概要
初代キングコングが生まれたのは、1933年と古い。当時は着ぐるみではなく、コマ撮り撮影の人形を合成させて撮影されていた。後に1976年、2005年にと2度リメイクされたが、コングの表現方法が、コマ撮り→着ぐるみ→フルCGとリメイクされる度にその時代の表現方法に変わっているのも興味深い。
また、続編も幾つかあり、中には正式ライセンスを受けた日本製のキングコング、イタリアと香港で無許可で作られた独自リメイク(というよりパロディ)も存在する。それぞれコングが何かの建物に登るシーンが存在するのは共通である。
大まかなストーリー
野心家の映画監督デナムは、撮影隊を引き連れて未知の島「ドクロ島」へ向かう。島に到着後、女優のアンは原住民にさらわれ、生贄としてコングに捧げられてしまう。コングを追った撮影隊が島で見た物は、絶滅した筈の生物達が生息するジャングルであった。
コングを撃退し、アンの救出に成功した撮影隊は、コングをニューヨークに連れ帰り、見世物として大々的に公開するが、舞台上でアンを連れ去って脱走してしまいニューヨークは大パニック。軍の攻撃を逃れる為にエンパイアステートビルに登ったコングは、複葉機との激しい空中戦を繰り広げたが、力尽きて地上へ落下。その後さらわれたアンは無事救出された。
※1976年のリメイク版では、映画監督→石油会社、撮影→油田調査に置き換えられている。エンパイアステートビルも世界貿易センタービルに変更され、複葉機も武装ヘリコプターに変更されている。また、リメイク版では、2作ともヒロインを連れ去った怪獣というより、身勝手な人間の犠牲者として描かれており、両方ともバッドエンド的なラストとなっている。
シリーズ一覧
初代及びそのリメイク
| タイトル | 年 | 登る建造物 | 備考 |
|---|---|---|---|
| キングコング | 1933 | エンパイアステートビル | 初代 |
| キングコング | 1976 | 世界貿易センタービル | 設定の大幅変更在り |
| キングコング | 2005 | 1933年当時のエンパイアステートビル | 初代当時の時代設定を再現 |
| タイトル | 年 | 登る建造物 | 備考 |
|---|---|---|---|
| キングコングの逆襲 | 1967 | 東京タワー | 日本の東宝・円谷プロ製作 コングは人間の味方として登場。 シナリオは別物だが、所々に本家のオマージュが含まれている。 キング・コングとメカニコングの死闘を描く |
| クイーンコング | 1976 | ビッグベン時計台 | イタリア製作のパロディ映画。 全編コメディ調に描かれている。 大人の事情で長年封印作品とされていたが、最近になって解禁された。 |
| 北京原人の逆襲 | 1978 | 不明 (香港の高層ビル) |
香港製作。 色んな意味でアレな内容だが、完成度は高い。 |
続編、派生作品
| タイトル | 年 | 備考 |
|---|---|---|
| コングの復讐 | 1934 | 初代本家の続編。 コングの息子が人間の味方として活躍する内容であり、復讐するシーンも存在しないが、何故このような邦題になったのかは不明である。 因みに原題を直訳しても「コングの息子」である。 |
| キングコング対ゴジラ | 1962 | 東宝・円谷プロ製作。 日本の怪獣ゴジラとの夢の対決を実現。 本作のコングに限り、対決するにあたりゴジラサイズに合わせてゴジラ同等の巨体となっている。 |
| アニメ キングコング |
1967 | 日本のテレビアニメ。 コングは人間の味方として登場し、ドクターフーや、ロボットのコングが登場するなど、同時期に上映されたキングコングの逆襲と共通した部分がある。 |
| キングコング2 | 1986 | 1976年リメイク版の続編。 前作ラストで死んだコングを蘇らせる内容であり、造形もイマイチとの声が多く、評判は悪い。 ファミコンとMSXでゲーム化もされている。 |
その他、関連作品として、猿人ジョーヤングとマイティジョーがある。後者は前者を大幅にアレンジしたリメイク版である。
その他
- ドンキーコングは本家キングコングの版権元に著作権の侵害だと訴えられたが任天堂が勝訴している。
ちなみに、この時にユニバーサルが1976年リメイク版をRKOによる正規ライセンスを得ずに制作していた(=ユニバーサルは本作の版権を持っていなかった)ことも判明している。 - この映画の影響で日本において「コング=ゴリラの英名」という誤解が広まった(この現象は後に「ジョーズ=鮫の英名」と同様の事が起きている)。
- また、ゴリラ=凶暴という誤解もこの映画で広まっており、実際のゴリラは危害さえ加えなければ基本的に温厚らしい。
- 初代キングコングのDVDは現在500円という超低価格で手に入る。
- 初代のエンパイアステートビルはてっぺんの形が実物と若干異なっており、比率も違う。
- 1976年版の現在DVDのジャケットに使われているポスター画像は、片手で戦闘機(しかも飛行機はヘリに変更されているので未登場の筈)を握り つぶし、もう片方の手にヒロインを握っている絵であり、更に世界貿易センタービルの間を両足でまたいでおり、比率が滅茶苦茶でツッコミ所満載である。
- キングコング対ゴジラはもともとキングコングとフランケンシュタイン博士の作り出した怪獣が対決する内容だった。
- キングコングの逆襲は長篇怪獣映画ウルトラマンとの併映だったにも関わらず、ウルトラマンに変身するハヤタ隊員役の黒部進が悪役として登場している。
- キングコングの逆襲のジャケット画像の東京タワーは、当時無い筈のスポットライトやデジタルアンテナが付いた現在のタワー画像が使われている。
- MSX本体のブランド名にキングコングの名称が使われた事もあったが、発売時期からMSX版キングコング2とは無関係と思われる。
- ゲーム版キングコング2は、二作とも原作からかけ離れた内容ではあるものの、MSX版が映画の前編、ファミコン版が映画の後編にあたる内容となっている。その為、MSX版は終盤までコングの出番が殆ど無い。また、ラスボスがロボットのコングであり、日本製キングコングを思わせる部分もある。(これはコングがコナミキャラとして登場したワイワイワールドにも言える)
- 2007~2008年のほぼ同時期に、パチンコ版がビスティとタイヨーエレックから立て続けに発売された。ただし、前者がユニバーサルによるリメイク版準拠、後者はRKOの原作準拠となっている(RKO版については既に著作権満了しているため、本来ならば許諾は必要ないのであるがあえて許諾を受けている)。
関連動画
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B0


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読み:キングコング
初版作成日: 08/09/21 06:24 ◆ 最終更新日: 12/02/01 16:12
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