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オーラバトラー
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オーラバトラー』とは、アニメ監督として知られる富野由悠季氏が創造したファンタジー世界、「バイストンウェル」シリーズに登場する搭乗ロボットの総称である。オーラバトラーが活躍する作品には、テレビアニメ聖戦士ダンバイン」、小説「オーラバトラー戦記」、オリジナルビデオアニメ聖戦士ダンバイン外伝New Story of Aura Battler DUNBINE)」「リーンの翼」があるが、いずれも一種のパラレル作品になっており、その設定細部は異なる。

本項ではに、最も知名度が高い「聖戦士ダンバイン」のオーラバトラーについて、作中の大まかなストーリーを追いながら解説している。正確には「オーラバトラー」とオーラのあとに「・」がつくが、検索のしやすさ、記事の見やすさを考えて、「・」は未表記にした。ご了承願いたい。

概要

オーラバトラーは、バイストンウェルのアの地方ドレイク・ルフトが召喚した地上人ショット・ウェポンによって開発されたオーラマシンの一系統であり、オーラマシンが登場するすべての作品において、戦闘メカとして活躍している。

高度なと格闘を併せ持つ強戦闘兵器であり、その性は、はるか科学技術の進んだ地上文明のそれを駕するほどだが、驚くべきことにショットバイストンウェルに召喚されて、わずか数年のうちにこれを完成形に導いている。

短期間において研究成果を結実できたのは、ロボット工学の俊英と言われたショットの才飽くなき研究意欲、それを支えたドレイクの野心、さらに地上にはありえないバイストンウェルの生物特性によるところが大きい。

全てはミ・フェラリオから

サービスカット地上から召喚されたショット興味をいちじるしく引いたのは、ミ・フェラリオら一部の有生物だった。彼女らはその体重を浮かせられるとは思えないほど、小さく薄い羽で自由飛翔していた。ショットはその際に生じるのようなきを見て、地上では「オーラ」と呼ばれていた生体エネルギーの存在を確信。これを利用して動く機械開発に着手した。

しかしバイストンウェルは文明が中世レベルで停滞しており、電子機器はおろか試験管ひとつ手に入れることができない。ショットは必要なものは自分で作り、ドレイクから与えられた助手たちに科学技術を教え込むなどして、この最初の難関をどうにか乗り越え、4年(地上換算で2年)の歳を費やして最初のオーラマシン「ピグシー」の開発に成功する。

ピグシーは三本足で走行する小機で、地上界のバイクに相当する乗り物である。材料としたのはバイストンウェルの大甲殻(通称:強)で、外殻はもちろん、オーラマシンの中核をなすオーラリキッドセイバーオーラ力の吸収転換溶液)、オーラマルス(駆動用筋肉)も、この強から作り出された。制御コンピューター代わりの生体ジャイロ代わりの三半規管は別の生物から取り出して移植している。これら材料面に関しては、のちに作られるすべてのオーラマシンに共通したものとなる。

このピグシーの稼働を見て、ドレイクは「奇跡の技だ」と大きな関心を寄せ、「最終的には飛翔する騎士を作りたい」というショットの意欲を強く後押しするようになった。

オーラボムの登場

大がかりな狩りが行われ、甲殻が加工しやすい強キマイラグが大量にショットのもとへ運び込まれた。その体組織の研究によって、ショットはついにオーラ力による飛翔メカニズムの解析に成功する。ミ・フェラリオキマイラグは、大気中のオーラを吸収、圧縮、転換して揚と推を生み出す飛翔コンバーターのような器官を体内に備えており、昆虫のような羽はその方向を制御する切り羽だった。

この発見に加え、ショットは地上のジェットエンジンを参考に、面すべてにオーラリキッドセイバーを塗り、器官内の圧縮を高めて噴射する、独自の飛翔コンバーターを開発した。この形式ならば、搭乗者のオーラ力は点火装置に等しいため、体力の消耗はかなり低く、かつ航続距離を延ばすことが可だった。

