キマリは通さないとは、ゲーム「ファイナルファンタジーX」の作中に登場するセリフである。
あらすじは通す
究極召喚を求め、ザナルカンド遺跡に向けて旅をするユウナ達一行。エボン教の寺院に反逆者の烙印を押されてなお旅を続ける一行は、ついにザナルカンド遺跡の手前にそびえる霊峰ガガゼトの麓までたどり着いた。
だが、山門の奥に進もうとしたその時、一行はガガゼトを守護するロンゾの戦士たちに取り囲まれてしまう。エボン教を信じる彼らは、反逆者であるユウナ達一行を通すわけにはいかないと行く手を阻んできたのだ。
ユウナは彼らに、エボンの寺院が教えをゆがめていると訴え、寺院には従わないと宣言。内心ではエボン寺院に疑問を抱いていたロンゾの族長ケルクはユウナの言葉に動揺し、何故反逆者の烙印を押されてなお旅を続けるのかとユウナに問う。この世界に平穏をもたらしたい、という純粋な思いを伝えるユウナ。ケルクはそんなユウナの言葉に心を打たれ、一行の入山を許可するのであった。
これでようやく先に進める…と思ったのも束の間。
しばらく進むと、今度はユウナのガードのひとりであるキマリの因縁の相手、ビランとエンケが一行の前に立ちはだかった。
二人は一行にこう告げる。
召喚士は通す
ガードも通すキマリは通さない
キマリはかつてガガゼト山に住んでいた頃、ビランとの対決に敗れてツノを折られた挙句、ガガゼトを出奔した過去があった。ビランとエンケは、そんなキマリを故郷と誇りを捨てた弱者とみなし、入山するに値しないと言うのだ。だが、ユウナを守るという使命を完遂するためにも、キマリは退くわけにはいかなかった。
キマリは力を示すため、そして過去との決別のため…二人に孤独な戦いを挑むのであった。
余談も通す
以上のように、このセリフが出てくるのはキマリが過去の弱い自分を乗り越えようとする熱い展開のシーンなのだが、その中でこのセリフだけが殊更に取り上げられてひとり歩きをした結果、ネット上ではキマリ本人の微妙な性能も相まってハブられキャラとしていじられることになってしまった。
この一連のやり取りの後、実際にキマリ一人でビラン・エンケとの戦闘に臨むことになる。この二人はキマリの育成具合によって強さが変動する仕様になっており、回復のタイミングさえ間違えなければ負ける要素はあまりないのだが、バトル中に流れるBGMやLv.3キースフィアが盗めることで印象に残っている人も多いのではないのだろうか。
このバトルに勝つと、二人はこれまでの挑発的な態度から一変してキマリの成長を称え、追手からユウナ達一行を守ることを約束してくれる。その後に衝撃的な展開が待ち受けていることを、誰が予測できたであろうか…
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キマリは通さない
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