概要
1938年陸軍兵器局の要請に応じてポルシェ博士らが開発を担当した。
ベースはVW Type1. すなわち、フォルクスワーゲン・ビートルである。二輪駆動でオープントップ。プレス加工されたボディはシンプルな造りとなり大量生産にきく形として作られた。
正式名称はきわめて長く、「不整地走行形軽乗用自動車 K1 (4輪、2輪駆動) フォルクスワーゲン 82式」、すなわちVW Type 82.となる。
エンジンは985ccで、23.5馬力。軽量のボディのためかわりと高速で80km程度はでたという。
Type1.のシャーシをそのままに車軸の位置を高くしたことで最低地上高をかさ上げされ、軽量かつ走破性の高さが当時の兵士達に好まれた。様々な派生型が生まれ、再びType1.のボディは乗せたType 82Eは戦後も生産されるほどだった。それだけではなく水陸両用車両のシュビムワーゲン(Type128/166)、戦後には改良版にあたるType181が製造された。実は西ドイツ軍がこのType181軍用モデルを1980年代初頭まで使用しており、実に40年以上も活躍していた計算となる。
1940年に量産を開始して10万台の製造を指示されたものの、実際の生産数はその半分、5万台とされる。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 5
- 0pt