キラーパスとは、
- サッカーなどの試合で、味方側の得点につながるような決定的なパスのこと。
- 対応に困ったり、相手の痛いところを突いたりするような発言・質問・業務などを急に振ってくること。
- 食べきれなかった同行者などから料理の一部を譲られること。主にラーメン界隈で使われる。
- UNOのローカルルールの1つ。自分の直前のプレイヤーと同じ色かつ同じ数字を出すと、そのプレイヤーに溜まった場札のカードを全て引き取らせることができる。
- マリオシリーズのキャラクター「キラー」をキャラクターが飛ばしてくること。
を指す。この記事では1・2を説明する。
概要
1 - スポーツでの「キラーパス」
主にサッカーの試合で使われる。主に、「ディフェンスとディフェンスの間を通し、空いたスペースに向かって出されたパスのうち、味方の得点(敵の失点)に直接つながりうるもの」とされることが多い。「スルーパス」とほとんど意味が重なっているが、その中でも直接得点につながる可能性があるものを指す。
味方にとっては得点のチャンスになるが、敵だけでなく味方の選手もうまく対応できないこともあるため、リスクも伴う。
以前はこのようなパスも「スルーパス」と呼ばれていたが、中田英寿選手の厳しいスルーパスをメディアが「キラーパス」と呼んだことで広まったとされている。
視野の広さ、キック精度の高さを活かした司令塔タイプのMFであり、ドリブルをしながら顔を上げて首を振りながらパスコースを探り、一撃必殺のスルーパスで相手の急所を突くプレーを得意としていた。中田のパスはスペースを狙って出して味方を走らせるパスであり、メディアからは「キラーパス」とも呼ばれているほど厳しいところにパスを出していた。そのため、味方が追いつけないこともたびたびあった。
サッカーで使われることが多いが、バスケットボールなどでも使われる。
2 - 会話などでの「キラーパス」
シンプルに言えば「急な無茶振り」を指すことが多い。言葉のドッジボール(会話のドッジボール)的な意味。上記のサッカーから転じたと思われる。
ただし、上記のキラーパスが選手の動きを計算し、味方の得点のために行っているのに対し、こちらのキラーパスは相手を困惑させる目的が主である。中には「何も考えていなかったため、または相手の事情をうまくくみ取れなかったために、意図せずキラーパスになっている」ということもある。
「対応に困るような仕事を急に振ってくること」など、業務の場面でも使われることがある。
関連動画
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関連項目
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