オランジーナ(Orangina)とは、フランスの飲料会社オランジーナ・シュウェップス社の柑橘系果汁入り微炭酸飲料である。
概要
1936年誕生というかなり歴史のある飲料ブランドであり、本国フランスではコカ・コーラ並の人気を誇る国民的飲料である。
ヨーロッパを中心に60カ国に向けて販売されており、日本では三菱商事が1996年から輸入品を発売していたが、2009年にサントリーがオランジーナ・シュウェップス社を買収し権利を取得したため2012年3月27日からサントリーによる国内生産品が全国発売されている。
余談だが、オランジーナ社は1984年以降ペルノ社の傘下であった。2000年にキャバドリー・シュウェップス社に買収されオランジーナ・シュウェップス社となった後2006年にスピンアウトさせられ投資ファンドに売却、2009年にサントリーが購入した。これにより各国のオレンジーナの発売元はサントリーの傘下に入ったが、北米のみ同じキャバドリー・シュエップスのスピンアウト企業であるドクターペッパー・スナップル社が販売権を所持している。また、サントリー社はオランジーナ・シュウェップス社を買収したことによりフランス、スペイン、ポルトガルでのシュウェップスの販売権を取得したが日本でのシュウェップスの販売権はコカコーラ社にあるため、日本でのシュウェップス製品は今後もコカコーラ社から発売される。
果実本来の味わいとなるよう、オレンジを中心に、レモン、マンダリンオレンジ、グレープフルーツなどがブレンドされた飲料となっており、アクセントとしてオレンジピールエキスなども配合されている。また、清涼飲料水では珍しく甘味料に砂糖のみを用いており、コーンシロップ(いわゆる果糖ブドウ糖溶液、水飴の仲間で口当たりが軽くコストが安い)は使用されていない。
容器にも特徴があり、電球(バルブ)のような丸みを帯びたその形状は「バルビーボトル(Bulby Bottle)」と呼ばれ、フランスでは1951年からこの形状の容器で売られているが、日本での販売においても本家バルビーボトルをモチーフにデザインされたペットボトルが用いられている。また日本版オランジーナは、炭酸量と果実が減量されている。
公式サイトでは、オランジーナをよりおいしく飲む方法として、ボトルを逆さまにして3秒待った後に飲むことで、果実分が混ざっておいしくなると紹介されている。興味のある方はどうぞためしてシルブプレ!
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日本でのCM
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