『キャプテン翼』とは、高橋陽一のサッカー漫画シリーズである。
概要
略称はキャプ翼(きゃぷつば)。漫画をもとにアニメ、ゲームが作られている。
サッカー漫画といえば、この作品を思い浮かべる者が多く、その影響力は1990年代~2006年辺りに活躍した国内外のプロサッカー選手に大きな影響を与えており、日本を代表する漫画の一つとなっている。
「ボールは友達」の少年、大空翼の成長と活躍を描くサッカー漫画。1981年から1988年まで週刊少年ジャンプにて連載された。人気作であり1980年代のサッカー人気の原動力の一つとなった。その後、『キャプテン翼 ワールドユース編』『キャプテン翼 ROAD TO 2002』『キャプテン翼 GOLDEN-23』が描かれている。
主人公の翼と多くの仲間、ライバル達がチーム一丸となって勝利を目指す姿勢が読者にヒットした。
第1作目(以下初代)連載当時に同人誌の世界に大きな影響を与えた漫画の一つであり、良くも悪くもやおい文化を盛り上げた罪深い作品とも言える。
連載当時に担当編集者が同人界におけるブームを喜ぶ反面、8割がやおい本であった事に対し、巻末ページの編集後記でブチ切れた事もあった。
原作漫画
厳密にはオランダユース戦などの外伝的作品もあるがここでは省く。
キャプテン翼
- 小学生編
南葛小に転入した大空翼が、ロベルト本郷に出会い、全日本少年サッカー大会に出場する物語。 - 中学生編
南葛中が連覇を果たし、物語は中学三年生から。すでに天才級のキッカーである翼を潰しに多くのライバルが挑む。話の中心は翼のライバルである日向小次郎に当てている。ドライブシュートやタイガーショットなどの必殺シュート初出編でもある。 - ジュニアユース編
中学生編までに戦ったプレイヤーが日本代表として国際大会に参加。本作のもっとも有名なパートであり、シュナイダーを始めとした海外の選手も日本選手と同じくらい人気がある。
キャプテン翼 ワールドユース編
ジュニアユース大会から3年後が舞台。葵新伍やカルロス・サンターナ、赤井止也が登場。前作で対戦のなかったブラジルとはこの作品で戦うことになる。徐々に作画が崩れ始める。
キャプテン翼 ROAD TO 2002
2001年~2004年、『週刊ヤングジャンプ』に連載された。
バルセロナに移籍した翼がプロで活躍。海外の実在選手のほとんどは偽名。
キャプテン翼 GOLDEN-23
「ROAD TO 2002」の一週間後からのストーリー。日向の師でもある吉良が日本代表監督。
アニメ
三回テレビアニメ化されている。
- キャプテン翼
-
放送日:1983年10月 - 1986年3月(全128話)
放送局:テレビ東京系列
主題歌:
- キャプテン翼J
-
放送日:1994年10月 - 1995年12月(全47話)
放送局:フジテレビ系列
主題歌:
- キャプテン翼
-
放送日:2001年10月 - 2002年10月(全26話)
放送局:テレビ東京系列
主題歌
家庭用ゲーム
テクモ
Ⅱ以降のストーリーはオリジナルストーリーとなっている。キャプテン翼ファンの中でも非常に人気のある作品であり、ワールドユース編以降の漫画版よりゲーム版のストーリーの方が評価が高い。「くっ!!ガッツが たりない!!」は原作には無い、このゲームが生んだ名言である。ニコニコ大百科ではゲーム『キャプテン翼2』の独立した記事があるほど熱心なファンが多い。
| タイトル | 発売年 | 機種 | 制作会社 | ジャンル |
|---|---|---|---|---|
| キャプテン翼 | 1988年 | FC | テクモ | ADV |
| キャプテン翼Ⅱスーパーストライカー | 1990年 | FC | テクモ | |
| キャプテン翼Ⅲ 皇帝の挑戦 | 1992年 | SFC | テクモ | |
| キャプテン翼Ⅳ プロのライバルたち | 1993年 | SFC | テクモ | |
| キャプテン翼Ⅴ 覇者の称号カンピオーネ | 1994年 | SFC | テクモ |
この他、ゲームボーイ版、メガCD版などを発売。
NES版(US版)のタイトルは『Tecmo Cup Soccer Game』 。
1992年に発売され、ゲームシステムはそのままだが版権上の都合キャラクターや主人公側のBGMをすべて一新している。
