オーン(Oorn)とは、クトゥルフ神話における神の名前である。
概要
オーンはH.P.ラヴクラフトとR.H.バーロウの共同作
『怪物魔術師の知識／The Hoard of the Wizard-Beast』(1933)に登場する旧支配者である。
オーンは巨大な爬虫類の姿をした〈月の怪物〉ムノムクァ(Mnomquah)の妻であり、〈ムノムクァの妻〉と呼ばれている。
酸を噴射する部位を持った触手揺らめく巨大な軟体動物のような姿をした旧支配者として表現される神性であり、半透明で巨大な触手を10本ほど持っているという。またピンク色のヒトデのような繊毛を使って移動するという。
オーンは夫のムノムクァと共にドリームランド(Dreamlands)の月に棲んでいるムーンビースト(Moon-Beasts)やレンの人間もどきによってサルコマンド(Sarkomand、サーコマンド)近くの寺院で崇拝されているといわれている。崇拝するものが生贄を捧げると消化液を吹きかけ、液状になったものを触手の先端にある口から飲みこむといわれている。
オーンの力はムノムクァよりも優れているといわれているが、なぜかムノムクァに従属するものと扱われているという。
その他、登場作品『Mad Moon of Dreams』(1987)-Brian Lumley
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