カーラ・J・ルクシック(Carla J Luksic)とは、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。
プロフィール
モデル
モデルはアメリカ合衆国陸軍航空軍のエースパイロット、カール・J・ルクシック。
1942年に戦闘機パイロットとなり、欧州戦線で活躍。特に1944年8月5日には僅か一時間程度の交戦中に5機を撃墜する戦果をあげた。1969年退役、撃墜数8.5。
人物・能力
ベージュ色の制服の上にオリーブグリーンのジャケットを着用し、白いセーターを巻いた小柄な少女。左右肩上でまとめた金髪で額にゴーグルを付け、ブルーグレーの瞳を勝ち気に輝かせている。
容姿からも察しがつくように、利発で悪戯好き、愛する物は何よりコーラなリベリアン元気っ娘。いっぽうでブリタニア駐留の経験から欧州の歴史や地理といった教養に加えて欧州流の貴婦人の振る舞いまで完璧に身に着けており、<ノーブルウィッチーズ>B部隊では随一の欧州通。典型的なリベリアン少女と午後のお茶を楽しむヨーロッパ上流令嬢の二面を併せ持つウィッチである。
幼少時から機械や銃に触れており、飛行・射撃ともに大の好み。使用武器はM2機関銃だが、なかでも初期型の水冷モデルを片手持ちに改造したもの。冷却水を圧縮エーテル水に変更し、これを媒介に冷却の固有魔法を使用することで、連射性能を向上させるとともに、冷却水循環ポンプの省略による軽量化を達成している。
戦歴
ハワイ生まれ。機械や銃器のたぐいに慣れ親しむ幼少期を過ごした。陸軍でウィッチとなった後は、第352戦闘航空群“ブルー・レッグス”に配属され欧州へ派遣。ブリタニアに駐留し防空任務に当たる一方、現地の人々との親交を通してブリタニア文化を多く身に着け、カールスラント軍部隊と共同作戦をとった際にはカールスラント人とも知己となっている。
ブリタニア駐留中にP-47からP-51に履き替えて以降は撃墜数を伸ばしたが、最初に乗り換えたP-51Bはまだカーラが新人だったこともあり戦闘中に損傷し全損喪失、同型機を経てP-51Dを使用するようになった。また、この頃にネウロイ勢力圏下にあったガリアで墜落したことがあるが、この時は指揮官であるジーナ・プレディの尽力により無事救出されている。
その後、ガリアの解放に伴い、第328戦闘飛行隊の一員としてブリタニアからガリアはヴァランシエンヌへと進出。1945年頃、第506統合戦闘航空団<ノーブルウィッチーズ>が設立されることとなるとリベリオンからの要員として候補に上がり、リベリオンウィッチの扱いをめぐる政治的すったもんだの末、最終的にリベリオンウィッチからなる506B部隊の隊員としてディジョンに駐留することとなった。
余談であるが、<ノーブルウィッチーズ>の結成式典時には、マスコットキャラクター”のうぶる君”のきぐるみが突然壇上のロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ中佐のお尻を撫でるという事件が発生。この時カーラの姿がなぜか会場から消えていたが、結局事件当時”のうぶる君”に誰が入っていたのかは判明せず、詳細は不明である。
対人関係
506JFW・B部隊では隊長ジーナ・プレディ中佐がブリタニア駐留時からの上司にして恩人であるほか、真面目な性格のマリアン・E・カール大尉にはさまざまな悪戯を仕掛けている。
A部隊に対してはライバル意識を抱いているが、A部隊の下手な庶民より庶民的な華族ウィッチ黒田那佳のことはかなり気に入っており、コーラ好きの同志としても親しくしている。特にジェニファー・J・デ・ブランクがとある事件に巻き込まれた際には、那佳とコンビを組んで解決に奔走した。
登場
B部隊に所属することから『ストライクウィッチーズ劇場版』には登場せず。ただしビジュアルは同作の公式ファンブックが初出となる。
その後、小説『ノーブルウィッチーズ』シリーズに登場、特に第3巻ではジェニファーともどもB部隊側のメインを務める。第6巻「第506統合戦闘航空団、疑心!」同梱オリジナルドラマCDでは三澤紗千香が演じることとなった。
2019年発売の『新ワールドウィッチーズシリーズ 秘め歌コレクション特別版 ディジョン篇』では、ジェニファー・J・デ・ブランク、イザベル・デュ・モンソオ・ド・バーガンデールとともに新曲「Trust we NOBLE」を歌唱。ドラマCDにも登場している。
関連動画
関連項目
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