キラーマシン2とは、ドラゴンクエストシリーズに登場する敵モンスターである。
ナンバリングタイトルではⅥにのみ登場、他の作品ではモンスターズシリーズに登場する。
概要
ドラゴンクエストⅡ・Ⅴ・Ⅷ・Ⅸに登場したマシン系モンスター「キラーマシン」の後継機的な存在。
青色のメタリックボディ、赤く光るカメラアイ、そして多くの武器を携えて主人公の行く手を阻んでくる。
色違いの上位種にキラーマジンガ、キラークリムゾンがいるが、ネット内ではそちらの方が人気が高い。(トラウマ的な意味で)
しかし、後述の理由でマジンガ様達とは違った魅力を持ち、それに魅せられてしまったファンは多い。
敵モンスター・キラーマシン2編
ドラクエⅥ データ
HP 250 MP 0 攻撃力 162 守備力 185 素早さ 94
備考 2回行動(50%)
出現地域 天馬の塔3F~7F
はざまの世界 絶望の町~欲望の町間
出現地域の別のモンスターと比べ素早さで劣り、攻撃もボストロールやタイガークローといった攻撃型に比べると
やや低めな印象を受ける。が、攻撃面では2回行動があるため数値以上の破壊力はあると見ていい。
特筆すべきは守備力・耐性面。守備力は付近のモンスターの1.5~2倍近い数値があり通常攻撃が効きにくく、さらに耐性面は
という雑魚にあるまじき優良な耐性を持っており、総括するとやたら倒しづらい。
やっと倒したと思ったら、敵の「あんこくまどう」がザオリクでホイホイ復活させたり、スクルトで対抗しようとすると、
「ボーンプリズナー」の嫌がらせの憂き目にあったりと周りの敵の相乗効果もあり、非常にやっかい。
強力な武器を揃え、早めに殴り倒すのが一番の対策なのかもしれない。
リメイク版ドラクエⅥでは、他の敵の例に漏れず弱体化しているため、多少倒しやすくなっている。
敵に回すとやっかいなキラーマシン2だが、実は条件を満たすと仲間にすることができる。
頼れる仲間・ロビン2編
耐性面は敵の頃より多少弱体化したものの仲間キャラの中では破格の良耐性、仲間にした時点で即戦力となりうる能力を持つ。
長い目でみると、かしこさ、かっこよさ、MPが絶望的である欠点こそあるものの、みのまもりとすばやさがぐんぐん成長し、特にみのまもりは仲間キャラ全体で見ても三本の指に入る程になる。HPやこうげきは並の数値ではあるが、前線で戦わせるには十分なスペックの持ち主。
そしてキラーマシン2最大の特長はなんと言っても1ターン2回行動。AI戦闘時のみで50%で発動という制約はあるが、攻撃と回復、補助が1ターンの内にまとめて行うことが出来うるという点は魅力的である。
これらの特徴や、能力補正からバトルマスターは正に天職といえる。
スーパースターを経験させて、高い素早さからハッスルダンスやメダパニダンスで味方の援護を、手が空いたならムーンサルトで攻撃、というのも面白い。逆に、MPを求められる魔法使い系はからっきしである。
仲間にする際のデフォルトネームは「ロビン2」「ヤスケ」「カンカン」「ヒデキ」。
余談だが、リメイク版ドラクエⅥでは仲間制度廃止により、彼を仲間にすることが出来なくなった。
番外編・モンスターズシリーズ
外伝作品であるモンスターズシリーズでは、「モンスターズ2」(いわゆるイルルカ)、「キャラバンハート」、「ジョーカー2」に登場している。
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モンスターズ2(GB、PS)
外伝では初登場、系統はぶっしつ系。
配合方法はキラーマシン×キラーマシンで、さらに親の片方どちらかの+の値が5以上(PS版では8以上)あることが条件。(ただし、GB版に限りお見合いでは+の値の条件は必要なし)
モンスターズ2の仕様上、2回行動は行わないが、ステータス、耐性ともに高く、
ぶっしつ系の中でもかなりの実力者。が、その分配合が少し面倒。
相変わらずかしこさ、MPの伸びが良くないが、それを補うようにその他のステータスが高い上昇を見せる。
成長速度もまあまあで、限界Lvまでステータスが成長し続けるので、育てがいもある。
高い耐性も健在で、攻撃系の呪文はほぼ全て70%カット、冷気系に至っては完全にシャットアウト。・・・なのだが
