ガンスナイパーとは、『ZOIDS』シリーズに登場するヴェロキラプトル型戦闘歩兵用ゾイドである。
機体解説
ガンスナイパー GUN SNIPER |
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基本情報 | |
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型式 | RZ-030 |
所属 | ヘリック共和国 |
モチーフ | ヴェロキラプトル型 |
スペック | |
全長 | 11.9m |
全高 | 7.2m |
全幅 | 不明 |
重量 | 25.0t |
最高速度 | 200.0km/h |
武装 | |
ゾイドテンプレート |
ヘリック共和国が開発したヴェロキラプトル型歩兵用ゾイドであり、RZ-28ブレードライガー、RZ-29ストームソーダーに次ぐ3機目のオーガノイドシステム(OS)搭載機。
以前まで使っていたRZ-14ゴドスではもはや帝国軍の攻勢を抑えきれないという事で共和国軍も全く新しい主力歩兵ゾイドの開発に迫られた結果生み出された。
新たにOSを導入した結果、機体の基本出力と機動性能、そして生命力はゴドスを優に上回るようになり、その戦闘能力は帝国軍が開発した同じOS搭載機のEZ-27レブラプターとほぼ互角のものとなっている。
また、格闘戦に特化したレブラプターとは対照的に多数の銃火器を装備した砲撃戦能力に対応した機体で、両腕のビームガトリング砲、背中のブースターと一体化したミサイルポッド、そして尻尾には命中すれば中型~大型のゾイドをも仕留められるほどの威力を持つロングレンジスナイパーライフルなどが搭載されているのが特徴。
それでいて格闘能力も決して低いものではなく、いざとなれば武装を排除して身軽になり、白兵戦にも対応する事が出来る極めてオールラウンダーな機体に仕上がっている。
しかもOSはあくまで限定的に使用されているだけなので操縦性も割りと良好で、OSゾイドの共通の悩みであった生産性の低さも解決されており、これらの要因により見事ゴドスに代わる共和国主力歩兵ゾイドの座を射止めた。
このブレードライガー、ストームソーダー、そしてガンスナイパーの導入により共和国軍は帝国軍と互角に張り合えるようになり、それ以降の西方大陸での戦いでは全期に渡り活躍し、暗黒大陸戦争の前後にはさらに機能を絞ったRZ-57スナイプマスターも開発された。
劇中での活躍
バトルストーリー
ZAC2100年ロールアウト。ゴドスの後継機として開発され、第1ロットで作られた機体がブレードライガーの僚機としてストームソーダーと共に西エウロペ大陸での古代遺跡制圧戦に参加していた。
その後は量産されて制式採用され、目論見通りレブラプターと言った帝国機と互角の戦闘能力を見せつけてそのパワーバランスを拮抗させた。
そして第二次大会戦から帝国軍のニクシー基地侵攻まで、西方大陸戦争における共和国軍の主力機として活躍した。 しかし、戦いが暗黒大陸での戦いに移行してからは出番がめっきり減っていき、共和国本土防衛用にはその後継機として開発されたスナイプマスターが配備されるようになっている。
アニメ
『ゾイド -ZOIDS-』から『ゾイドフューザーズ』に登場。
『ゾイド -ZOIDS-』では共和国軍が開発した新型ゾイドとして登場。
ただし、初登場した時点で既に軍民問わず広く普及していたのか劇中では共和国軍機だけでなく、埋蔵金の強奪を狙う盗賊やルドルフ暗殺を目論む殺し屋など悪党も使用している。
他にもバン・フライハイトへの刺客として送られた機体の中にはオーガノイド・アンビエントと融合してニードルミサイルを装備するようになったものも登場している。
アニメオリジナル仕様としてパイロットシートが回転してパイロットが狙撃手となるモードがあったり、特殊徹甲弾を用いる事でブレードライガーやジェノブレイカーのEシールドを貫通する事が出来るようになっている。
狙撃による一撃必殺攻撃を得意とするナオミ・フリューゲルの愛機である真紅のガンスナイパーと、リノン・トロスが使用する多数の重火器をまとめて装備した機体が登場している。
前者はチーム・ブリッツのライバルの一つとして何度も交戦し、後者はエレファンダーとの戦いで破損して下取りに出されたディバイソンの代わりとして新たなリノンの乗機となった。
元チーム・マッハストームのメンバーだったマービスが現メンバーを騙し討ちにするべく使用したが、全てコマンドストライカーとライガーゼロフェニックスに撃破された。
なぜか機体の仕様が『/ZERO』のリノン機と同じく重武装型だった。
主な機体バリエーション
ガンスナイパー・ワイルドウィーゼル
ガンスナイパーのボディにレーダーユニットと小型ビームキャノンが一体化したユニットを追加装備した機体。
その名の通りに敵部隊を掻き回し、その注意を引き付けるワイルドウィーゼル任務をこなせるようになっている。
ガンスナイパー・リノンスペシャル
ガンスナイパーLS GUN SNIPER LS |
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基本情報 | |
---|---|
型式 | RZ-030 |
所属 | チーム・ブリッツ |
モチーフ | ヴェロキラプトル型 |
スペック | |
全長 | 11.9m |
重量 | 50.0t |
最高速度 | 140.0km/h |
武装 | |
ゾイドテンプレート |
『/ZERO』に登場したガンスナイパーWWに大型ガトリング砲やミサイルポッドなどを多数搭載したリノン専用機。
エレファンダーに破壊されたディバイソンの代わりだけに、その無茶苦茶な改造から同じガンスナイパー使いのナオミからは「邪道」と切り捨てられているが、HMMシリーズではこのスタイルは西方大陸戦争時代にはすでにあったものらしい。
ガンスナイパー“ブレードライガー・ミラージュ随伴機”
第203高速部隊「ミラージュ」の随伴機として機体を再調整し白基調の迷彩を施したガンスナイパー。
同部隊の主力機ブレードライガー・ミラージュとの連携で優秀な戦績を残したが、連続して最前線に投入されたために損耗も激しく、その大半がニクス大陸で失われた。
出典は「HMMゾイド・カラーバリエーションガイドブック」より
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