キングザウルス三世とは、円谷プロ製作の空想特撮TV番組「帰ってきたウルトラマン」に登場した怪獣である。
古代怪獣:キングザウルス三世 | |
登場作品 | 帰ってきたウルトラマン |
サブタイトル | 第4話「必殺!流星キック」 |
体長/全長 | 105メートル |
体重 | 27000トン |
出身地 | 箱根 |
概要
「帰ってきたウルトラマン」第4話「必殺!流星キック」に登場する。
全体的に青みがかった体をもつ四足歩行型の怪獣で、背中のひれや頭部の二本の角がチャームポイント。
ウルトラシリーズでは初の後ろ足の膝を地面につけずに歩いた着ぐるみが採用された四足怪獣で、尻尾も首も長く、体長は100メートルをこえている。
ウランを主食としており、第一原子力発電所の燃料であるウランを食べようと箱根山中から姿を現した。
口からは放射能光線を吐く。頭の角はショック光線を発射するほか、あらゆる攻撃を防ぐバリアを展開できるスグレモノ。また劇中では使用していないが、目から催眠光線を発射することもできる。
一度目の戦いでは、ウルトラマンジャックのスペシウム光線、八つ裂き光輪、フォッグビーム、さらには最強の「シネラマショット」までも全てバリアで防ぎきった。光線技の連続使用でエネルギー切れ寸前のジャックをショック光線でひるませ、角で足を突き刺し圧倒、突き飛ばして敗北に追い込んだ。
二度目の戦いでは、先の戦いが思い起こされて動けないジャックを再びカラータイマー点滅まで追い詰めた。
しかし特訓を積んだジャックによって、バリアの展開されない真上からの流星キックを受け、角をへし折られる。たまらず逃亡しようとしたところにスペシウム光線を浴び、絶命した。
ウルトラマンSTORY 0に登場したキングザウルス
ウルトラマンジャックが訪れた惑星に棲息する怪獣で、その凶暴さからラゴン似の水棲人間達には「怪獣王(キングザウルス)」「魔王」と呼ばれて恐れられている。
元々は四肢が鰭状の首長竜のような姿で海に棲んでいたが、プラズマ鉱石を飲み込んだことで急激に進化を遂げ、陸上での活動に適応できるようになった。
水棲人間を守ろうとするジャックにウルトラハリケーンらしき技で放り投げられ、真下からのキックで体をバラバラにされて敗れた。光線やバリアなどの特殊能力は使わず、角や尾を用いた肉弾戦のみで戦っている。
小ネタ
- 名前の由来・・・元々「呪われた怪獣伝説」と言うエピソードに登場する予定で、「古代アトランティス人により品種改良された原始怪獣キングザウルスの三代目」と言う設定だった。しかしエピソードはお蔵入りとなり、キングザウルス三世の名前だけが残った(つまり一世と二世は最初から存在しない)。
また、「ウルトラマン」のレッドキング、「ウルトラセブン」のエレキングに続く、「キング」の名をもった三体目の怪獣だからと言われる事もある(キングジョーは放映当時名前がなかったためノーカウント。ジャックを破ったブラックキングは37話に登場する)。 - キングザウルス三世の出現場所が箱根だったことを記念して、東海道本線小田原駅では「帰ってきたウルトラマン 箱根防衛弁当」が販売されていた。
- 本編でシネラマショットが使用されたエピソードは今回のみ。バリアに防がれてしまったため、具体的な威力を知ることはできなかった。その後の客演では何度か使用され、「エネルギー消費が激しく簡単に使用できない技」とされた。
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