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オッドアイとは、左右で瞳の色が違う事、またはそういう状態になっている人や動物を指す言葉である。
オッドアイの「オッド(Odd)」とは奇数、不揃い、半端な、片方の、などの意味を持ち「オッドアイ=左右の瞳の色が違う」等の意味で使われている。
医学用語としては「虹彩異色症(こうさいいしょくしょう/Heterochromia of Iris/ヘテロクロミア・オブ・アイリス)」と呼ばれる。
ヒトにおけるオッドアイ
ヒトの瞳の色は眼球の中の「虹彩」と呼ばれる部分に含まれるメラニン色素の量によって決まり、メラニン色素が多い順に瞳の色は黒~濃茶色~褐色~灰色~緑~青~青紫と変化する。
「アルビノ」等のように色素異常がある場合、さらに違う色を持つ場合がある。
何らかの理由により片方の眼球だけメラニン色素の量が減少するような事があった場合、瞳の色が変わり、結果異常の無かった方の眼球と色が異なると言った事があり得る。
色素の存在量によって変わるため、皮膚が一部だけ色が違うといったような事があるのと同様に、片方の瞳の中で半分ずつ色が違うなどと言ったことも当然あり得る(オッドアイの人自体が稀な存在であるため、さらに稀であるが)。
なお「虹彩異色症」とは「症」とは言うものの、それ自体は単純に「左右の瞳の色が違う状態」を現す言葉であり、虹彩異色症だったからと言って必ずしもその人が何らかの疾病を抱えているとは限らないので注意。
| 先天性の虹彩異色症 | |
| 単純な遺伝 | 極々稀ではあるが、正常な遺伝の範囲で左右の眼それぞれに 違う遺伝情報が現れオッドアイとなる事がある。 |
| ワーデンブルグ症候群 | 染色体異常のひとつ。聴力障害と併発する事が多い。 殆どは眼に関しては色素以外は正常であるが、 視力障害を併発する事が稀にある。 |
| まだら症 | 胎生時において、母親から色素に関する遺伝が 正常に行われず、体の一部分だけ色素が欠乏する。 多くは皮膚や体毛に起こるが、眼球の虹彩に起こる事が稀にある。 |
| 後天性の虹彩異色症 | |
| 事故などによる物理的損傷 | デヴィット・ボウイなどが有名。 外的な原因により直接眼を怪我した場合等。 怪我が直接の原因でなくとも、その後の治療によって 色が変わる事もある。 |
| 緑内障 | 必ずなる訳では無いが、緑内障は眼圧の上昇を伴う事が多いため 虹彩の損傷に繋がる事がある。 |
| 虹彩毛様体炎 | 虹彩と虹彩に隣接する毛様体(虹彩と水晶体を繋ぐ組織で、 養分を運ぶ働きや、水晶体の収縮のための筋肉の働きをする組織) が炎症を起こし、虹彩の損傷に繋がる事がある。 |
| ホルネル症候群 | 眼に関する交感神経の損傷によって起こる。 虹彩異常に繋がる可能性は低いが、ホルネル症候群自体が 体の片側にのみ起こる場合が多いため、虹彩異常を併発すると 多くの場合虹彩異色症になる。 |
| 移植手術 | 虹彩や虹彩を含む眼球組織の移植を受けた場合、 当然ながら虹彩が別物になるため色は変わる。 |
この通り、虹彩異色症である人は眼に関する何らかの異常を抱えた結果として虹彩異色症になっている場合が多く、「オッドアイ=視力障害」と言ったイメージを持たれている事が少なくない。
しかし実際は、単純な遺伝の現れによるオッドアイはもちろんの事、遺伝子障害によるオッドアイであっても視力自体はごく正常である事も多々あるため、オッドアイである事と視力障害を持っている事に直接の関連は無い。
後天的に虹彩異色症になった場合に関しては眼に関する機能に物理的な損傷が出た場合が殆どであるため、何らかの異常を抱える事が多い。
ネコにおけるオッドアイ
オッドアイ自体は殆どの動物に起こる可能性があるが、中でもネコが特に多いため、ネコについて記述する。
ネコにおけるオッドアイは、おおよそヒトにおけるそれと同じ原理で起こり得るが、いくつかの場合が見られる。