こうして生まれたのが、初の軍事オーラマシンオーラボム「ドロ」である。円盤状の胴体に、火炎放射器を装備した4本の触手を持つこの兵器によって、ドレイクは当時コモン[※1]を荒らしていたガロウ・ラン[※2]の駆逐に成功する。

※1 バイストンウェルの中層。バイストンウェルに関わるどの作品で、要な舞台となる。
※2 バイストンウェルの下層「地の」の住人。素行のよろしくない人々。

オーラバトラーの完成と進化

これらの技術の蓄積をもって、ショットはいよいよ標であった「飛翔する騎士」すなわち「オーラバトラー」の開発にとりかかる。それは、ここまでの研究開発に要した苦難にべれば、ごく短期間で完成に至った。

数体の実験機を経て、最初に完成した量産機が「ゲド」である。 しかし人の機体はドロなどにべると、必要とされるオーラ力が高く、搭乗者が非常に厳選されてしまう結果となった。これではいずれ搭乗者不足となることを予想したショットは、オーラ力増幅器の開発を進めるいっぽうで、ドレイクに新たな地上人召喚を依頼する。

地上から呼びこまれた技術者ゼットライトショットにあっさり共鳴し、学生マーベルフローズンも渋々ながらテストパイロットを引き受けた。そうして開発が進められたのが、実験機のダンバインと新量産機ドラムロであるが、このころには周辺領たちがドレイクの動向を不審がり、開発現場にスパイを送り込むようになった。

ドレイクの下上を察知したギブンは、スパイを使ってマーベルの説得にあたる一方で、盗み出した技術により独自のオーラバトラーの開発にとりかかる。この技術流出はマーベル離反後も続き、さらにのちのショウ・ザマによるダンバインごとの離反が、反ドレイク連合の技術向上に大きく寄与したと思われる。

ゲドの次に完成したのが「ドラムロ」である。これには初期のオーラ力増幅器が搭載され、搭乗者の疲労を軽減したほか、追従性も向上。さらに生産性が高いこともあり、ドレイクの造反から戦争の最終局面まで、もっとも用いられた傑作機となった。ショットはこのドラムロを効率よく運用するために、ウィングキャリバーオーラシップ開発。こういった枝分かれが、オーラマシン進化をさらに加速させた。

地上界における性能

ダンバインバストールによる戦闘中アクシデント、そしてオーラマシン戦争によるバイストンウェル崩壊を懸念したジャコバ・アオンフェラリオ女王)などによって、オーラマシンは地上界に解き放たれたが、これはオーラマシンに新たな性を獲得させる結果となった。

地上界においては、オーラマシンのすべての武装がバイストンウェルでの使用にべて、数倍から数十倍もの威を発揮した。具体的な例では、単なる小火器に過ぎなかったオーラショットが、ナパーム弾並みの破壊となって東京都心を焼き尽くしている。さらに発散されるオーラ力が一種のバリアを形成し、誘導兵器レーダーを攪乱するばかりか、視による直接攻撃すら防いでしまった。

これらの現は、地上においてはオーラマシンそのものがオーラ力増幅器と化すこと、の安息所であるバイストンウェルに対し、の生命活動が行われている地上界の方がオーラ力に満ちていること、などの理由が推察できるが、正確なところははっきりしていない。このパワーアップショット・ウェポンにすら予想外だった。

そうしたパワーアップの究極が「ハイパー化」と呼ばれる巨大化であったが、これは戦闘力と引き換えにした暴走自滅にほかならず、オーラバトラーのパイロットたちを震え上がらせた。ハイパー化を起こしたのはジェリル・クチビ、トッド・ギネス黒騎士ショウ・ザマといった面々であり、一定以上のオーラ力の持ちが、感情を昂ぶらせることによって引き起こすようである。ハイパー化には個別記事もあるので、そちらも参照していただきたい。

