カオス・アヴェニールとは、漫画『キン肉マンⅡ世』に登場するキャラクターである。
概要
物語の第2部にあたる「究極の超人タッグ編」から登場したキャラクターであり、キン肉マングレートⅢとして主人公であるキン肉万太郎のパートナーに抜擢され、シリーズの中心人物として活躍している。金髪の長髪で頭には鍵穴があるヘッドギアを付けている。当初は人間だと思われており、本人も記憶がないため自分のことを人間だと思っていた。謎の多いカオスの正体が何者なのかがシリーズ前半の大きな謎となっていた。
その正体は正義・時間超人アヴェニール一族の王ミニッツ・アヴェニールの息子。7歳の頃(学研の図鑑では6歳)、悪行・時間超人のライトニングとサンダー(世界五大厄)によって両親が目の前で惨殺されるという凄惨な過去があり、王国は滅ぼされている。逃げ延びたカオスは、復讐のために世界五大厄を追って過去へワープするが、まだ幼く力が未熟だったため目的としていた時代の7年前の地球にたどり着いてしまい、その反動によって記憶を失ってしまう。
豚と共に「がきんちょハウス」の前で寝ていたところをシスターに拾われ、孤児として育てられる。その後、インチキ超人レスリングショーの興行に”ブタ肉マン"として出演し、日本全国を渡り歩ていた。
記憶を失っていた頃は、泣き虫でヘタレ。あまりのヘタレさに万太郎がしっかりするようになるほど。一人称は「ワチキ」で数々の超人グッズをコレクションするほどの超人オタク。また、アイドル好きでもあり、一目惚れした二階堂凛子に松多聖子のコスプレをお願いして気持ち悪がられていた。レスリング技術は素人そのものだったが、本人も無自覚な潜在能力を秘めており、それに気付くものもいた。また、過去の記憶がフラッシュバックされると発作が起こり、鎮静剤を使って落ち着かせていた。
鍵をヘッドギアの鍵穴に差し込むことで記憶を取り戻してからは、それまでの気弱な性格は消え失せ、勇敢で正義感の強い一人前の超人に変貌。一人称も「オレ」に変わり、2000万パワーズと互角以上に渡り合うほどの実力を見せる。覚醒してからは凛子から想いを寄せられるようになり、両想いになる。おい、ジェイドはどうした?ラーメンマンからも「間隙の救世主」として見込まれ、ラーメンマンの死後は弁髪を胸の傷に埋め込まれ、度々サポートを受けることとなる。
実質物語の主人公的な扱いを受け、散々カオスの成長物語が描かれていたため、本来の主人公である万太郎さえも脇に追いやってしまうほどだったが、なんと決勝戦を前に死亡してしまい、最終決戦を前に退場となる。決勝の万太郎のパートナーはケビンマスクが務めることになり、ケビンの引き立て役になってしまった感は否めず、また散々煽っていた因縁のライトニング&サンダーとの直接対決が実現しないままに終わり、究極の超人タッグ編の評判が賛否分かれている原因の一つになっている。
プロフィール
作中での活躍
大会前
インチキ超人レスラーショーの興行にブタ肉マンとして出場していたときに、21世紀からタイムワープしてやって来たキン肉万太郎と出会う。究極の超人タッグに出場するタッグパートナーを探していた万太郎は、ショーでキン肉バスターを決めてみせたカオスをパートナーにスカウトする。交渉の末、出場を決意したカオスは、人間であることを隠すために偶然見つけたキン肉マングレートのマスクを被り、万太郎とのタッグ「マッスルブラザーズ・ヌーボー」を結成する。
間引きバトルロイヤル
キン肉マングレートⅢとして出場したカオスだったが、入場のときはガチガチに緊張し、さらに超人オタクっぷりが抑えきれず他のライバルチームの超人にサインや写真撮影をせがむ空気を読めない行動に出てしまい、周りからのひんしゅくを買ってしまう。