3については、オッドアイが聴力障害の原因だと言う印象を持っている人がいることがあるが、これは正しくない。
厳密には「白い体毛で青い目」と言う遺伝の組み合わせが聴覚障害の原因であり、オッドアイの猫は条件が重なる事が多いというだけである。
(実際、オッドアイの猫のおよそ7割はいたって正常な聴覚をしている。)
フィクションにおけるオッドアイ
現実の歴史でもアルビノやオッドアイなどの外見的に明らかな差異を持つ人間は特別な存在として扱われ、時に神格化されてきたこともあった。
そのためか、SFやファンタジーなどでは、しばしば「特別な存在」である事の特徴づけとしてオッドアイの人物が登場する。
実在の人物としては先述の通りかなり稀な存在であるが、ステータスとして分かりやすい特徴であるからか、創作の設定においては枚挙に暇が無いほど例が存在する。
またそれらの人物が「特別な能力等を持っている」と言う特徴づけがなされる事はほぼ共通であり、ファンタジーものの漫画や小説の新人賞などでは少なくとも10作に1作は「特殊な力を持つオッドアイの人物」が登場するものであった[1]と言う話すらある。
別の場合では、虹彩認識(虹彩の部分にある毛様体筋の皺の形により個人を識別する方式。指紋認証と同程度の信頼性があるとされる)を回避するために、別人の虹彩を移植すると言う設定も存在する。
オッドアイの人物
実在の人物
| 名前 | 右目 | 左目 | 職業とか | |
|---|---|---|---|---|
| 後備 | ||||
| アレクサンドロス大王 | 不明 | 歴史上の人物 | ||
| 伊達政宗 | 青 | 黒 | ||
| 右目が病気により見えなくなったのではなく、実はオッドアイだったのではないか、という説がある。また、その説に関して政宗の父親がスペイン人(これも諸説あり)なのではないか、という説がある。 | ||||
| ジェーン・シーモア | 不明 | 女優 | ||
| ケイト・ボスワース | 褐色 | 青 | ||
| 奥菜恵 | 黒 | 黒 | 茶 | |
| 左目は2色が縦半分に分かれている。 | ||||
| デヴィット・ボウイ | 青 | 緑 | ミュージシャン | |
| 左目は事故により失明・手術の結果として緑に。 | ||||
架空の人物
追加希望の掲示板での書き方
【名前】:大百科に記事があるなら、その表記方法で。
【作品名】:大百科に記事があるなら、その表記方法で。
【瞳の色】:公式からの色の種類の発表がない限り、原色(大雑把での色分け)で表記。
右→左の順番で。「不明」表記は可。
【後備】:オッドアイに関することのみ(能力や成り行きなど)。
関連動画
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関連項目
脚注
- *『キャラクター小説の作り方』(大塚英志・著)の中で「ザ・スニーカー」誌に書かれた件の内容が引用されている。具体的には、 「ザ・スニーカー」誌・第6回スニーカー大賞の「第一次選考の選考過程で目に付いたさまざまな問題点」それぞれについて解説があるのだが、その中に「よくあるキャラクターを安易に使う」という項目が出てくる。そこでは実例として、左右の瞳の色が違うキャラクターを登場させる作品があまりに多いことが挙げられている。
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%AA%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A2%E3%82%A4


ページ番号: 470566
リビジョン番号: 1457483
読み:オッドアイ
初版作成日: 08/08/17 20:45 ◆ 最終更新日: 12/03/02 15:14
編集内容についての説明/コメント: >>191>>193を反映
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