これらのパワーアップは、地上界に追放されたドレイクらの野心をむしろ燃え上がらせ、各勢が地上界の々と協調したことで戦争はさらに化。ついには核攻撃にまで至ったが、オーラマシンバリアはそれすら耐えきってしまう。強オーラバリアを持つオーラマシンには、同等のバリアを持つマシンをぶつけるしかない。こうした反ドレイク連合の決断によって、戦争終盤では壮絶な体当たり攻撃が行われ、バイストンウェルと地上を巻き込んだ騒乱は決着した。

主なオーラバトラー

以下、劇中で活躍した各オーラバトラーの性や成果などについて解説する。

ゲド

全高 6.7メット
重量 5.1ルフトン
必要オーラ力 13オーラ
巡航速度 150リル
最高速 180リル

アの地方ドレイク・ルフトのもとで最初に完成されたオーラバトラー。

おそらくショットにとっては最初の標を達成した、という程度の機体に過ぎず、武装はオーラソードだけで、ワイヤークロー火炎放射器すら持たない。また、外殻材料となっているキマイラグは強の中でも軟らかく、装甲面ですら貧弱だった。必要オーラ力の高さもネックで全オーラバトラーを見渡してみても、数値が11以上に達する機体は、本機とビルバインしかない。

ただしキマイラグの甲殻を磨いて作ったコックピット前面のマジックミラー、頭部センサーによる周辺情報の補助、といった基本的な仕様は、以後の全オーラバトラーで採用されている。

ドレイクによって、アのの王フラオン・エルフのもとへ大量に献上されたが、これは恭順を装うドレイクの策のひとつだった。造反したドレイク軍は、性で上回るばかりか、飛び道具まで備えるドラムロ、ビランビーを中心に投入し、練度も士気も劣るアの正規軍を圧倒してしまった。

ドラムロ

全高 7.4メット
重量 6.9ルフトン
必要オーラ力 10オーラ
巡航速度 180リル
最高速 220リル

テントウムシ

ショットゲドの次に完成させたオーラバトラー。ドレイク軍の初期から最終決戦まで運用された機体で、バーン・バニングスのようなエリートから、最下層の兵士まで幅広く搭乗した。

機体が丸く嬌のある形をしているが、これはゲドダンバイン材料となった強キマイラグが乱獲によって減したことと、その外殻が軟めのため、戦闘兵器としては強度に問題があった、という二重の理由による。ドラムロの材料は強ガッダーであり、独特のフォルムもそのである。

オーラコンバーター、イメージプロセッサ、飛行などの良、および火炎放射器フレイボム)の搭載によって、ゲドとはべ物にならないほど性が向上、安定している。オーラバトラーとしてはひとつの完成形と言えるが、マニピュレーターが3本だったことは騎士層に不評だった。しかし戦争が進むにつれ広く支給されるようになったビランビーは、ランチャー弾数が少なく、フレイボムに慣れた下級兵士にはドラムロのほうが好まれたという。

ダーナ・オシー

全高 7.6メット
重量 5.2ルフトン
必要オーラ力 10オーラ
巡航速度 160リル
最高速 190リル

野心を見せ始めたドレイクに対抗すべく、ギブンショットの助手をしていた鍛冶ドルプル・ギロンを雇って開発したオーラバトラー。登場時期から考えて、すでに量産体制にあったゲド開発中だったドラムロ、ダンバインの設計図を参考にしたと考えられる。

基本武器であるオーラソードに加え、同時期の機体であるダンバインで採用された火発射式の火器(四連装ロケットランチャー)をくも導入している。手にはフレイボムも内蔵されていたが、何らかの理由により使えなかったらしい。

ドレイク側にはショットゼットのような地上人のエンジニアがいなかったため、試行錯誤の末にできた実験的な機体であり、数値的な性ではゲドより上だが、ドラムロを下回っている。にも関わらず、それなりの戦果をおさめられたのはメインパイロットを務めたマーベルフローズンが、よりもオーラバトラーの扱いに習熟していたおかげだろう。

