ガムートとは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。
概要
牙獣種 | |
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ガムート |
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別称 | |
別称 | 巨獣 |
二つ名 | 銀嶺 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
初登場は『モンスターハンタークロス』
4頭存在する本作のメインモンスターの一角とされる。
最近になって雪山などの寒冷地でその存在が確認された牙獣種に属する新種のモンスターで、文字通りの大きな身体から巨獣という別名を持つ。
現実世界で言うマンモスによく似た姿を持っているのが特徴で、全身を赤と青の剛毛で覆われているが、頭部と四肢は独特な形状の分厚い甲殻で守られている。そしてその頭部からはヘラのような形状をした二本の牙、先端部の裏に爪状のスパイクがいくつも生えた長い鼻が伸びており、尻尾および脚にはボルボロス亜種やアグナコトル亜種と同様に固まった雪や氷が纏わり付いている。
正に巨獣と呼べるほど非常に巨大な体躯を誇り、その全体的なスケールは古龍種および古龍級の超大型モンスターを除く通常モンスターの中では最大級と思われ(ただし、身体の長さという点ではガララアジャラとかの方が上である)、このガムートが持つ重厚な身体と甲殻はティガレックスの爪牙もそう簡単には受け付けないとされる。
ディアブロスやドボルベルクと同じく草食性だそうだが、やはりというか彼等と同じように極めて縄張り意識が強く、人間や他のモンスターと遭遇すると己の縄張りから排除しようと積極的に攻撃を仕掛けてくる。
戦闘時には体を大きく持ち上げてからの踏みつけ攻撃で相手を押し潰そうとし、しかも着地の際には四肢に纏った氷雪を盛大に弾き飛ばして衝撃の範囲をさらに拡散させる(この四肢の雪が剥がれるとガムートは鼻で雪を吸い上げてそれを自分の体に吹き付けて再装着する)。他にも長い鼻から圧縮した氷塊弾を発射してきたり、その鼻を器用に使って作り出した雪球を投げつけてきたりと言った戦法を取る。加えてその体躯に比例して肺活量も凄まじいようで、間合いの離れた相手は鼻で吸い込むように引き寄せようとする。G級ではおもむろに直立し、後方にいる相手にヒップアタックをかましてくるという今まで弱点とされていた背後をカバーする攻撃が追加されている。
あくまで4体の内の一頭とは言え初の牙獣種カテゴリーのメインモンスターであり、名前の由来は古代象の一種であるマストドンの学名“マムート”とインドの象神“ガネーシャ”から取られたと思われる。
従来のシリーズでは長い鼻こそ無いが似たような生態のポポという草食種の小型モンスターがおり、このガムートも正式名称が明らかになるまでは“ドスポポ”とか呼ばれていた。無論、その戦闘能力はポポとは比較にならないが。
二つ名個体
MHXXには“銀嶺(ぎんれい)”名を関する二つ名個体が追加された。
ガムート種の中でもさらに年季を経た個体であるとされ、体表の一部が白くなった一回り大きな身体が特徴で、前脚の雪塊はザボアザギルの鎧のように刺々しい氷の装甲となり、鼻先にも同じような氷の結晶がくっ付いている。
通常個体に比べると攻撃時の挙動と仕様が大きく変化しており、得意の鼻による吸い込みもその吸引力が大幅に増している他、雪玉を作るとそれを振り回すように割り砕いて雪幕を撒き散らしたり、投げ飛ばした雪弾を自分の身体で壊して自分の周りに砕けた氷塊を降らせるといったさらに有効範囲の広い技を繰り出してくる。
格闘攻撃に至っては輪にかけて激烈なものであり、その一撃一撃は非常に重く、取り分け強力なのが頭を地面に埋めながらの誘導突進攻撃で、その破壊力は例えちゃんと強化した防具であっても生半可な防御力では致命傷になるほどの攻撃力を誇り、さらに突進中にはウカムルバスのそれのように周りに氷塊弾を撒き散らし、さらに動作終了時にもピンポイントでハンターに頭上に落ちてくる氷塊を放り投げてきたりと隙も少ない非常に危険なものとなっている。
それ以外の細かい攻撃についても予備挙動が変化していたり、そして威力が向上しているものが少なくない。
加えてその攻撃にはハンターを“ゆきだるま状態”にしてしまうものが多く、こちらの動きを鈍らせてから一気に仕留めようというような搦手じみた戦法も使ってくる。
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関連項目
- モンスターハンター
- モンスターハンタークロス
- モンスターハンターのモンスター一覧
- ディノバルド / ガムート / ライゼクス / タマミツネ(MHXの4大メインモンスター)
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