オリビエ・レンハイムとは、日本ファルコムのRPG『軌跡シリーズ』の登場人物である。
CV:子安武人
登場作品
概要
自称旅の演奏家、愛の伝道師、漂泊の詩人にして不世出の天才演奏家。他称はスチャラカ演奏家等。
自己陶酔的かつ空気を読まないその言動はシリアスなシーンを一瞬にしてギャグパートに変えることもあり、軌跡シリーズを代表する愛すべき馬鹿とも言える。
ただし、その言動から初見では単なる変人と取られがちだが、本質的にはかなりの切れ者。シリーズが進み、彼に関連した情報が明らかになるにつれて、スチャラカぶりとその内面のギャップが際立つようになっていく。
(ネタバレ防止のため白文字。掲示板で合意取れ次第解除)
その正体はエレボニア帝国皇帝ユーゲント3世の長子、オリヴァルト・ライゼ・アルノール。帝国皇子という身分ではあるが、正妃の子でないため皇位継承権からは離れている。ただしその分しがらみも無い。
作中での行動
空の軌跡FC
飛行船行方不明事件の調査のため、リベールとエレボニアの国境であるハーケン門を訪れていたエステル達一行がモルガン将軍と揉めていた所で突然演奏を始め、その場に微妙な空気を流しつつ初登場。この時点での年齢は25歳。
パーティから一時離脱し、終章で再登場した際にも、さも当然のように琥珀の愛を演奏している。
ちなみにこのリベール訪問の目的は演奏旅行ではなく、S級遊撃士であるカシウス・ブライトとの接触にある。
空の軌跡SC
ルーアンにて市長候補者のそれぞれの支持者が揉めている所にわざわざボートで乗り付けて突然演奏を始め、その場に微妙な空気を流しつつ再登場。
後半にかけて一時離脱し、帝国に帰国するが、終章で再登場する際は本来の身分でリベールを訪問する。
空の軌跡 The 3rd
この作品から本格的に彼の動向が描写されるようになり、音楽家ではなく、彼本来の身分での活動が主となっていく。本作においては26歳。
帝国宰相、ギリアス・オズボーンに対抗するため、積極的に公務に励み、社交界に顔を出す等の形で自らの足場を固めていることが語られており、『エレボニアの新たなる寵児』とも呼ばれている。
碧の軌跡
皇帝の名代として、オズボーンと共に西ゼムリア通商会議に出席するためクロスベルを訪問。しかしそのフリーダムっぷりは健在であった。この当時27歳。
閃の軌跡
時系列的には碧の軌跡よりも前、零の軌跡と同時期となる。ストーリー開始時点で27歳。
トールズ士官学院の理事長職を務めており、ARCUS試験運用のための特科クラス、《Ⅶ組》の設立にも関わっている。
閃の軌跡II
閃の軌跡ラストにて勃発した内戦開始以後消息不明であったが、リィンがパンタグリュエルから脱出の際にカレイジャスにて駆けつける。
その後は内戦を終息すべくリィンたちに東部をまかせた後に、激戦区である西部へと向かう。
キャラクター性能
空の軌跡
導力銃を武器とすること、オーブメントのスロットが全て1本のラインで繋がっているためアーツを扱いやすいことから、基本的に後衛向きのキャラ。ステータス的にもアーツの仕様に特化しており、EPとATSは最高クラスだがHP、STR、DEFは最低クラス。
クラフトは基本的に射撃技で、火力こそそこまで高くないものの射程距離も長さ故扱いやすい。
ちなみに、彼のクラフトで銃を使わないものはSCにて習得するSクラフト、レクイエムハーツのみで、こちらは愛用のリュートを豪快にかき鳴らす技(ただし音波攻撃の類ではない)。
オーブメントも属性限定スロットが幻属性1つだけなので、全スロットが無制限のレン程ではないにせよクォーツの組み合わせは多彩。そのため同じくライン1本ではあるが水属性スロットの多いクローゼ以上に多種多様なアーツを扱うことが出来る(しかもこの2人は通常攻撃のリーチがオリビエと比べると短い)。
特にSCまではレンをパーティメンバーとして使用できないので、自ずと使用に必要な属性値が多い高レベルのアーツを使用する場合は必然的にオリビエの出番が増えることになる。ただし、適当なクオーツのセッティングだとその汎用性が器用貧乏に直結するのでその点は注意。
イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ
こちらでも導力銃を武器とすることから基本的には遠距離攻撃主体……のはずなのだが、タメ攻撃が何故か近距離攻撃。故に大技を使うために接近戦を余儀なくされるというある意味本末転倒な戦闘スタイルになっており、若干扱い辛いキャラクターとなっている。
関連動画
問題の初登場シーン。
フルボイス化された暁にはテラ子安と言わざるを得ないだろう。
関連項目
- 3
- 0pt