しかし急速な進化を遂げるオーラバトラーの性にやがてついていけなくなり、マーベルはボゾンに乗り換え、ダーナ・オシーキーン・キッスに譲られた。その後、戦闘中の破損を機として棄されたもよう。

本機のデータはのちの反ドレイク側が製作するボゾン、ボチューンの下地となった。

ダンバイン

全高 6.9メット
重量 4.4ルフトン
必要オーラ力 10オーラ
巡航速度 200リル
最高速 280リル

カブトボオオオオオグ

ショット開発したゲド直系のオーラバトラーで、のちの新機の参考にすべく、オーラ力による限界を取り払った実験機。

オーラ力感応収集装置、オーラコンバーター、プロセッサともにゲドドラムロをはるか駕しており、これによってダンバインパイロットしだいで無限を発揮できる一方、性の高さゆえ地上人以外では運用の難しいものになった。

完成当時には、それまでテストパイロットだったマーベルフローズンが反ドレイク側へ回ってしまっており、それに代わる地上人として召喚されたのが、ショウ・ザマ、トッド・ギネス、トカマク・ロブスキーの三人である。しかし建造された三機のうちトカマク機、トッド機ともに大破し、一残ったショウ機がパイロットとともに反ドレイク連合についたことから、その機体ノウハウが生かされ、オーラバトラー同士による戦争が悪化することにもなった。

本機のワイヤークロー機構、オーラショットという新機軸の飛び道具は、のちのオーラバトラーにも受け継がれており、そういった意味でも進化系統の重要なポジションに位置している。

ビランビー

全高 9.2メット
重量 9.5ルフトン
必要オーラ力 7オーラ
限界オーラ力 16オーラ
巡航速度 200リル
最高速 300リル

ダンバインなどのデータをもとに開発された、新オーラ力増幅器を搭載したオーラバトラー。バーン・バニングスやアレン・ブレディといった上級兵士を中心に支給された。

設定資料には、これ以降の機体から「限界オーラ力」という数値が設けられている。これ以前の機体にもあったのかどうか定かではないが、おそらくダンバインにだけはなかったものと考えられる。

ランビーは上記した新オーラ力増幅器が完成された、という意味でオーラバトラー開発史の大きな転換点となった。オーラ力は1違うだけでもかなり差があるようで、それが7になった、ということは登場者のハードルが非常に下がったことになる。この新増幅器は、ドラムロにも搭載されるようになり、ドレイク軍の急な軍備拡大に寄与した。

※資料によってはオーラ増幅器が実用化されたのはビランビー以降からとなっている場合がある。

バストール(※ガラリア機)

全高 9.4メット
重量 7.1ルフトン
必要オーラ力 5~8オーラ
限界オーラ力 12~16オーラ
巡航速度 210リル
最高速 320リル

ランビーのあとに作られたオーラバトラーで、実験用のオーラ力増幅器を搭載している。ゼットライトへの色仕掛けによって、ガラリア・ニャムヒーが専用機とした。決してオーラ力の高い方ではなかったガラリアが使えたことからも、実験は一応成功したと言える。

数値を見ても分かるように、かなり不安定な機体であり、そのためかダンバインとの戦闘中オーラロードを開くという、ショットにも予想しえない未曽有の事態を引き起こした。原因としては、オーラ力限界のないダンバインや、同乗していたミ・フェラリオ(チャム・ファウ)との感応が考えられている。

不安定さが祟ってか、ダンバインとの再度のオーラロード突入時際に大破してしまう。

バストールはのちに量産ラインに乗り、ドラムロやビランビーほどではないが製造された。またア、クのが共同開発したライネックの参考にもなったが、これらにはもちろん安定したオーラ力増幅器が搭載された。