参加チームを4チームを減らすためのバトルロイヤルが開始しても、超人グッズを手に入れようとしたり、フィギュア作りを始めたりと相変わらずだった。サンダーに大切なフィギュアを壊されたことで世界五大厄に対して怒りを見せる・・・が、怒りのチョップは全く通用せず、実力の差を見せつけられると泣き出して弱音を吐くヘタレっぷりを発揮。何とか逃げ出したところで今度はネプチューンマンに目をつけられてしまう。無意識のうちに実力の片鱗を見せて反撃するが、かえってネプチューンマンの怒りを買うことに。ヘル・イクスパンションズの「オプティカル・ファイバー・クロスボンバー」の餌食にされかけるが、間一髪万太郎に救われる。だが、今度は万太郎がネプチューンマンの猛攻を浴びてピンチに陥ってしまう。そのとき、カオスの素質を見抜いたバリアフリーマンとイリューヒンの火の玉・飛爺隊が万太郎の身代わりとなって顔の皮を剥がされ、間引かれる最後のチームとなるのだった。
何とか生き抜くことはできたが、控室で万太郎とミートがカオスとのタッグを解消する話をしているところに偶然出くわしてしまい、ショックで逃げてしまう。逃亡したカオスの代わりにイケメン・マッスルがグレートのマスクを被るというどう考えても無理のある変装で組合わせ抽選に参加する。
逃亡したカオスは、がきんちょハウスのシスターに説得され、自分の記憶の鍵を受け取り、記憶を取り戻す勇気を得るために万太郎の元へと戻っていく。
1回戦
本戦がようやくいよいよスタートし、1回戦ではデーク・棟梁とプラモマンの地獄のカーペンターズと対戦。先発を無理矢理任されたカオスは、案の定ビビって逃げ回るものの、万太郎の指示もあってデーク・棟梁からダウンを奪ってみせるなど善戦。プラモマンの変身攻撃に対しては豊富なオタク知識で対抗。潜水艦に変身したときは、万太郎と同じくカナヅチであることが発覚し、マッスルブラザーズ・ヌーボーは防戦一方になるが、余ったプラモのパーツでアクアラングを作り出すことで万太郎を救う。
ようやく形勢を逆転させたヌーボーは、マッスル・ドッキングで勝負を決めようとするが、超人相手にキン肉バスターを決めたことがないカオスが持ちこたえられず、技を失敗してしまう。ここにきて素人であるカオスの未熟さが露呈されてしまうが、万太郎がマッスル・Gによって棟梁をKOすると、万太郎のフォローを得てのパワーボムでプラモマンを倒し、どうにか初戦を突破する。試合後、棟梁はカオスの持っている潜在能力を認める発言をしていた。
急きょおこなわれることになったリザーブマッチで時間超人にテガタナーズ(ブロッケンJr.&ジェロニモ)が挑むことになったときは、人間から超人に転生した過去を持つジェロニモに対してシンパシーを抱き、応援のために蔵前国技館へと足を運ぶ。試合中、時間超人が使った伝説超人の過去のトラウマを呼び起こし行動不能にするという”伝説”破壊鐘になぜかカオスまでが反応してしまい、ミートだけが何かを感じ取っていた。テガタナーズが敗れたときは、重傷を負ったジェロニモの姿を見てライトニングとサンダーに対し激しい怒りを覚えると共に、過去に故郷を滅ぼされた記憶が脳裏をよぎる。
2回戦
組み合わせ抽選により、2回戦の相手は伝説超人であるモンゴルマンとバッファローマンの2000万パワーズに決まる。強豪と戦うことになり恐怖心で不安になったカオスは、万太郎たちと違って自分には親も仲間もいないことを痛感してしまう。だが、インチキ超人レスラーショーで一緒だった仲間たちから励ましの言葉をもらったことで自分は1人じゃないことを思い出し、万太郎と雨の中でのスパーリングに打ちこむ。
試合直前、万太郎とミートの会話を盗み聞きした国辱超人のカナディアンマンとスペシャルマンにグレートⅢ=カオスの正体が人間であることがバレてしまう。一方、仲間たちのおかげで恐怖心に打ち勝ったカオスは、2000万パワーズとの戦いで命を落とすことを覚悟し、シスター宛てに書いた遺書を残す。
