キングスフィールドとは、FROM SOFTWAREが作った3Dアクションゲームである。
概要
フロム・ソフトウェア黎明期においてその基盤、方針を強固にした作品。当時のプレイステーションにおいて屈指の3Dグラフィックで作られたFPS、RPGである。
3Dグラフィック自体が物珍しかった初代プレイステーション期においてそんなハイエンドなゲームがヒットを飛ばさない筈が無い……と。
しかし現実は甘くなかった。
まず、序盤の難易度が高かった。
初期状態の主人公は、最序盤の雑魚敵の攻撃でさえ1、2発耐えられない程貧弱。当然罠に引っ掛かれば即死。
対するこちらの攻撃力も、その雑魚敵を倒すために10回近く攻撃せねばならない程ひ弱。
そして、スタート地点は街ではなく、すでにモンスターはびこるダンジョン内(しかも出られない)であり、プレイヤーは敵をやり過ごしながら最初の拠点を探さねばならない。
勿論、初期の所持金は装備を強化するには足りず、それなのに序盤の段階では金はモンスターから奪う他ないため、基本的に装備は宝箱等から調達してゆくこととなる。
強力な魔法も、拾えるMP回復アイテム自体が希少なので回復地点を見つけるまでは節約することとなる。
そのため、プレイヤーは特に序盤においては何度も死亡、コンティニューを繰り返し、攻略法を見出してゆくこととなる。
そして世界観がダークであった。
モチーフは西洋の暗黒時代と呼ばれる鬱蒼とした森の国がベースである。
また、遠方は暗がりで見えないようになっている(当時の3Dグラフィック力の限界を前に、それを逆に利用した演出であるとも言える)。
更に、ゲームは常に主観視点で進行し、そのため死角からの敵襲も珍しいことではない。耳を澄ませ敵の気配を察知して進むことになる。
プレイヤーキャラクターはいわいる「しゃべらない主人公」であり、物語には行動以外で干渉しない。
NPCも世界を象徴するかのように淡々と事のありようを話すだけに留まる。
プレイヤーはそれらNPCの言葉から情勢を汲み取り、時間をかけて世界観をとらえてゆくこととなる。
よって、後に『マゾゲー』として数えられるこの作品は、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーといった「RPG=とっつきやすいゲーム」と考えていたプレイヤーを遠ざけ、普及には至らなかったという経緯がある。
しかし、ハードルを乗り越え、エンディングまで迎えることの出来たプレイヤーからの声はそれに反して良い。
適度な広さながら隠し要素の多いマップを、罠を警戒しながら探索するやり込み要素、アイテムが希少であることから来る緊張感と戦略性、プレイヤーが強くなることから来る確たる安心感と広がる行動半径、そしてRPGの常である“お使いイベント”が極めて少ないという抜群の自由度等、RPGとして傑出した部分は数多い。
故に、他のRPGでは味わえない要素を数多く持っていた「キングスフィールド」シリーズは“隠れた名作”として評価されることとなった。
このゲームの製作ノウハウが「アーマード・コア」シリーズに繋がったり、系列作である「シャドウタワー」や「エターナルリング」を生んでいる等、フロムソフトウェアを語る上で外せないベースとなっている。
また、SCEJからのラブコールに応え、このシリーズの流れを汲んだ後継作とも言える「デモンズソウル」が開発されることとなる。こちらもマゾゲーとして、現在も多くのプレイヤーを苦しめている。
ちなみに、「アーマード・コア」を始めとして様々なフロムソフトウェア作品に登場する「MOONLIGHT(月光)」はこのシリーズに登場する最強の聖剣「ムーンライトソード」が元となっている。
金色の握りと、半透明で青い刀身が特徴。
関連動画
プレイ動画
↑ニコニコ動画において最初のキングス動画。見事にイベント・フラグを飛ばしまくって攻略している。
実況プレイ動画
関連商品
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89


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読み:キングスフィールド
初版作成日: 08/09/19 05:44 ◆ 最終更新日: 11/08/04 11:07
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