2001年4月11日に2002年日韓ワールドカップのオセアニア予選として開催されたオーストラリア対アメリカ領サモアの試合で、なんと31-0という結果となった。この結果を受けて、2006年大会以降は1次予選と2次予選に分け、上位国は1次予選を免除されるというシステムになった。
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