ガンダムGT-FOURとは、ガンダムシリーズの漫画『MSジェネレーション』に登場する可変モビルスーツ(MS)である。
概要
GUNDAM GT-FOUR ガンダムGT-FOUR |
|
型番 | RX-78E |
頭頂高 | 19.8m |
重量 | 69.2t(本体)98.5t(全備) |
出力 推力 |
1990kw 83200kg |
搭乗者 | ジェームズ・A・アーノルド チャールズ・S・サインツ アリーナ・ホワイト・ミサキ |
武器 |
一年戦争末期に地球連邦軍が推進した次期構想機の開発計画「G-4計画」で開発された試作可変モビルスーツ。
G-4計画とは、宇宙軍で開発されたガンダム3号機「G-3ガンダム」を母体に宇宙軍、空軍、陸軍、海軍で次世代機の開発を行うもので、宇宙軍が担当したニュータイプ対応機「ガンダムNT-1」が有名。
この計画において、空軍は後のTMSの礎となる可変機を開発した。その空軍の試作機が「ガンダムGT-FOUR」なのである。機体名はFlying & Operation Unification Reactersの略。
MSの行動範囲拡大を目的に単体で飛行可能な機体を目指し、構造的にはコア・ブースターにMSへの変形機能を組み込むことで可変モビルスーツを実現した。が、技術不足から機構の脆弱性が存在し、ムーバブル・フレーム構造やドラム・フレームが現段階では確立していないことからも可変技術は未だ不安定な域に留まっている。G-3ガンダムを保有する宇宙軍の独占欲から開発の際にG-3のデータを回して貰えなかったため、変形時の機体バランスや総合的な戦闘能力・運動性能も低く、開発4号機にして未だ上々の仕上がりを見せていない。
3つの形態が存在しておりこれらはMS形態のGモード、中間形態のFモード、戦闘機形態のBモードと呼ばれる。ただし複雑な機体をパイロット一人ではコントロールしきれないため、複座式にして火器管制と操縦を分担している。武装はビームキャノンにバルカン。専用ビームライフルも用意されているが4号機開発時点では未完成。
MSジェネレーションにおいて4機登場。いずれも戦闘や事故で大破し、最後の試作4号機もジオンの可変機「ザクスピード」との戦闘の末に勝利をおさめたものの、その大部分を破損した。
- 「Gモード」
- GT-FOURのモビルスーツ形態。Gはガンダムを意味する。試作4号機以前は脚部や腕部などか装甲化されておらず未完成であった。Gモードでは複座式コックピットのナビが頭部に移動し、火器管制・機体操縦を担う。
- 「Fモード」
- 背部ブースターユニットを機体後方に展開する形態。BモードとGモードの中間に位置する。F=フライヤー。
- 「Bモード」
- 航空機状の飛行形態。コアブースターに変形構造を持たせた機体のためB(ブースター)モードと名付けられた。
GT-FOURなどの技術の蓄積から本機に関わったスタッフは、7年後に完璧な可変機である「アッシマー」や「ギャプラン」の完成にこぎ着けた。
単独で飛行可能なモビルスーツという概念はさらに進化し、MS形態のまま飛行するバイアラン、小型化したミノフスキークラフトを装備するΞガンダムといった機体へと繋がる事となる。
関連商品
ゲーム「GジェネレーションF」に参戦している。
他、MS大図鑑PART.8にも機体スペックと画稿が収録されている。
関連項目
- 0
- 0pt
- ページ番号: 5251015
- リビジョン番号: 2707933
- 編集内容についての説明/コメント: