塩(;´Д`)「カモマイルが足りないカモォー!!」
概要
実況プレイヤー「塩と胡椒」の塩氏の迷言であり、「パニクりながらDEMENTO絶叫プレイPart15
」にて発せられた言葉である。
一見、押韻を駆使した単なる駄洒落に見えるこの言葉だが、多数に渡る重層的な解釈が可能となっている。
1.「カモ」のダブルミーニング
「カモマイルが足りないカモォ」という文章では、「カモ」という一語が二度にわたって強調されていることから、それぞれ「カモマイルの「カモ」」「~かもしれないの「カモ」」と順当に解釈するのは不適切であるとも考えられる。
仮に後者の「カモォ」の部分の「カモ」を野鳥の「鴨」だと解釈した場合、「カモマイルが足りないカモォ」は本来は「カモマイルが足りない鴨ォ」という表記であったと考えられる。もちろん、実際の鴨がカモマイルを食べるわけはないので、ここでの「鴨」はカモマイルを摂取する主人公のフィオナ、ひいてはプレイヤーである塩自身の暗喩と解釈するのが妥当であろう。
上記の解釈に加えて、「カモ」は一般に詐欺や犯罪のターゲットを表す言葉でもあるため、塩の発言の意図は、トラップに引っかかりまくり貴重なカモマイルを無駄に消費し続けた自身への反省と、もう二度と「カモ」にはならないという決意の表明であるとも考えられる。
2.ゲームオーバーまでの百マイル
1の解釈とは反対に、二度強調されている「カモ」をとりあえず解釈上から除外して考えるなら、「カモマイル」の「マイル」の部分だけが前景化することになるが、これはヤード・ポンド法等における長さ(距離)の単位である「マイル(mile)」を意味すると考えるのが妥当であろう。
「マイル」と名前の付く日本人に馴染み深い作品には、映画化もされた浅田次郎の小説「天国までの百マイル」がある。心臓病を患う母の命を救うため奔走する男を描いた感動的な大作だが、ここでの「天国までの距離=マイル」を「カモマイルが足りないカモォ」という発言と重ね合わせて解釈すると、「ゲームオーバーまでの距離=マイル」であると推し量ることが出来るだろう。「マイルが足りない」ということはつまり、自身の死がすぐそこまで近づいていることの暗示なのである。
1の解釈とは異なり、この解釈での「カモォ」は素直に「~かもしれない」の「かも」であると読むのが適当である。なぜなら、塩は本発言を通して、何時ゲームオーバーになるかもしれない自身の未来への不安を極めて文学的完成度の高い表現で示そうとしたものと考えられるからである。
3.環境破壊への懸念
カモマイル(カモミール)の語源はギリシア語で「大地のリンゴ」を表す「chamaemellon」であり、それぞれ「chamae」が「大地(の)」、「mellon」が「リンゴ」を意味すると考えられる。よって「カモマイル」の「カモ」のみを抽出する場合、それは「大地」を現し、「マイル」のみを抽出する場合、それは「リンゴ」を表すと推測できるのだ。
すなわち、「カモマイルが足りないカモォ」という懸念は、語源であるギリシア語風に解釈するならば「大地のリンゴが足りない大地」となり、カモマイルのような可憐な草花が芽生えることのない不毛の大地に対する塩の憂いを表現していると考えられる。これは、「DEMENTO」が謎めいたキーワードを表す際に好んでギリシア語を用いるところからも妥当な解釈と言い得るだろう。
「DEMENTO」の世界では草花などの真っ当な自然物が少なく、また物語のテーマは錬金術を題材としたホラーであることから、塩はこの言葉を通して、自然を意のままにしようとする人間の思い上がりを鋭く糾弾すると共に、今後の地球の環境破壊について憂慮の念を表明したのである。
いずれの解釈にせよ、また多数の解釈を同時に含む言葉であるにせよ、発言者(塩)の感性の鋭さ、知性の高さを推し量るには十分な発言であると言えよう。決して単なるオヤジギャグであるなどと侮ってはいけないのである。
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読み:カモマイルガタリナイカモォ
初版作成日: 08/11/16 01:50 ◆ 最終更新日: 09/10/09 15:05
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