オレイカルコス・シュノロスとは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」に登場するカード、のような何かである。
……たぶん。
概要
アニメDMオリジナル「ドーマ編」の最終決戦、遊戯&海馬VSダーツ戦でダーツが使用した、ぼくのかんがえたさいきょうのもんすたー。ダーツが思いついた効果を好きなときに適用できる能力を持つ、イメージ力が問われるモンスターである。
……ではあんまりなので真面目に説明すると、このカードは「オレイカルコス・キュトラー」の真の姿であり、おそらく以下のような効果を持つと思われる。
- このカードは「オレイカルコス・キュトラー」の効果でのみ特殊召喚することができる。
- この効果で特殊召喚したこのカードの攻撃力は、「オレイカルコス・キュトラー」が無効にしたダメージの合計となる。
- このカードが戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時にこのカードの攻撃力は戦闘を行った相手モンスターの攻撃力分ダウンする。
- このカードの特殊召喚に成功した時、「オレイカルコス・デクシア」と「オレイカルコス・アリステロス」をそれぞれ1体特殊召喚する。
- このカードが破壊される時、このカードの攻撃力を0とする。また、攻撃力が0のこのカードが破壊された時、自分のライフが10000ポイント以上ある場合、ライフポイントを全て払い、手札を全て捨てることで、「邪神ゲー」1体を特殊召喚する。この効果を発動する場合、自分のライフポイントが0となっても自分は敗北とならず、「邪神ゲー」が破壊された時、自分は敗北する。
- このカードは「オレイカルコス・シュノロス」の効果でのみ特殊召喚することができる。
- 自分フィールド上に「オレイカルコス・シュノロス」が存在する限り、このカードは破壊されない。
- このカードが戦闘を行う場合、ダメージステップ終了時までこのカードの攻撃力は、戦闘を行う相手モンスターが攻撃表示である場合は攻撃力+300ポイント、守備表示である場合は守備力+300ポイントの数値となる。
- この効果が発動した場合、自分フィールド上に存在する「オレイカルコス・シュノロス」の攻撃力は、戦闘を行ったダメージステップ時のこのカードの攻撃力分ダウンする。
- このカードは「オレイカルコス・シュノロス」の効果でのみ特殊召喚することができる。
- 自分フィールド上に「オレイカルコス・シュノロス」が存在する限り、このカードは破壊されない。
- このカードが戦闘を行う場合、ダメージステップ終了時までこのカードの守備力は、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力+300ポイントの数値となる。
- この効果が発動した場合、自分フィールド上に存在する「オレイカルコス・シュノロス」の攻撃力は、戦闘を行ったダメージステップ時のこのカードの守備力分ダウンする。
というやりたい放題な効果を持っている。
「ミラーフォース・ドラゴン」に「オレイカルコス・キュトラー」が破壊されたことで特殊召喚される。このときの攻撃力は「オレイカルコスの結界」の効果と合わせて、実に20000というとんでもない数値になっていた。しかし、このあと∞とか∞を超える∞とかわけの分からないのが出ている上に、後にサイバー流や絆パワーなどがこの数値を上回っているため、今となってはどうもインパクトがない。
「殉教者の呪い」で海馬の「ミラーフォース・ドラゴン」と強制的に戦闘を行い、海馬のライフを0にした。だが、海馬は倒れる前に「決死の希望」で遊戯に希望(ライフポイント)を託した。
次のダーツのターンにはデクシアで「翻弄するエルフの剣士」を攻撃するが、「ソウル・シールド」で破壊を免れられ、バトルフェイズを終了された。
この強大な力を前に一度はあきらめかける遊戯であったが、その後立ち直り「レジェンド・オブ・ハート」を発動。ティマイオス、クリティウス、ヘルモスの3体の名も無き龍の真の姿を特殊召喚し、「オレイカルコスの結界」、「オレイカルコス・デウテロス」、「オレイカルコス・トリトス」の3枚のオレイカルコスの三重結界を破壊した。
……ええ、ごらんの番組は遊戯王ですよ。
その後、アリステロスが連続で攻撃を受けたことでこのカードの攻撃力は5900までダウン。最終的に「聖なるバリア-ミラーフォース-」を吸収したクリティウスの効果で破壊された。そして「邪神ゲー」が登場。いよいよデュエルは学芸会へ向かっていく……。
攻撃名は「フォトン・リング」。カイトさんがやってきそうである。
常にあるモンスターの攻撃力にいくらかの数値を加えた数値となる、という点では「邪神アバター」と類似する効果。また、後述のOCG効果は「邪神イレイザー」と類似する。
オレイカルコス(ορεíχαλκος , oreichalkos)は、古代ギリシア、ローマの文献中にある金属のこと。「オリハルコン」とも。銅や銅系合金のことだとする説や、存在自体が架空のものであるとする説など、さまざまある。
OCG版
「LIMITED EDITION 15」(Vジャンプ2009年7月号応募者全員サービス)でOCGに登場。「ガーディアン・エアトス」とともに数年越しでのOCG登場となった。
効果モンスター
※「LIMITED EDITION 15」収録のカード(LE15-JP001)による
星10/闇属性/機械族/ATK ?/DEF 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に存在する通常モンスターが戦闘によって破壊された場合、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードの攻撃力は相手フィールド上に存在するモンスターの数×1000ポイントアップする。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
フィールド上に表側表示で存在するレベル4の通常モンスターはカードの効果では破壊されない。
なんだかよく分からない改変を受けて別物となってOCGに登場した。アニメ版が狂いすぎていたのでこの改変もやむなしかもしれない。
効果の都合上、通常モンスターやデュアル、トークンデッキなどに投入されることになる。
通常モンスターの戦闘破壊をトリガーに特殊召喚される奇襲性の高さは魅力だが、攻撃力が相手の場に依存してしまうのが難点。相手がモンスターを大量展開していない限り、特に耐性もないので簡単に対処される可能性が高い。
レベル4のモンスターに効果破壊耐性を持たせる効果もあるが、戦闘破壊はカバーできないので、レベル4くらいの攻撃力だと対処される可能性が高い。
このカードを使いたいなら「凡骨の意地」などを入れてレベル4通常モンスターを中心としたデッキを組むのがいいだろう。「強者の苦痛」などで戦闘サポートも行いたい。また、「おジャマトリオ」などで相手フィールドにモンスターを特殊召喚すればこのカードの攻撃力を能動的に上昇させることができる。
獣戦士族デッキなら「ジェネティック・ワーウルフ」などのレベル4通常モンスターが使え、また、「獣神機王バルバロスUr」のコストにもなる。
後にOCG化した関連カード「オレイカルコスの結界」は発動時に自分の特殊召喚モンスターを破壊する効果を持っているため、もし両方を採用した場合、このカードを特殊召喚した後に発動すると自滅してしまう。その代わり、特殊召喚されたレベル4通常モンスターがこのカードとフィールド上に存在していた場合、レベル4通常モンスターは破壊されずにフィールドに残る。
その点にさえ気をつければ、自分のレベル4通常モンスターを結界で補強しつつ、このカードで効果破壊を防ぐ戦術が一応とれる。
このカードが自身の効果で弱体化した場合も、「オレイカルコスの結界」の効果で攻撃される危険性を減らせるので、それなりにかみあっている。
同じく土偶をモチーフとする「磨破羅魏」とは違い、機械族に設定されている。
「レスキューラビット」などの自壊効果もこのカードで回避できる。
自身の効果でアップする攻撃力の理論上の最大値は5000。どう頑張っても20000にいかないのが残念なところである。それどころか、実際のデュエルでは3000すら大変かもしれない。
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