オーロラソースとは、
である。ここでは両方について記述する。
概要
フランス料理では、シュプレームソースにトマトを混ぜて作ったソースが「ソース・オロール」、オーロラソースと呼ばれている。「オーロラ」というと、日本では極地で見られる空の発光現象を指すことが多いが、フランス語では「あけぼの」「朝方の空」という意味である。色合いがオレンジと桃色の中間で、あけぼののような色になるため、このように呼ばれるようになった。
シュプレームソースとは、煮詰めたバター・小麦粉・生クリームにマッシュルームのだし汁を加えるなどして作ったソースのことで、主に鶏肉や白身魚に使用される。ベシャメルソース(通称ホワイトソース)と似通ったレシピであるためか、日本語版Wikipediaでは2019年9月時点では「ベシャメルソースとトマトを混ぜたもの」という解説になっているが、道浦俊彦によると「シュプレームソースとトマトを混ぜたもの」という解説になっている。フランス語のレシピサイトでも、ベシャメルソースのように牛乳を加えるもの[1][2]、シュプレームソースのように牛乳を加えずに鶏のだし汁などのブイヨンを加えるもの[3][4]の両方が見られる。
日本では、これらのソースが手に入りにくく、トマトをすりつぶすのも手間なため、マヨネーズとケチャップで代用されることが多い。比率は1:1や3:1など複数ある。
給食にも「オーロラ和え」という形でよく出てくる。名前からして虹色に発光していそうなイメージを小学生のころ持っていたかもしれないが、実際は普通の茶色の料理が出てくる。過去には鯨肉のオーロラ和えもあったが、鯨肉が手に入りにくくなった現在ではレバーなどのオーロラ和えが中心である。
なお、オーロラソースという名前ではないが、マヨネーズとケチャップを混ぜたソースはアメリカなど他の国でも見られる。特にアメリカでは1900年の料理本からすでにマヨネーズとケチャップを混ぜたソースの記載が見られる。フライドポテトに添えられることが多く、「フライソース」と呼ばれている。
関連動画
関連項目
脚注
- *https://www.marmiton.org/recettes/recette_sauce-aurore-facile_229892.aspx
- *https://www.cuisineaz.com/recettes/sauce-aurore-37653.aspx
- *https://www.meilleurduchef.com/fr/recette/sauce-aurore.html
- *https://lacuisinedannie.20minutes.fr/recette-sauce-aurore-843.html
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