ガイアブレイカーとは、2013年12月25日に発売された、年末の闇に潜んでいた魔物である。
クソゲーオブザイヤー2013の次点入りを果たした。
概要
Wii UのNintendo e-Shopで配信されているダウンロード専用のゲーム。価格は1890円。
元はスマートフォン向けに発売されていたシューティングゲーム・グランダリウスであり、それをWiiU向けの要素を追加して移植したのがこのゲームである。
ゲーム内容は非常にオーソドックスなシューティングゲームだが、オプションで設定することによってMiiverseとの連携させることができ、画面横には他プレイヤーのゲームオーバー地点が表示される。プレイ後はMiiverseにコメントを投稿することも可能。
ここまで聞くとただの王道のシューティングゲームだが、その実態はクソゲーオブザイヤー2013において、年末に突如現れた魔物として話題となっている恐るべきクソゲーである。
その酷さを客観的に説明すると、実際に送られた評価ポイントを見れば一目瞭然である。
WiiUのソフトは、購入者(ゲームを一定時間プレイしたユーザー)が評価を送ることが出来るが、2013年1月後期の時点で、31件送信されたの評価中、最低点である☆1評価がなんと27を占める。当然平均点も☆1となっている。また、23連続で☆1評価をくだされるという前代未聞の事態となった。
Wii Uは普及度に反して評価の高いゲームはわりと多く、少なくともダウンロード専用ソフトの範疇だけで見れば、☆3以下の平均点となっているゲームは、本ゲーム以外存在しない。
話題となっているポイント
- 元々スマホで配信されていたグランダリウスの価格は、600円である。それを、ほぼベタ移植で何故か1890円という3倍の値段に増加。元々600円ですら微妙と言われていたゲームなのにも関わらず超強気な設定。
- それまで最高額だったポケモンスクランブルが1800円であるが、それを90円上回る。値段の高さもさることながら、他のゲームが消費税加算による端数を出さないよう値段設定をしているのにも関わらず、本ソフトは無思慮である。
- また、例えば2000ポイントで購入したとして、端数として残ってしまう10ポイントの使い道が皆無である。せめて50円ならまだ綺麗な使い道がいろいろ見えてくるのだが…。
- しかもゲームのグラフィックはレトロゲームレベルであり、お世辞にもグラフィックを頑張った結果とはいえない。同じシューティングゲームであるナノアサルトネオはグラフィックをかなり頑張っているうえで、1000円ポッキリである。
- そんな高品質と言えないゲームなのにも関わらず、コマ落ちが発生する。
- 別の比較対象として、同じく元スマートフォン・携帯向けに展開されていたケムコ発売のアドベンチャーゲーム「トガビトノセンリツ」を見てみよう。同じ経緯を持つソフトであるが、価格は1000円である。しかもこれ、元のソフトのダウンロードコンテンツを全部載せてあるため、むしろ金額的にはお得パックとなっている。これでもやや高いと言われればそれまでだが、追加要素ありきでバカ高くなったガイアブレイカーの前には全てが霞んでしまうだろう。
- ロードが長い。また、Loadingが100%になったあとでさらに数秒待たされる。
- 自機の移動は左右のみ。上下・斜めへの移動は不可能。しかも慣性が働くので動かしづらい。
- 攻撃は直線に発射される通常の弾と、ロックオンレーザーのみである。くわえて、アイテムによる自機の強化・ボムなどのサブ武器の入手要素などは一切なし。
- 全6ステージ、クリア時間は平均して20分から30分。もう一度言うが1890円である。
- しかもエンディングやスタッフロールは一切存在しない…と思われていたが、ドM有志が奮戦した結果、500万スコア以上を叩き出すことでエンディングが表示されることが判明した。これはノーミスクリアでようやく叩き出せると言われるスコア。
- だが、自機の自由度の低さを始め、マップによっては背景に混ざって弾がほぼ見えなくなったり、敵や弾が入り乱れることで件のコマ落ちが発生するなど、制作側の手抜かりから難易度は理不尽に高い。
- ステージの進行による難易度上昇も雑で、追尾レーザーや自機を直接狙ってくる敵が増えるというだけ。コマ落ちの発生なども相まって、全弾回避は困難を極める。
- ラスボスの攻撃は特に酷く、そのためエンディングはかなり根気がいる作業。
- 後に、3面で永久スコア稼ぎが出来ることが判明しており、Miiverseにおいてプレイヤーがお互いを高め合うという唯一評価されたコンセプトが、事実上崩壊している。
- SEがしょぼく、BGMは明らかに単調。
- 元がスマホゲームなので、ゲームの画面は横長のモニターに対して縦長となっている。デッドスペースにはMiiverseの連動要素が表示されるが、このせいでただでさえ見辛いゲーム画面がさらに見えにくくなっている。
- そもそも、画面のブラックアウトなど、致命的なバグがしばしば発生する。
- 充実したオプション。
Q&A
- Q.元が600円ならこんなもんじゃね?クソゲーオブザイヤーノミネートはねーよwww
- Q.難易度が高いならやりごたえあるじゃん。下手乙wwwww
- Q.価格設定は任天堂の責任じゃ?
- A.この価格設定を行ったのは販売元(ユビキタス)です。
関連動画
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※ガイアブレイカーを購入するためにWii Uを購入することはおすすめしません。
Wii Uにはこのゲームより面白いソフトがきっとあります。そちらの購入の検討をおすすめします。
関連項目
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