ボゾン

全高 8.2メット
重量 5.8ルフトン
必要オーラ力 10オーラ
限界オーラ力 12オーラ
巡航速度 180リル
最高速 200リル

ダーナ・オシーデータをもとに、ラウの開発されたオーラバトラー。ラウ・ナ連合オーラバトラーとして大量生産され、ラウののフォイゾン王、マーベルフローズン、ニー・ギブン、キーン・キッスなど多くのキャラクターが使用した。

能面ではドラムロに匹敵し、腕部に内蔵された火焔(別バージョンあり)など仕様も似ているが、多数の矢を撃ち出す強用の狩猟兵器ガッシュオーラソードと並ぶ基本装備として用意されていた。

このオーラバトラーの開発によって、反ドレイク側はようやくドレイク軍とまともに戦えるようになった。

レプラカーン

全高 8.8メット
重量 9.0ルフトン
必要オーラ力 9オーラ
限界オーラ力 16オーラ
巡航速度 200リル
最高速 290リル

ランチャー弾数の少なさを摘されたビランビーの武装強化版として開発されたオーラバトラー。両機のフォルムに若干の近似性が見られるのはそのためである。ドレイク軍の上級兵士用に支給され、バーン・バニングス、アレン・ブレディ、ジェリル・クチビ、フェイ・チェンカなどが使用した。

武装の多さにかけてはオーラバトラーの中で群を抜いており、オーラソードはもちろん、左腕の内部にオーラショット、右腕にフレイボムオーラコンバーターにオーラバルカン股間オーラキャノン、脚部に手榴弾を装備している。

オーラバトラー開発史では中期の機体だが、攻撃にかけてはのちのライネック、ズワァースとべても遜色はない。

ボチューン

全高 7.0メット
重量 4.6ルフトン
必要オーラ力 8オーラ
限界オーラ力 18オーラ
巡航速度 200リル
最高速 250リル

高性化著しいドレイク側のオーラバトラーに対抗して、ラウ・ナ両国が共同開発したボゾンの後継機で、ダンバイン研究した成果も取り込まれている。マーベルフローズンキーン・キッスほか、フォイゾン王も搭乗した。

若干華奢に見えるが、これは運動性やを見直して設計された結果であり、性そのものはビランビーに肩する。武装はオーラソードと太ももの付け根のオーラバルカン

また、この機体からオーラ力増幅器がドレイク軍のそれと近い準になり、ラウ・ナ連合もア・ク同盟と同等の兵を動員できるようになった。

ラウ・ナ両国の上級兵士に支給され、フォイゾン王用は土色、シーラ女王衛隊用は白色パーソナルカラーになっている。

ビアレス

全高 9.1メット
重量 9.5ルフトン
必要オーラ力 8オーラ
限界オーラ力 16オーラ
巡航速度 240リル
最高速 360リル

ドレイクが新王となったアのから技術提供を受け、クのが独開発したオーラバトラー。クのとして黒騎士、トッド・ギネスい三騎士ガラティ、ニェット、ダー)らが搭乗した。

にレプラカーンを参考に設計されたため、武装が状をしたオーラソードのほか、オーラバルカンショットクローフレイボムと多である。また格闘戦を重視したことから、パワー運動性においてはレプラカーンを上回り、ショットを驚かせたと言う。

ドレイク側ではショットがまったく関与していない一のオーラバトラーだが、その性の高さからズワァース開発時にデータが取り込まれた。

ライネック

全高 8.5メット
重量 9.2ルフトン
必要オーラ力 9オーラ
限界オーラ力 18オーラ
巡航速度 270リル
最高速 370リル

バストールの強化発展として、レプラカーンやビアレスの長所を取り入れる形でアのとクので共同開発されたオーラバトラー。トッド・ギネスミュージィ・ポーなどが搭乗。ア・ク同盟の次期機と位置づけられていた。

オーラソードの他に短剣、ショットクローオーラバルカンミサイルポッドを装備しており、ビルバインやズワァースなどに近しい性を持っている。本機が本格的な量産体勢に入る前に、ジャコバ・アオンによる地上界追放が起きたことは、反ドレイク側にとって幸運だったのかもしれない。