2000万パワーズとの試合は、国辱超人たちの密告を受けたハラボテ・マッスルが、グレートⅢが人間かどうかをあぶり出すために発案した「バーニングコート(火刑法廷)・ケージデスマッチ」という過激なデスマッチでおこなわれることに。決意を胸に危険なリングへと足を踏み入れたカオスは、1回戦と違って自ら先発を志願する。明らかに格上であるバッファローマンに対し、21世紀の技で応戦。モンゴルマン相手にも21世紀の技であるシュバインで応戦し、1回戦とは見違えるほどのファイトを見せる。しかし、流血したモンゴルマンの姿がトリガーとなって過去の記憶がフラッシュバックし、いつもの発作が起きてしまう。動きが止まったことで2000万パワーズの猛攻を一方的に喰らい、さらに万太郎とのコンビネーションの未成熟さを露呈してしまう。追い打ちをかけるように、万太郎からタッグを拒否する発言をされたことで2人の関係がぎくしゃくしてしまう。試合を辞めさせようとするシスターの声も虚しく、2000万パワーズの攻撃を喰らったカオスはボロボロになり、ダウンする。意を決したカオスは、記憶の鍵をヘッドギアに差し込み、自らが何者なのかを思い出そうとする。
グレートのマスクと衣装が破けて素顔を公に晒し、自らが正義・時間超人アヴェニール一族の王子「カオス・アヴェニール」だと思い出したカオスは、覚醒。たった一人で2000万パワーズと互角以上に渡り合うほどの実力を見せる。悪魔に一時的に戻って超人パワーを吸収しようとするバッファローマンを跳ね除け、正義超人としての姿勢まで見せる。カオスこそがかつてドクター・ボンベが予言していた「間隙の救世主」かもしれないと考えたモンゴルマンは、マスクを脱いで素顔のラーメンマンとして戦うことを決意。
カオスの前に巨大な壁として立ちはだかるラーメンマンは、必殺技のキャメルクラッチを繰り出してくる。万太郎のパートナーとして認める発言に奮起したカオスは、裂け始めた腹から出ていた血を浴びせることでキャメルクラッチから脱出し、「柳麺切断絞(パスタ・カッター)」という返し技を披露する。2000万パワーズは切り札のツープラトン技「ロングホーン・トレイン」で勝負を付けようとする。これに対し、タッグの極意に気付いたマッスルブラザーズ・ヌーボーは、課題となっていた連携で攻略すると、初めてのツープラトン・ホールド「マッスル・エボルシオン」でついに2000万パワーズを撃破する。
試合後、モンゴルマンマスク無しで長く戦った影響でラーメンマンは自らの死を悟り、正義第三角形をくぐり抜けて消滅する。カオスは、ラーメンマンから「間隙の救世主」だと認められ、試合中に腹の傷に自らのリボンを埋め込んでいた。全てを託されたカオスは、ラーメンマンの想いを受け止め、バッファローマンからはラーメンマンの形見である肩当てを渡される。
記憶を取りも出したカオスは、自分が20世紀にやって来た目的はライトニングとサンダーへの復讐であることも思い出しており、彼らに対する激しい敵意を見せていた。
準決勝
準決勝の前夜に万太郎と共にプリンス・カメハメの霊から特訓を受け、富士山のトーナメントマウントでの準決勝の日を迎える。試合の組み合わせは4チームによる綱引きによって決まることになり、マッスルブラザーズ・ヌーボーの相手はなんとキン肉マンとテリーマンのザ・マシンガンズに決定。試合前、現役バリバリの頃の父親と戦う運命となった万太郎から父への想いを聞き、万太郎のマスクの紐を結び直すことでお互いの絆を確認し、決戦に挑む。なお、この試合からコスチュームのデザインが一新されており、両腕にはオープンフィンガーグローブを付けている。
試合は、万太郎が序盤からマシンガンズに捕まり、横綱相撲を展開する「超人タッグの珠玉の逸品」の凄みを見せつけられる。憧れだった正義超人のトップが悪辣な裏技攻撃で攻め立て、ついには万太郎のマスクにまで手をかけようとしたキン肉マンの行為に激昂する。考えの甘さを指摘され怒り爆発のカオスは、掟破りのクロスボンバーを喰らいそうになった万太郎を救出するが、テリーマンの容赦のない鉄拳制裁の前に防戦一方となる。さらに、マシンガンズのバスターバリエーションPART5によってダウン。意識が朦朧とする中、その脳裏にラーメンマンの幻が現れ、今のカオスは復讐心が心の支えになってしまっていると指摘され、心に愛がなければ真の英雄たりえないとアドバイスされる。さらに、凛子やがきんちょハウスの子供たち、インチキレスラー仲間たちからの声援により冷静さを取り戻す。
