オーバルアーツとは、ゲーム「軌跡シリーズ」における魔法の事である。
概要
軌跡シリーズの世界では《導力》と呼ばれるエネルギーによって作動する機械、導力器《オーブメント》が普及しており、照明・通信・乗り物等に利用されている。そしてその技術を応用した魔法の事を導力魔法《オーバルアーツ》と言い、作中では略してアーツと呼ばれる事が多い。
オーブメントの中でもアーツを使用する為の機械を戦術オーブメントと言う(ただし作中、オーブメントという場合はもっぱらこの戦術オーブメントを指す事が多い)。この戦術オーブメントにクオーツと呼ばれる結晶回路をセットする事でアーツを使用出来る様になる。
ゲーム内に於いては戦闘に参加するパーティメンバーにはオーブメントが与えられており、店で購入したり、宝箱から入手したクオーツをプレイヤーがオーブメント内に組み込んでいく事になる。この時、クオーツの組み合わせによって使用可能なアーツが変化する。
アーツの種類と作成に必要な組み合わせはゲーム内で確認出来る様になっている。
初期アーツはクオーツ一つで発動可能だが、上位アーツ程組み合わせが複雑になっていく。アーツを発動するとオーブメントのEP(エネルギーポイント)が消費され、こちらも上位アーツ程消費量が多い。
キャラクターが持つオーブメントの構造は一人一人異なり、一本のラインで結ばれたスロットの数が多い程、複数のクオーツを組み合わせられるので上位アーツが作成し易い。また、EP量もラインが長い程大容量となる。
基本的に肉弾戦に強いキャラクターはオーブメントのラインが短い傾向にあり、逆にラインの長いキャラクターはアーツ要員として運用し易い。
アーツの威力に関しては、攻撃系アーツはキャラクターが持つATS(魔力)の能力値に依存するので、ATSが高ければその分威力が強い。ただし、回復・補助系はATSに依存しない。
アーツの属性
アーツには地・水・火・風・時・空・幻と七種類の属性があり、敵によっては特定の属性に対して強い・弱いといった性質があるので、戦闘では敵の弱点属性に対応したアーツで攻撃するのが基本戦法となる。敵がどの属性のアーツに弱いかは戦闘中の情報画面から確認出来る。
主人公達が暮らす世界に生息する敵は基本的に地・水・火・風、いずれかの属性に影響するが、悪魔や亡霊といった異世界の敵は時・空・幻の属性に影響している。また、敵の中には全ての属性に対して影響を持たないものも居る。
戦術オーブメント
先述の通り、導力魔法を使用するためには戦術オーブメントを持つことが必要である。この戦術オーブメントはエプスタイン財団が一手に手掛けているのだが、作中でもストーリーの進行に伴いバージョンアップが図られている。
戦術オーブメントの変遷は以下の通り。
- 空の軌跡FC
この時点でのスロット数は6個。 - 空の軌跡SC・3rd
スロット数が7個に増えた他、スロットを強化することによりより効果の高いクォーツをセット可能になっている。ただしFC時代のクォーツとの互換性はない。 - 零の軌跡
第5世代戦術オーブメント《エニグマ》が登場。クォーツ形状は前世代の球形から角型へ変更された。
オーバルアーツの使用についてはそれまでの物とほぼ同等の機能を持つ。ただし、使用できるアーツの種類や必要属性値などには変更がある。
最大の特徴として無線通信機能が付与されたことが挙げられる。デザインもそれまでの懐中時計を思わせるものから折りたたみ式の携帯電話に近い形状となった。
また、フェイスカバーの変更も可能でストラップも取り付けられるようになっている。 - 碧の軌跡
中央スロットをマスタークォーツ専用とした《エニグマ2》が登場。
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関連項目
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