1993年にはメガドライブ版『Tecmo Cup Football Game』が発売されており、前作が多少アメコミ風だったのに対し、この作品では日本の漫画風にアレンジされているが、パッケージジャケットはシュナイダーっぽいキャラクター
が飾っている。と言うか絵柄が思い切り陽一風である。ゲーム本編の方は別人のイラスト
になっている。BGMはNES版の微妙なアレンジで。グラフィックは『皇帝の挑戦』やメガCD版に近いものになっている。
バンダイ
- キャプテン翼J THE WAY TO WORLD YOUTH
- キャプテン翼J 全国制覇への挑戦
- キャプテン翼J GET IN THE TOMORROW
- キャプテン翼(PS2版)
原作を特に重視し、アニメ第1シリーズの声優、オープニングテーマを使用している。原作に沿った行動をとると、再現イベントが発生。PS2で鈴置洋孝さんボイスの日向小次郎を聴きたい方は是非プレイすべき。システムはテクモ発売のゲームに似たようなシミュレーションを採用している部分も見られる。基本は目押しゲー。パス・シュート以外は翼しか操作できない。
コナミ
さらに輪にかけて知名度が(ry
- キャプテン翼 栄光の軌跡
ゲームボーイアドバンス。カードゲーム風。Jリーグの実在選手が登場する。 - キャプテン翼 新たなる伝説・序章
- キャプテン翼 黄金世代の挑戦
- キャプテン翼 激闘の軌跡
ニンテンドーDS。2010年発売。
主な登場人物
FW
- 日向小次郎(声:鈴置洋孝/檜山修之/松本梨香・子安武人)
- ゴールキーパーの若林と同じく、翼の最大のライバル。ユニフォームを肩まで捲り上げ、フィールドでは猛虎の如く牙をむくプレイスタイルだが、母子家庭で四人兄弟の長子である事から家族を安心させるために新聞配達などのアルバイトにも精を出し、サッカーでプロを目指す。相手を吹き飛ばすほどの直進的なドリブルを持っている。中学生編では、プレイ内容から小学生時代の恩師・吉良監督に「牙を失った虎」と指摘され、吉良監督がいる沖縄で特訓して「タイガーショット」を完成させたが、無断でチームを離れて勝手なことをやっていた責任を問われて、決勝戦までは出場できなかった。その後、ジュニアユース編では「ネオ・タイガーショット」、ワールドユース編では「雷獣シュート」と必殺シュートを編み出す。ピッチや壁を削りまくる破壊魔。ワールドユース編で再び沖縄に行った際に、女子ソフトボールの赤嶺真紀と知り合うが恋愛描写はあまり無い(ただしお互い意識はしている(特に真紀の方が強い))。
- 新田瞬(声:三ツ矢雄二・中原茂・金丸淳一/佐藤浩之/時田光)
- 中学生編から登場。「隼シュート」という何気にキャプ翼界初のオリジナル固有名詞つき必殺シュートを持っている、翼たちより学年が一つ下の何かと翼と張り合おうとしていた生意気な小僧。試合で翼が見せたノートラップボレーシュートを見て、それを隼シュートに取り入れようとし、何度も失敗した挙げ句に「ノートラップランニングボレー隼シュート」という本作一長いと思われる必殺シュートを完成させた。ノートラップシュートにこだわらなければ南葛に勝てていたものを…。県大会以降は掌を返したように翼を慕うようになった。ジュニアユース編では日向と共にツートップを組んでいたが、活躍した場は少なかった。漫画の読者やテクモ版ゲームプレイヤーからはヘタレ扱いされている。ゲーム『キャプテン翼Ⅴ』では、突如芸術的な動きに磨きをかけ、ラスボス・カンピオーネのメンバーとして全日本と戦う。
MF
- 大空翼(声:小粥よう子/小粥よう子・佐々木望/井上喜久子・関智一)
- 本作品の主人公。幼少期にトラックにはねられるが、ボールのおかげで怪我一つなかった経験を持つ。
小学生編ではFWだったが、中学生編以降はMF(トップ下)を務めている。また、オーバーヘッドキックや、ドライブシュート、スカイウィングシュートといった必殺シュートは持っているが、翼個人が編み出した誰にも教わっていないオリジナル必殺シュートはほとんどない(この辺は『DRAGON BALL』の主人公・孫悟空と似通っている)。
ゲーム『キャプテン翼Ⅱ スーパーストライカー』では伝説のストライカー・ジャイロのシュートを再現した「サイクロン」を習得する。倒れても何度も起き上がる不屈の精神を持っており、相手の必殺シュートをコピーしてそれを実践する天才肌。南葛時代のマネージャーだった「あねご」こと中沢早苗とはワールドユース大会後に結婚する。なお、早苗をめぐっての喧嘩では、キック一発でボクシング部の神田の肩の骨を壊した。
