ガルムガンダムとは、雑誌企画『機動戦士ガンダム00V』に登場するモビルスーツである。
記事では「ガルムガンダムE」についても解説する。
概要
GARM GUNDAM ガルムガンダム |
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型番 | GNZ-001 |
全高 | 22.9m(頭頂高) |
重量 | 61.4t |
搭乗 | レオ・ジーク |
動力 | GNドライヴΤ(疑似太陽炉) |
武器 |
ガデッサなどの“ガ”シリーズの祖と言うべきイノベイド専用機で、ヴェーダから引き出した設計データが使われている。
大部分はGNY-004「ガンダムプルトーネ」からの転用技術で、そのためか姿形と一部機能はプルトーネを色濃く継承している。なんでも00Fにおけるブラックプルトーネとブラックラジエルの戦闘データもフィードバックされているとか。
プルトーネからの継承点はトリコロールカラー、V字センサー、そしてバックパックである。
バックパックは貴重な太陽炉とマイスターの回収の為に採用された重要かつ有益なコアファイターシステムの一部だが、ガルムに積まれたものは疑似太陽炉であるため存在意義の半分をなくしている。
ガルムとは「Generation of Reborn MS(生まれ変わったMSの世代)」を意味し、なおかつ北欧神話の番犬にも関連付けられたダブルミーニング。これに肖ったのか後継機にも北欧神話の女神の名前が付いた。
イノベイター専用機の試作機である本機は紛れもないガンダムタイプの外観だが、後のGNZシリーズではアロウズと共闘することを考慮したため、ガンダム色を外したデザインに変更したようだ。
- 「GNシールド」
プルトーネでは未完成だったGNフィールドを発生させることが可能なGNシールド。 - 「GNビームサーベル」
腰サイドアーマーに装備した二本のビームサーベル。 - 「GNバルカン」
両腕に内蔵した弾幕を張るためのビーム砲。 - 「試作型GNメガランチャー」
ガデッサの大型ランチャーの試作型。
威力では劣るものの、小型ゆえの取り回しの良さではこちらが優れる。
劇中の活躍
活躍と言ってもこの機体に纏わるエピソード自体はそれほど多くない。
作中時系列に沿うと『00I』にてリジェネ・レジェッタがパフォーマンスに使って以降、特に活躍もせず放置されていた。
『00V』では、ビリー・カタギリとロベール・スペイシーの会話にて、ビリーがソレスタルビーイングの船でガルムガンダムを見たと発言している。彼は監視下に置かれた船の調査でいずれ発見されると見ていた。
00外伝最終章となる『00I 2314』では遂に主役機に抜擢。どうやら軌道エレベーター内に秘匿されていたらしい。ELSとの戦闘ではフェレシュテのマイスター、レオ・ジークが搭乗。超兵の脳量子波でELSの大群を誘導するも次第に浸食されていった。
ガルムガンダムE
『00I 2314』のラストに登場。ELSとガルムガンダム、そしてレオが融合・共生を為した姿。
フェイスはへの字のスリットが無くなっており、胴体部から下部にかけて通常のガルムガンダムより線が簡略化されたデザインになっている。また、GNランチャーも角が取れ、丸みを帯びたフォルムに変わっている。
ELS対話後に起きた世界規模の戦闘で投入された。『00I 2314』にてほぼ唯一「ELS対話後の戦闘行動」が確認されている融合・共生型のガンダムである。
マイスターのレオ・ジークは、刹那・F・セイエイ(ELSクアンタ)、アーミア・リーと同時期に「ELSとの共生に成功した者」であり、彼もまた人類の先導者と言うべき存在に違いない。
関連動画
ガルムガンダムに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
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関連項目
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