カベキックとは、高度なニンジャ・ジツである。
概要
ことニンジャ・オリジン・カントリー、ニッポンでは「壁は移動手段」と長く伝えられてきた。ここで言う「カベキック」とは誰でもできる「壁にキックする事そのもの」ではなく、壁を蹴って飛び上がる動作の事を指す。
流派
※流派名はあくまで分類のため独断と偏見でつけてます。鵜呑みにしないでください。
原初ハリツキ流(Not カベキック)
忍者の技は忍者によってつくられる。忍者龍剣伝の主人公「リュウ・ハヤブサ」は壁を掴むことで張り付き、そして離脱する事に成功。手は使っているもののハリツキ流の動作の一部を実現する。これでも実用性は十分にあるのだが、谷が多い・敵の攻撃が激しい・ノックバックがひどいと壁に張り付けたからって楽になる冒険ではなかった。慈悲はないね。そして後の冒険では「壁に捕まっての上下移動を会得する」ため、原点にして頂点と言える。結局のところキックはしてない。
ニンジャって共通点があるからなのかは不明だが、スマブラのゲッコウガ等はこの動作ができる。
ハリツキ流
壁を蹴る、という動作に関していち早く可能性を見出していたのがイレギュラーハンターの「エックス」とその同僚、「ゼロ」。ダッシュを自在に繰り出すことができるその脚力は、ついに壁蹴りという極地を生み出した。彼らは壁蹴りの先駆者ながら壁を蹴るために「張り付く」ことで難易度を大幅に下げ、また同じ壁に帰ってこられる巧みなジャンプを実現した。ただし、完全に張り付けるわけではなく時間経過でじりじりと下に滑っていってしまう。これを克服した形態や、空中でダッシュできる形態もあるため最終的な移動可能領域は幅広いと推測される。
彼らは過去6回以上にわたりシグマの野望を壁蹴りの駆使で阻止。長い時を経て友を失ったゼロはそれでも戦い続け、ついには見ず知らずの者達にもハリツキ流カベキックを会得させることに成功。音速のハリネズミ「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」もある時期から愛用している。彼の場合は後述するケリツケ流にジャンプの軌道がよく似ている。
ケリツケ流
カベキックの知名度がぐんと上がったのは伝説の配管工「マリオ」によってである。スーパーマリオ64にて、初めて明確にジャンプ体勢のどんな時でも壁に触れた瞬間にジャンプを示唆したが、彼の技は壁に触れたとたんにキックし高く飛び上がることを実現するために、同じ壁を使う事が出来ないほど飛び上がる、タイミングが難しい、とかえって難易度が高くなってしまい、多くの人には受け継がれなかった。特にスーパーマリオ64DSにおいてはマリオのみがカベキックができ、また操作に関しても後述するズリオチ流の動作を取り入れたため、この流派に関しての伝承は途絶えたといえる。とはいえ、カプコンから発売された「Devil May Cry」シリーズのダンテを始め、使える人はそう少なくはない。
しかし、彼の独自の操作は以下の奇跡を生み出している。
グリッチキック
直訳して「バグキック」と呼ばれるもので、キックした瞬間に垂直に飛び上がれるもの。前述のハリツキ流の挙動の一部をあっさりと実現しており、ジャンプ力に定評のある彼の底力が垣間見える。
HSWK
ハイパー・スピード・ウォール・キックの略称。彼はカベキックをし続けることで加速と速度維持を可能にしていた。ケリツケ流独特の速度を殺さない動作のおかげでなしえている事は言うまでもない。
これらを組み合わせ、なおかつBLJを駆使するスーパーマリオ64のマリオは前後に死角なしといえよう。
ウォールジャンプ
彼の技の難しさに目をつけ、よりやりやすくした競技種目がスポーツ系FPS。なんとジャンプ中に壁に触れるだけで自動的にカベキック体勢に入れるというもの。ハリツキ流とは違い、操作の猶予は一瞬にして無限。カベキックの一つの到達点と言えなくはないだろうか。
バネマリオ
マリオがバネキノコを取ると「バネマリオ」になる。ボヨンボヨン跳ねるだけで動きにくいことこの上ないが、
溜めて高いジャンプができ、カベキックがウォールジャンプ性能になる。これらの動きで移動できる範囲は広がる。
なんでカベキックみたいな動きができるの?と問われると「バネだから」 と言う他ない。
ズリオチ流(ネオ・カベキック)
バカンスに行くことになったマリオが、カベキックの難しさに悩んでいた頃に編み出した新しいカベキック。壁にジャンプすると「張り付いてずり落ちる」という、操作猶予を上げた状態での準備態勢を実現した。後述の「ネコ流」と呼ばれる亜種への礎ともなった。