原作ではプロになってからはスペインリーグの名門バルセロナで活躍する。
- 岬太郎(声:山田栄子/小林優子・結城比呂/雪野五月・鳥海浩輔)
- ゴールデンコンビでお馴染みの翼の親友。画家である父親と共に全国各地転々としていたため転校が多かった中、南葛で翼たちと知り合う。中学生編では父親とパリへ渡ったため、出番は若林との再会場面のみ。ジュニアユース編で全日本メンバー入りし、翼とのコンビで西ドイツのデューター・ミューラーを打ち破る。その後、ワールドユース編では日本に帰国して南葛高校サッカー部でキャプテンを勤めた。Jリーグに入らずにワールドユースに専念しようとしたが、新監督の賀茂監督が連れてきた「リアルジャパン7」に敗れ、賀茂から「翼がいないと何もできないのか」と指摘されて全日本を離脱し、各地を回った。そしてアフリカで「ブーメランシュート」を編み出した。
それから母親と再会し、妹もできた(異父妹)が、直後に妹をかばって車にひかれ左足に重傷を負ってしまう。不幸属性が割とあるようなないような…。
のちにJリーグ・ジュビロ磐田に入団する。
- 沢田タケシ(声:上村典子/鶴野恭子/竹内順子・喜安浩平)
- 明和小・東邦学園時代から日向に付き従う、彼の数少ない理解者の一人。日向や翼たちより二年後輩で、日向とのコンビプレイは翼&岬にあやかり「東邦ゴールデンコンビ」と呼ばれる。基本的に坊主か短髪だが、プロ編で一度だけサッカーボールカットという異様な髪型で出場した。
- 立花政夫(声:ならはしみき/亀井芳子/雪野五月・中井将貴)
立花和夫(声:鈴木れい子/折笠愛/長沢美樹) - 兄・政夫、弟・和夫の双子の立花兄弟でFWやMFを務めていいる。必殺技も双子にちなんだ攻撃を繰り出したり、DFの次藤と三人で空中技を披露する場面もある。だが、彼らの必殺技は多くが反則技である。
- 三杉淳(声:溝口綾/緒方恵美・太田真一郎/折笠愛・宮崎一成)
- どのポジションもこなせる「フィールドの貴公子」。またの名を「ガラスのエース」
美形ゆえに作中では女子ファンが多いが顔だけでなく、小・中学生編では武蔵の司令塔として的確な指示をチームメイトに送り、日向や翼を圧倒させた。彼らは「心臓病さえなければ日本一になれたかもしれない男」と三杉を評価している。しかし、その心臓病ゆえにプレイできる時間が限られていた。ゲーム版でも能力は高い。
マネージャーで翼の幼なじみでもある青葉弥生には小学生時代から慕われており、中学生編では東京予選後から付き合うになった。
DF
- 石崎了(声:丸山裕子/佐藤智恵・山口勝平/高野麗)
- サルこと、ファンキーガッツマン。南葛小・中学・全日本と事あるごとに翼とチームメイトになっている。
決死のディフェンス「顔面ブロック」はあまりにも有名。女にモテなさそうな顔立ちで、テクモ版ゲームでは片桐宗政の妹で全日本ユースマネージャー・片桐陽子にことあるごとにアプローチするがことごとく袖にされている。
ざまぁw…と思いきや、ワールドユース編では中学時代からのサッカー部マネージャー・西本ゆかりに告白して付き合うようになった。しかしその告白場所は医務室であり、負傷していた若林もいたため、若林が二人のリア充ぶりに文句を言っていた。
- 松山光(声:鈴木みえ/柏倉つとむ/石田彰)
- 小学生時代に小次郎とぶつかって殴られたことを未だに根に持っている憶えている北国の男
南葛中との戦いでは、マネージャー・藤沢美子が作った白いハチマキを巻いて挑んだが、あと一歩のところで敗れてしまった。試合後にハチマキに縫い付けてあった告白を見て空港まで追っていき美子の想いに応え、その後帰国した美子と一緒に同じ高校に進学した。
全日本ではDFとして守りの司令塔ぶりを発揮する、人一倍の努力家。北国で心身を鍛え上げたシュートは、のちに「イーグルショット」と呼ばれるようになる。ゲーム版『キャプテン翼Ⅲ』では、必殺タックルのイーグルタックルや雪崩攻撃という怒涛の作戦コマンドを使用できる。
- 早田誠(声:大塚芳忠/石川英郎/荻原秀樹)