高性機のわりにはトッド、ミュージィともに使用が一時的(トッドはビアレス→ライネック→ビアレス→ライネックと乗り換えしい)だったことから、何がしかの問題があったのかもしれない。

ビルバイン

全高 8.8メット
重量 8.6ルフトン
必要オーラ力 14オーラ
限界オーラ力 19.8オーラ
巡航速度 290リル
最高速 360リル

鳥

ドレイクを掲げるナのが、自勢ボチューンとダンバインデータをもとに、戦士用に開発した、オーラバトラーの最高到達点の一機。

基本装備であるオーラソード、ワイヤークローに加え、オーラソードライフルオーラキャノンといった強な火器を備え、さらにウィングキャリバーへの変形も可など、明らかに生産性を度外視して作られている。

運用には極めて高いオーラ力が必要なことから、上述の通り戦士専用機となっており、作中ではショウ・ザマ以外には乗りこなせない機体となっている。

ズワァース

全高 7.9メット
重量 7.6ルフトン
必要オーラ力 10オーラ
限界オーラ力 16オーラ
巡航速度 300リル
最高速 380リル

ドレイク側におけるオーラバトラーの最高到達点。ビランビー、レプラカーンの直系で、同盟であるクののライネック、ビアレスデータがフィードバックされている。生産性を考慮したぶん、性ではビルバインに一歩劣っているもよう。バーン・バニングス黒騎士ミュージィ・ポーが搭乗。一般兵タイプも存在する。

オーラソードのほか、二連装オーラキャノン、火焔などを装備。優れた機体だったが、ビルバインショウ・ザマを相手に思うような結果が残せず、黒騎士はズワァースのデータをもとに作られたオーラファイターガラ」(ガンダムで言うモビルアーマー級)に乗り換えミュージィはガラバとオーラシップを参考にしたオーラボンバーブリ」に乗り換えている。

ガラバ

全長 22.3メット
重量 14.2ルフトン
必要オーラ力 8オーラ
限界オーラ力 16オーラ
巡航速度 380リル
最高速 400リル

オーラバトラーではないが、一応その系列機ということでここに載せておく。

オーラバトラーとウィングキャリバー特性合体させた「オーラファイター」という新機軸のオーラマシンで、ゼットライト開発した(劇中ではブブリィ同様オーラボンバーとしてくくられており、のちに設定としてまとめる際にオーラファイターと区分けされた)。変形機構のビルバインと言い換えることもできる。ゼットのほか黒騎士が搭乗した。

移動速度運動性は並みのオーラバトラーを圧倒しており、オーラショットオーラバルカンオーラキャノンに至っては戦艦に装備されているものと同等の威がある。反面、腕こそついているが格闘は得意ではなく、小回りもきかないことから、高速での一撃離脱戦法がだった。

ハイパー化したレプラカーン、ライネックは、な対戦相手が10メットメートル)に満たないオーラバトラーだったことから大きさが測りづらいが、ハイパーガラバは近い大きさのゴラオンの体当たりを受けたことから、較的そのサイズが測りやすい。このときハイパーガラバは全長820メットのゴラオンの1/4以上に達しており、最低でも200メット級の大きさになっていたことが分かる。

サーバイン

OVA製作された聖戦士ダンバイン外伝ニューストーリーオブ・オーラバトラー・ダンバイン」に登場したオーラバトラー。ゲドを元にしたダンバインプロトタイプという位置づけだが、性ダンバインをあまりにも駕していたうえ、起動に必要なオーラ力が高すぎたことからショットが封印した。その700年後にはアのの跡にできたバランバランの民が守護としてあがめるようになっていた。全高は約9メットで武装はオーラソードのみ。ショウ・ザマの転生であるシオンサバが搭乗した。