ここまで見てきた人には「ハリツキ流と何が違うのか」、と疑問に感じる人もいるであろう。この流派にも独自の派生技がある。
スピン
Newスーパーマリオブラザーズの据え置き版にて、マリオのスピンジャンプの力が有効に生かされる。空中でスピンを可能にして滑空性能を得て、より遠くの壁に飛び移る事ができるようになった。ハリツケ流よりは自由度が低いものの、より機動性が増したと言えよう。
キモス流
唯一無二にしてキモすぎて誰もやらない不思議な流派。またの名をキッククライム。ジャンプした頂点で壁に触れてもう一度ジャンプするという少し技巧的なものなのだが、蹴った後はパワードスーツ独特の浮遊感によって自由に動ける。これが実を言うとジャンプの頂点を惑わして連続性を阻害する欠点、かつそりたった崖の上に登れる利点として機能している。スーパーメトロイドの頃からこれを得意とするサムス・アランは過去何度もこの技を駆使し、なおかつスピードブースターで地上に空にと滅茶苦茶に駆け回り冒険した場所を爆破する事から、キモス・アランの異名がついている。
流派に関してはまだまだ謎が多い。新しい流派をご存じの有志の方々はどんどん情報提供をお願いいたします。
亜種
蹴る部門
ボム流:白ボン
壁を蹴るのではなくボムを蹴って渡る、流石のニンジャでもビックリの方法。
キシン流:マクシーム・キシン
壁を蹴るのではなく敵を蹴って吹っ飛ぶ、流石のニンジャでもやらない方法。
敵を倒して吹っ飛ぶこと自体は、親友のジュストでもできるが速度が遅い。曰く「加速のマクシーム、浮遊のジュスト」
壁部門
メリコミ流:いろいろ
壁にめりこんで進むという動作はマリオ・ソニック・ロックマン・悪魔城の愉快な変態達などなどで広く伝わっている。マリオはさらに壁メリコミジャンプ、ソニックはカメラマンの仕事放棄、ロックマンはスクロールバグを実現させられる。この動作中に加速するとヴァンパイアハンターの間では「ホァイ」と呼ばれる。
悪魔の技
FCマリオのみ扱える、メリコミ流を極めた技。条件さえそろってしまえばいかなる地形もすり抜けるため誰が呼んだか「改造地形殺しの悪魔」。
ワープマン
スクロールバグなどを駆使し、壁を高速で通り抜けるロックマンは「ワープマン」と評される。
変態
壁抜けや高速移動を使いこなし、数分で城を粉々にするヴァンパイアハンターは総じて「変態」と呼ばれる。
(通称)カオスコントロール
壁をすり抜けて突き進み、カメラに仕事させないソニックの事をさす。なぜかクラシックソニックに言われることが多い。
もっこりスラッシュ
知る人ぞ知る義賊・ゴエモンたちの間で伝わる技。壁にめり込んで(もっこり)武器を振る(スラッシュ)と超ぶっとぶ。
パルクー流:ソニック・ザ・ヘッジホッグ
とうとう壁を蹴るのではなく駆け登る事に成功。派生で音速壁走りも可能にした。ニンジャでもできそう。
前述のダンテもこれができる。スピードはソニックより遅い反面、確実性に長ける。
スーパーベ流:マリオ他
ネコに変身して壁をよじ登り、なおかつ壁の左右に移動可能というある意味究極系。がんばれニンジャ達。
ヘキガ流:リンク
絵になって壁にはりついて平行に移動する、という無茶苦茶なもの。ニンジャではできそうなのが怖い。
カベヅタ流:いろいろ
実を言うと「壁伝い」だけならサルを捕まえる冒険に出た子達やクマとトリのコンビ等々、なんらかのトリックを用いて行う事が出来る。この場合は重心を壁側に移すため、地上の如く動ける。キックはやっぱりやらない。
その他、カベキックできる人のリスト
- カービィ:ニンジャのコピーだとハリツキ流の動きが可能となる
- ルーイ:ファンタジーレース限定でケリツケ流・カタパルトキックが使える
- スマブラ:ケリツケ流(ウォールジャンプ?)→マリオ、リトル・マック、トゥーンリンク、サムス・アラン、ゼロスーツサムス、ダックハント、フォックス・マクラウド、ファルコ・ランバルディ、ピカチュウ、キャプテン・ファルコン、むらびと、WiiFitトレーナー、ドクターマリオ、パックマン、ロックマン、ソニック、クラウド・ストライフ、Miiファイター(格闘タイプ、射撃タイプ)
- スマブラ:ハリツキ流→ディディーコング、シーク、ルカリオ、ゲッコウガ、ベヨネッタ
(随時募集中)
関連動画
※マクシームのそれは厳密に言うとカベキックではありませんが、参考に載せておきます
関連項目
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