- 横回転に磨きをかけ、キーパーの手前で急激に曲がる「カミソリシュート」や「カミソリタックル」で中学生編では南葛を苦しめた。ジュニアユース大会の対フランス戦では、滅多にカードが出ないキャプ翼の世界で累積警告(1試合にイエローカード2枚)の退場処分を受けた貴重な人物。
- 次藤洋(声:平野義和・堀川りょう/梁田清之/高塚正也)
- 巨体を生かしたパワーディフェンスが得意タイ。立花兄弟の空中サッカーの発射台タイ。ワールドユース編ではスタミナのなさを指摘されたから九州中のマラソン大会に参加してスタミナをつけたタイ。
GK
- 若林源三(声:※橋本晃一/三木眞一郎/鈴村健一)※初期は本名の三橋洋一
- 世界が誇るSGGK(スーパーグレートゴールキーパー)。
若島津のような必殺ディフェンスは無いが守りの固さは随一で、ペナルティエリアの外からのシュートは全て防ぐと豪語している。ただし、何人かは成功している。アディダスの帽子は彼のトレードマーク。
小学校卒業と同時に西ドイツ(現・ドイツ)へ渡り、そこで鍛えていた。同じハンブルガーSV所属であるカルツからはゲンさんと呼ばれている。帽子を取ると森崎と瓜二つ。
飼い犬に落書きをされたり、告白場面に居合わせたりと、何かと石崎に縁がある。
- 若島津健(声:飛田展男/中村大樹・関智一/伊藤健太郎)
- 実家が空手道場(門下生には新田もいる)で自身も空手を生かしたプレイで鉄壁のディフェンスを見せる。攻撃にも参加できる万能選手でもあるが、若林の引き立て役のような扱いを受けている点は否めない。
ワールドユース編では、「俺は若林のかませ犬じゃない!」と藤波辰巳(現・藤波辰爾)にかみついた長州力ばりの発言をして机をたたき壊したこともあった。
原作では、のちにFWも兼任するようになった。
- 森崎有三(声:上村典子/阪口大助・うえだゆうじ/近藤隆)
- SGGK(スーパーがんばりゴールキーパー)。みんな大好き森崎君。ヘタレ?いえいえ、常に第三のゴールキーパーで代表に名を連ねており、彼の潜在能力はものすごいですよ!熱狂的なファンが多いキャラクターの一人。帽子をかぶると若林と瓜二つ。小学校時代の監督、城山にも似ている。
海外のライバル達
- ジノ・ヘルナンデス(声:菊池正美etc)
- 「黄金の右腕」を持つイタリアのゴールキーパー。 通称「パーフェクトキーパー」。
『ファミコンジャンプ』では何故かラスボスの一人として登場し、その右腕で北斗神拳やペガサス流星拳などの必殺技を次々と跳ね返している。 『ワールドユーズ編』では葵新伍の親友となっている。
- カール・ハインツ・シュナイダー(声:難波圭一・堀川りょう/-/下崎紘史)
- 金髪の大空翼西ドイツ(ドイツ)が生んだエースストライカー。 通称「ドイツの若き皇帝」。ボールが焦げたような臭いを放つ「ファイヤーショット」を使う。 ゲーム『キャプテン翼Ⅴ』ではボールが燃え上がる「フレイムフラッシュ」を使い、ボレーシュートやオーバーヘッドでも 「ファイヤーショット」を使う。若林とは永遠のライバル。
テクモ版の海外選手たち
本作におけるよくあるツッコミ
- 「明和スライディング部隊」が執拗にスパイク立ててスライディングってレッドカードもらうだけで済むレベルじゃねーぞ!
- 翼は「ボールは友達」っていうけど、必殺シュートで結構痛めつけてるように見えるわ、ボールが破裂するわなにそれこわい。
- あんな世界でゴールキーパーやれる人は真性のMでは?
- ゴールの上に乗っかったり…いえ、なんでもないです…。
- あんな広いグラウンドで練習なんてうらやましい。
- どのキャラもみんな等身が日本人離れしてて、顔も同じ人にしか見えな・・・おや誰か来たようだ。
キャプ翼@ニコ動
- 上述の通り、テクモのゲームプレイ動画が人気。
- ニコニコアプリ『キャプテン翼~つくろうドリームチーム~』もよろしくな!
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関連項目
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リビジョン番号: 1331000
読み:キャプテンツバサ
初版作成日: 09/03/14 16:08 ◆ 最終更新日: 11/10/25 03:08
編集内容についての説明/コメント: 若島津の声優について追記。
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