キリーク(KIREEK)とは、MORPG・ファンタシースターオンラインに登場するNPCの一人である。
概要
アンドロイドであるにも関わらず周りの者に殺気を感じさせるほどの戦闘狂である。
ただし戦闘狂と言っても見境無く暴れる等と言った訳ではなく、全ての行動原理に自分が戦闘で楽しむ事を第一目的に据えているという意味である。
ゲームでは、最序盤にプレイ出来るオフラインクエスト/1人用クエストの「戦いのいしずえ」にて初登場。万全を期したいという依頼主が、プレイヤーとキリークの2人に同時依頼を行ったという理由でキリークとの関わりが発生する。
キリークとしては他人と組んで複数行動をする事を好んでいないため渋るが、そのためだけに依頼主に逆らうほどでもなかったため、依頼主からの再三の頼みにより承諾。コンビを組んでラグオル地表に降下する。
このクエストはゲーム初心者に対するチュートリアルを兼ねたものとなっており、道中でキリークが操作方法や戦闘システムについていくつか解説をしてくれる。キリーク自身も、依頼主に「かなり腕は立つ」と紹介されている事や、「大先輩」の立場を表すために、その難易度の適正レベルを大きく超えた高レベルに設定されている。(例えば難易度ノーマルなら彼はLv36である。ノーマルの森ステージは1人用ならせいぜいLv5~6、初心者でも10もあればクリア出来、36ともなれば1つ上の難易度ハードの最終ステージ・遺跡を駆け巡るレベルである)
クエストを終える頃になると、キリークはプレイヤーの「筋のよさ」を認め、将来に期待する旨の発言をして去っていく。
ブラックペーパー
そんな彼のその正体は単なる腕利きのハンターズではなく、秘密組織「ブラックペーパー」に所属するハンター。本名「キリーク・ザ・ブラックハウンド」。
「ブラックハウンド」はそのまま彼の組織での通り名にもなっている。
ブラックペーパーは武器売買は当たり前、臓器やアンドロイドの基幹パーツの横流しから人身売買まで何でもありの影の組織・・・というのすら周囲に対するカモフラージュであり、その実態はコーラル本星政府からの密命を受けて動いている特殊工作機関のようなものである。
ブラックペーパーの面々はラグオルに関わる利権で有利に立ちたい政府の命によってパイオニア2に乗り込んでおり、キリークも例外では無いが、こと彼に限ってはそれよりも自身の戦闘欲を満たすためにパイオニア2に乗っている。
自身の戦闘欲を満たせる相手としてパイオニア1陸軍司令官・ヒースクリフ=フロウウェンを目標としており、フロウウェンを追うためにパイオニア2に乗ったが、肝心のフロウウェンはパイオニア2が出発した直後にラグオルで死亡したという知らせが入る。
そのため目的を見失い戦いに餓えていたところ、プレイヤーと出会うのである。
クエストの進め方(後述)によっては彼は高い力量の他にその戦闘に餓えている事から、「遺跡の奥に眠るもの」を呼び覚ます一人になってしまい、遺跡の中で意識を乗っ取られ、彼が望んだ形とは些か異なる形で「次の獲物」として見定めていたプレイヤーと対決する事になり、そして敗北する。
武器
キリークは手に持つ武器も特徴の一つになっており、鎌のような形状をした、パルチザン系列のレア武器「ソウルイーター」を所持している。
ソウルイーターは持ち主の命を吸い取ると言われる武器で、実際に持ったまま立っていると徐々にHPが減ってゆく他、エクストラアタックとしてバーサーク(HPを消費して大打撃を繰り出す)を備えている。
ただキリーク自身エクストラアタックを使わないし、自動消費は何故か彼には効果が無い。(クエスト中に放っておいて倒れるのを防止するためだろうか? なおGC版以降ではアンドロイドに「立ち止まっているとHPが自動回復する」という能力が追加されており、これと相殺されていると解釈出来なくも無い。)
彼は先述の「戦いのいしずえ」以外にもいくつものクエストで登場する。
彼の関係しているクエストを特定の順番・手順で進行すると最終的に彼の持つ武器・ソウルイーターを入手出来る。
その手順は以下の通り。森ステージのクエスト→洞窟ステージのクエスト→坑道ステージのクエスト と順番に消化していくと出来なくなる流れを含んでいるので注意。
(以下、洞窟ステージのクエスト・坑道ステージのクエスト・遺跡ステージのクエスト)
- 「オスト博士の研究」で、道中仲間になるNPC「スゥ」に名前を聞かれた際「教えない」を選択する。
- 「閉ざされた扉」で、道中のどこかにいるNPC「スゥ」「バーニィ」にそれぞれ話しかけてからクリアする。
- 「帰らずの滝」で、パイオニア2に帰る前に洞窟をさらに進み、奥にいるキリークを発見して話しかけてから帰る。
- 「ブラックペーパー」で、道中で出会うキリークと戦って勝つ。
- 「淵よりくるもの」で、依頼を達成した後パイオニア2に帰る前に、来た道を逆戻りしキリークを発見し、戦って勝つ。
以上の手順で、5でキリークを倒した際に持ち物に空きが1つ以上あればソウルイーターを入手出来る。
ノーマル~アルティメットの各難易度でそれぞれ実行出来るためソウルイーターを1キャラで合計4本手に入れる事が出来るが、一度ストーリー分岐を間違ったりしてしまうとその難易度ではもうソウルイーター入手は出来なくなる。
(例えば「オスト博士の研究」でスゥに名前を教えてしまった場合、全てクリアしてもう一度「オスト博士の研究」をやり直して名前を教えないを選択してもその後のキリークにまつわるイベントはもう発生しない)
なお、彼は難易度ベリーハードからはソウルイーターの上位種である武器「ソウルバニッシュ」に持ち替えている。
が、クエストを彼の武器を貰える様に進めると、くれるのはやっぱりソウルイーターである。
関連動画
関連項目
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