連携面でもマシンガズに対抗できるほどに成長するが、マシンガンズの必殺技「マッスル・ドッキング」を受けてしまう。しかし、キン肉マンが砂時計の呪いの影響に苦しんでいたこともあり放たれたのは不完全なマッスル・ドッキングαだったため万太郎とカオスはダメージを受けながらも立ち上がることができた。マシンガンズは今度こそ完全なマッスル・ドッキングβで決着を付けようとするが、キン肉マンの消耗の激しさもあって未然に脱出に成功する。30分を超える死闘が繰り広げられる中、お互いに消耗が激しくなる。再びマッスル・ドッキングβを喰らいそうになるが、タッグの極意が見えた2人は至高のツープラトンを連携で攻略。最後は、完璧なマッスル・エボルシオンによってマシンガンズ相手に勝利する。
試合後、ライトニングとサンダーの非道なおこないを目撃したことで怒りが抑えきれず、単身世界五大厄の控室まで殴り込みをかける。自らの素性と一族を滅ぼされた恨みを激白し、世界五大厄に挑もうとするが、駆けつけた万太郎によって制止される。冷静さを取り戻すと、決勝戦のリングで倒すことを誓い、いつも通りがきんちょハウスの子供たちと戯れる。そのとき、膝を突いて突如苦しみ始めたカオスの背中から死神のようなものが形をなし、それを見ていたラーメンマンの霊は驚きを隠せなかった。
準決勝第2試合の世界五大厄と新星・ヘル・イクスパンションズの試合中も謎のフード男"絶対的知性の気配を感じて苦しみ始める。さらに、ネプチューンマンを裏切ったうえに試合を放棄してリングから立ち去ろうとするマンモスマンに対して猛抗議をする。涙ながらの体を張った必死の説得もマンモスマンは聞く耳をもたず、フード男と共に試合会場から姿を消す。
試合に勝利したライトニングとサンダーは、すでに息絶えていたネプチューンマンの亡骸を富士山の火口に投げ捨てるという非道な行為に出る。ネプチューンマンを救うためにトーナメントマウンテンを登り始めていたカオスは、アクセレレイションを使った高速移動によって火口にまでたどり着き、さらにエキゾチック物質を放出することで救出に成功。万太郎から受け取っていたウォーズマンのデバイスを使ってネプチューンマンを蝕んでいた心臓の病も完治させる。そして、さらにエキゾチック物質を放出しネプチューンマンを21世紀の未来へと帰らせる。
しかし、エキゾチック物質を使い果たしてしまったカオスの体は限界点を越えてしまい、本人も命が長くないことを自覚していた。幼い頃に魔角角をへし折ってタイムワープをしたカオスは、もともと長生きできない運命であったが、無茶をしたせいで死期が一気に早まったのだった。二度目の火山の噴火による爆発に巻き込まれたカオスの体はいずこかへと吹き飛ばされてしまう。
富士の樹海を彷徨っていたカオスはがきんちょハウスに戻っており、カオス捜索を打ち切って戻ってきた万太郎たちと遭遇する。だが、エキゾチック物質を使い果たした後遺症で記憶が退行していたうえに、すでに目が見えなくなっていた。そこにいる誰もがもはやカオスの死を悟った中、万太郎や凛子たちと出会ったときに撮った写真を手にしたカオスはとうとう意識がなくなり、仲間たちに看取られながら息を引き取るのだった・・・。
その後
カオスの死の翌朝、カオスが7年前にタイムワープして倒れていたときに一緒に握っていた「ピラリアの花」の種が初めて花を咲かせる。カオスの遺体は東京ベイエリア・第六台場に埋葬される。愛する人の死を看取ることとなった凛子は泣き崩れ、万太郎はカオスの死を乗り越え、決勝へ闘志を燃やす。埋葬後、ピラリアの花から大量の花粉が放出され、ネプチューンマンによって顔の皮を剥がされたスカーフェイスたちの傷が回復するという奇跡が起きる。フェイス・フラッシュかよ!