このOVAはもともとB-CLUBという雑誌で連載された「オーラファンタズム」というコーナーから発した作品であり、アニメの中では富野がタッチしていない一のバイストンウェルシリーズである。そのためかテレビ版「ダンバイン」との時間経過の差が大きすぎるなど、設定的な問題をいくつか抱えている。

ズワウス

オーラマシン戦争の原因を作った懲罰によって、転生すら封じられ不死の存在と化したショット・ウェポンがズワァースを再生良したオーラバトラー。全高は約13メットで装備はオーラソードのみだが、長大な尻尾武器として使うことができる。バーン転生である黒騎士バーンが搭乗した。

不死化によってショット狂気を帯びたためか、起動できなかったパイロットオーラ力を吸い尽くされてミイラ化する、という恐ろしい方向での進化を遂げている。そのぶん性は、ズワァースをはるか駕しているという。

この外伝では、ショット作とみられるドラムタイプも登場しているが、オーラバトラーを乗りこなせる者の選別に使われるのみで、詳細は不明である。

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29 ななしのよっしん
2018/10/17(水) 06:09:13 ID: DuenpYW5/d
核攻撃くらってノーダメとかリアル系なのにかなりイカポンチな性だったなあ…

ABのデザインって今見てもかなりかっこいいんだけど(特にダンバイン、ズワウスあたり)時代を先取りしすぎてたな…
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30 ななしのよっしん
2019/12/28(土) 23:04:39 ID: 4HsPxVUKJh
何度スパロボに参戦しようともトッドとバーンしか救済されないのほんと
一応Tでジェリルおっさん無視してラスボス倒したら生存するけど
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31 ななしのよっしん
2019/12/28(土) 23:08:21 ID: SqFwTwHjiN
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32 ななしのよっしん
2019/12/28(土) 23:14:10 ID: D19athXEFp
>>30
そもそもチャム以外全員死ぬから参加するだけで救済やぞ
いやガラリアとかリムルとかも救済されるケースもちゃんとあるけど
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33 ななしのよっしん
2019/12/28(土) 23:25:59 ID: S2P2sc8/6Q
原作の時点で戦士は死んで全てを忘れて転生するのが救済だろぉ?みたいなノリなんで理に救う必要ないというのもある
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34 ななしのよっしん
2020/07/05(日) 11:30:30 ID: /Jl5ygX4/8
悪いなろうの見本みたいなショットさんだけは永遠に許されない
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35 ななしのよっしん
2021/04/27(火) 04:26:37 ID: 91D1SEalZg
オーラバトラーは何やかんスーパーロボット大戦リアル系に定義されるのも仕方い位にはリアルだと思う。
異世界バイストン・ウェル々を除外して考えれば、常性は極必要最低限に抑えられて
オーラマシンそのものは人の手で作られた機械として表現されてるわけだしな。
オーラコンバーターもオーラ科学のメスを当てた結果だし、材料の強バイストン・ウェルに
そう言う生物がいると言うだけだしで。
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36 ななしのよっしん
2021/07/14(水) 00:23:33 ID: AH4h+tN+qN
>>34
ナイツマエルが許されてんのに酷くない?
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37 ななしのよっしん
2021/08/06(金) 16:10:30 ID: /Jl5ygX4/8
>>36
あいつはすでにずっと昔からあったエルフの発明したロボット
ちょっと良したに過ぎないから
そもそもショット・ウェポンほど大したことしてないんだよ
オーラマシン全てショットがいなきゃ概念からして生まれなかったんだから
が違いすぎる
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38 ななしのよっしん
2023/08/02(水) 05:49:56 ID: D7tU+LCqfS
>>37
既製品の良だけだから、同じ富野作品に例えるならエルガイムを参考にディザードを作ったり、
くすねたアモンデュール・スタックエルガイムMk-改造して作ったキャオか、
以降の開発系譜にを与えたZガンダム完成に貢献したTV版のカミーユ程度だな<ナイツマエル
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