カラーバーとは、夜中テレビに流れたりする ↓ のような信号(画面)のこと。
概要
一見、ただの色の羅列に見えるカラーバー。
しかし、この画面によって得られる信号を基に放送機器の調整を行い、品質を保持しているとても重要なものである。
また、放送機器だけでなくテレビ等の映像モニタの調整にも使用できる。
右のカラーバーは代表的な「ARIBカラーバー」。この他にもいろいろなものが存在する。
現在は静止画だけでなく、カラーバーを動かしてみたり、テレビ局のキャラクターがぴょんぴょん飛び跳ねたりしている。いろいろ探すと面白いかもしれない。
テレビ局では放送休止時に「試験電波」としてこれを流すのだが近年では24時間放送していたり、休止する時間がとても遅かったりするので生で見る機会が減っている。寂しいね。
カラーバーに関する小ネタ
- カラーバーと必ずと言っていいほどセットになっている「ピー」という音。
正式名称は「テストトーン」・「1kHzの正弦波」と言う。
こちらは音声関係の調整に使用する。
- かつてはカラーバーと言えば静止画が一般的であったが、デジタル放送が開始して以降は「動くカラーバー」も登場した。これは、カラーバーを動かすことによって画面がフリーズしていないかどうかをチェックするためのものである。動き方は水平方向だったり垂直方向だったりいくつか種類があるが、縦横どちらの不具合もチェックするためか斜め方向に動くものが人気のようだ。
- カラーバーと類似したものとして「モノスコ(モノスコープ)」が存在する。白黒画面に円や四角等の図形が並べられており、画面の歪み等が無いかを見るものである。カラー放送開始以前の白黒放送時代はこちらを用いるのが一般的であり、カラー放送開始以降もカラーバーと併用して試験放送が行われていたが、現在の試験放送では殆ど見られない。
- ダウンタウンの松本人志が、カラーバーに扮して5分間の生放送を行ったことがある。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の企画の罰ゲームで、途中、新聞読んだりタバコを吸う、貴重なカラーバーとなった。
- 東京事変の解散前最後のミニアルバムのタイトルが「coler bars」であり、ジャケットもこの意匠を用いている。
これは、東京事変のアルバムのタイトルがテレビ番組のジャンル(「教育」、「娯楽(バラエティ)」、「スポーツ」など)になっていた事と合わせて、放送終了=解散を意味している。
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関連項目
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