決勝戦では、万太郎とのタッグが不協和音となり仲違いするケビンマスクの前に、ピラリアの花が作り出した幻影となって現れ、ケビンを説得することでザ・坊ちゃんズ再結成に力を貸す。
戦いに勝利した万太郎は、20世紀にやってくる際に壊してしまった墓がカオスの墓だと確信し、謝罪の言葉と共にトロフィー球根を墓前に投げ込む。
おもな必殺技
- キング・ジャーマンスープレックス
- 本来の力を取り戻したカオス・アヴェニールがもっとも得意とする美しいブリッジによって放物線を描くジャーマンスープレックス。型は相手を高く持ち上げて角度をつけながら放つハイアングル式。
連載当時のプロレス界の背景を考えると、"帝王"高山善廣のエベレスト・ジャーマンをモチーフにしたのだろうか? - キン肉バスター
- インチキ超人レスラー時代に使用していたが、本物の超人相手に使用したことがなかったため、実戦では失敗している。
- パワーボム
- 超人レスリングのデビュー戦となった地獄のカーペンターズ戦のフィニッシュとして使用。途中で体勢を崩しかけたが、万太郎のサポートによってプラモマンの脳天をマットに叩きつけKOしている。
- シュバイン
- 相手の体を担ぎあげた肩と同じ側の腕で頭部を抱え込む垂直落下式の水車落としの派生技。21世紀の技のため、カオスが使用したときは20世紀の超人たちを驚かせた。
元はCIMAが得意としている実際のプロレス技。 - カオス・スフィア・ボトム
- 相手の背後から両脚で体をクラッチし、 そのまま後方へ回転しながら相手を頭から地面へと叩きつける。
- 柳麵切断絞(パスタ・カッター)
- 相手の頭部を脇の下にロックし、反対の腕で相手の腕を極めあげる関節技。
- スカル・ステイプラー
- 空中で相手の右腕を固めた状態のまま反転し、逆さ状態の相手の頭を膝の上に乗せ、相手の左脚をキン肉バスターのような形でクラッチして自分の膝の裏をリングコーナーへ落とし、その衝撃によって相手の首、腕、脚にダメージを与える。技をかけたカオスの右足も破壊されそうだが・・・。
プレイボーイ連載時は「アヴェニール・ジャッジメント」という技名だった。 - 加速能力(アクセレレイション)
- 体内に蓄積させたエキゾチック物質を使用し、肉体の周りの時間軸をコンマ1秒程ずらし未来へと移動する時間超人のチート能力。
カオスは試合の中では一度も使用しておらず、ネプチューンマン救出の際に使用している。
タッグ技
- マッスル・エボルシオン
- マッスルブラザーズ・ヌーボー最大のツープラトン技。マッスル・Gを仕掛けた万太郎の体をカオスがジャパニーズ・レッグロックホールドをかけたまま両腕で抱えることで2つの技が合体。そのまま落下することで1人はマッスル・Gの重力で体があらぬ方向に裂かれ、もう一方はカオスのキング・ジャーマンスープレックスによって脳天から叩き落とされる。
万太郎とカオスのコンビの息が合ったことで誕生した技であり、2000万パワーズ、ザ・マシンガンズという伝説のタッグチームを連続で破った技でもある。 - マッスル・ドッキング
- キン肉バスターとキン肉ドライバーを合体させた初代マッスル・ブラザーズ及びザ・マシンガンズによる珠玉のツープラトン技。万太郎は、マッスル・ブラザーズ・ヌーボーとして再現しようとするもカオスがキン肉バスターを失敗したため実現できず、以降は使用していない。
- ビッグフット・エクスプレス
- 2000万パワーズ戦でロングホーン・トレインに対抗するために即興で編み出した技。ロングホーン・トレインの要領でカオスの両足を前に出し、そのまま相手に突っ込んでいく。これによって見事本家の技を攻略している。
- ムーンサルトヘッドプレス
- カオスが相手を足四の字で固め、万太郎がムーンサルトプレスで攻撃する。
- スカル・カンパーナ
- 万太郎とカオスが空中で背中合わせとなり、それぞれ相手を肩車で担ぎ上げてから両手首をクロスさせながら股の下を通し、相手の頭同士を激突させる。
- マンカオ落とし
- 万太郎がパワーボムに捕らえた相手をカオスがコーナーからムーンサルト気味に飛び込んで腕を相手の首に引っ掛け、そのまま落下させる。
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