対補助系特技の耐性はよろしくなく、ザキ系とラリホー系とメガンテ系以外は全く耐性がない。
ビッグバンやジゴスパークは屁でもないのに、メカなのにメダパニが効いてしまう不思議メタリックボディの誕生である。 -
キャラバンハート(GBA)
物質系のSランクとして登場する。作成方法はキラーマシン(+8)にキラーマシンの心を二つ。アレフガルドに行く前に転身することができる数少ないSランクモンスターである。
(他にはアンドレアルにがいこつけんしの心+かぼちゃのきしの心で作れるジェノダークや、おおさそりにSランクの動物系の心(アレフガルド到達前ではベラヌールのキラーパンサーのみドロップする)+自然系の心で作れるデスサイザー、メタルキングにクリスタルスライムの心二つで作れるゴールデンスライム、ダークナイトにくものだいおうの心+スライム系の心で作れるダークキングがいる。)
その中でもキラーマシン2に必要なキラーマシンの心はロンダルギアの洞窟内に一つ宝箱の中に入っているので、実質集める心は一つで済む。あとはひたすらパーティに魔物使いをいれ、洞窟内で野生のキラーマシンと戦って心を狙うだけでOK。
しかしここのキラーマシンは麻痺攻撃をもっていて、攻撃力も高い。そのうえマヒャドを使う取り巻きのクリスタルスライムもいるので注意。
能力は全般的に高く、麻痺と毒、眠りに強い耐性を持つ。序盤は攻撃力と素早さがどんどんあがり、中盤から守備力が急激に上がっていく。そのためエンディング後にいけるスライムランドでメタルキングやゴールデンスライムを乱獲してレベルを上げた、中盤になってからのほうが攻撃と防御のバランスがとれ力を発揮しやすい。覚える特技は火炎切りと稲妻切りと麻痺攻撃。
マガルギを倒した後たまにフィールドでさび付いて動けなくなっている時もある。このとき魔物使いやメタルハンターがいると助けてあげることができ、お礼にキラーマシン2の心がもらえる。このキラーマシン2の心はドラゴンマシンの転身に利用することができる。ちなみにドラゴンマシンへの転身方法はキラーマシン2にキラーマシン2の心+ギガントドラゴンの心でできる。 -
ジョーカー2(DS)
前作の「キャラバンハート」から7年振りに登場。系統はぶっしつ系のランクS。大きさはSサイズ。(1枠)
ストーリーにもちょびっと登場した。
後半のマップ「遺跡」にて、「サージタウス」に展開されているバリアを操作するスイッチの番人として登場。
完全2回行動による打撃+いなずまのコンボなどで攻めてくる。勝利すると、スイッチを巻き込み大破し、
「サージタウス」のバリアが消滅する。
仲間にする方法は二つあり、配合を繰り返す方法と、DS版ドラクエⅥとのすれちがい通信をする方法の2通り。
配合による入手は非常に面倒で、キラーマシン×キラーマシン×ゴールデンゴーレム×ゴールデンゴーレム<の4体配合のみ。さらにゴールデンゴーレム自身が4体配合なため、仲間にするだけでも一苦労。
だが、今作もキラーマシンの名に恥じないポテンシャルを秘めている。
1枠のモンスターでは貴重な「完全2回行動」の他、「れんぞく」「マインドブレイク」とバランスよく特性が揃っている。
が、引き換えにイオ系が弱点になり、ステータスの目安である「成長限界」も同ランクと比べると(特に攻撃が)控えめ。
上述の点から、アタッカーも出来る補助・回復役としてwi-fi対戦・世界大会問わず需要が非常に高い。
・・・ザオリク+ベホマズンやおたけび+αでパーティを支えるその様子は「キラーマシン」と呼ぶのに少々疑問だが。
完全版のプロフェッショナルでは強力モンスターとしてwi-fi対戦環境を蹂躙した為か、能力値が弱体化し、消費MPが二倍になってしまうデメリット特性が追加されてしまった。更にイオ・バギに弱く、混乱に弱いという耐性の低さ、バギ・イオ系の強力な斬撃技「空裂斬」の流行や、状態異常パーティが多数参戦している事から、「ザコモンスター」「使えないモンスター」の烙印を押される結果に終わってしまった。
伝説の「8回攻撃」
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