クアルセプスとは、MHFに登場するモンスターである。別名「晶竜(しょうりゅう)」。
概要
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MHFフォワード.4(2012/5/23)で実装された海竜種のモンスター。MHFでは初の海竜種の実装である。
クアルセプスも怒り状態と天候がリンクしており行動が変わるモンスターであるが、グレンゼブルのような既存の攻撃がパワーアップするのではなく、天候という自然の力を攻撃に利用している関係上攻撃方法自体が大きく変わる。
体の水晶を使うことで晴天時は閃光効果のある太陽光を、雨天時には麻痺効果のある雷を武器にしてハンターを攻撃する。
また、素材の一つ「晶竜の鉱鱗」によって高地の落雷を受け流しているらしく、クアルセプスに雷が落ちても麻痺状態になることはない。
基本的な動きは海竜種共通のものであり、アグナコトルのように地面を潜行したり、下からハンターを突き上げたりといった行動も行うが、天候による2面性を持った技や2頭クエスト専用の合体技など強烈な個性を持つモンスターであり、
アビオルグ同様ターン制モンスターにアレンジされている。
また、行動速度が早目であり地面潜航のような動きから頭を軸にした一回転攻撃をするなど別の海竜種に慣れているほど危険な攻撃もある。
身震いのような動作で体に付いた晶石を落とすことがある。
この晶石は太陽光や雷を吸収する性質を持ち、クアルセプスの攻撃の要とも言える。
地面に落ちると一定時間かクアルセプスの咆哮によって炸裂し晴天時は気絶効果の光、雨天時はダメージ+麻痺の雷が発生する。
また、ハンターが破壊することも可能であり、その場合武器に一回限りの属性剣晶(晴天:火、雨天:雷)が付く。
剛種になると頭だけでなく尻尾からもなぎ払いビームを繰り出してくる他、雨天時の放電の範囲が広くなったり、晴天時の閃光が灯台の光ようになって周りを焼き払うモーションが追加されているので、アグナコトルやラギアクルスと同じだと思って戦うと痛い目にあうだろう。
弱点は火属性と雷属性。両者ともに自分の扱う属性だが、ブレスではなくただ自然の力を借りて攻撃しているだけなので耐性を持っていないようだ。上記の即席剣晶をうまく利用することで、より多くのダメージを与えることができるので隙があるなら狙っていこう。
登場フィールドは高地(基本)、砂漠(2頭クエスト)と樹海頂部である。
高地は晴天と雨天の切り替わりがあるが、当然砂漠や樹海頂部には存在しない。
つまり、砂漠では常時非怒り状態、樹海頂部では常時怒り状態で戦うことになる。
これはMHFの中でもかなりユニークな点である。
しかしながら・・・
剛種は「晶竜討伐の証」、「晶竜二頭討伐の証」だけではなく、「荒天晶竜討伐の証」まで存在し、
狩猟フィールドごとに別の証が存在するという禁断のハイブリッド証システムとなっている。
アビオルグの時と同じく、ネ実2ではこの延命多様な討伐の証に対して色々と大きく盛り上がっていた。
ちなみにハンター大全3にはクアルセプスそっくりな没モンスターの絵が掲載されている。
角で地面を潜るという生態自身もこの没モンスターの生態と完全に一致しているため、クアルセプスはヒプノックのようにハンター大全の没案を採用したのかもしれない。
ちなみに、本体は元々火属性や雷属性の力を持たず天候を利用することから50頭討伐称号は「他力本願」である。
まあ利用するスタイルのおかげで尻尾からビームを出せたりするのだが。
MHF-G6(2014/12/10)でG級対応。難易度は★6。
下記の通り素の人気があまりにも無かったことへのリベンジという意味が込められていたようだ。
この直前に実装されたのが色々とアレなポボルバルムや特異個体及びG級のナナ・テスカトリであり、
良くも悪くも普通のG級モンスターであったクアルセプスはそれなりの評判となった。
一回転して通常とは異なる形状の結晶を撒いてから、
雷のビームを飛ばし、咆哮によって結晶からクアルセプス本体で交差するビームを発生させるというのが新技。
一番の不満であったトリプル証システムも運営は反省したようで、高地クアルを倒すだけで武器が作れるようになっている。
また武器もフォワード.4のときの反省点を生かし、他のモンスターの武器より高い攻撃力、長い紫ゲージ、高い雷属性の超アッパー性能となっている。
評価
アビオルグに引き続くMH3種族の逆輸入組で、クアルセプスの種族が発表された時には大きな衝撃が走った。
アビオルグは初めての獣竜種だったため、いろいろと期待されていたもののクアルの前評判はあまり良いものとはいえない。
なぜならファミ通のフラゲで「二頭討伐の証」と「荒天晶竜の証」というアビオルグの「二頭討伐の証」で不評だった延命がエスカレートして実装されることが発表されたからである。
運営(主に宮下Pと言われる)はクアルセプス一匹でフォワード.4を乗り切ろうと思っていたようだが、証によるユーザー間のテンションのがた落ちなどを受け「このままでは乗り切れない」と判断したプロデューサーが、急遽UNKNOWNの一般公開を行ったことは有名。彼の判断は功を期し緊急メンテから始まった激動と動乱のフォワード.4時代をなんとか乗り切ることができた。
散々な扱いを受けているが、防具は攻撃的なスキルが多くついており高性能。秘伝防具が流行する前までは、腕防具と胴防具がそれなりの人気を得ていた。
武器の方は雷属性特化の武器であり属性値がとても高く極端な性能をしている。生産するために多くの証を使うため作成には根気が要るものの、ヘビィボウガンとライトボウガンは剛種武器の中では性能は高い。
生態
高地、樹海頂部、砂漠で目撃されている、海竜種モンスター。
海竜種と呼ばれる所以は幼生から幼体の間のほとんどを海の中で生活し、成体になると陸へ生息場所を移し地中に潜って過ごすからである。
それと同時期にクアルセプスは地中の鉱石を食べ始める。食べた鉱石は体内のバクテリアに分解されて、いずれは体を覆う水晶になる。
前述の通りこの水晶は太陽光や雷を吸収する不思議な性質を持つ。この水晶をハンターが破壊すると晴天時は火属性、雨天時は雷属性を武器に宿すことができる。簡易的に言うと剣晶一つ分の効果が付与されることになる。
特異個体
MHF-G6(2014/12/10)にに追加。鱗の一部が金色になっている。
ゴゴモア以来2年ぶりとなる剛種特異個体の登場であった。
元から多彩な技も持つため追加は少ないが、
ゴロゴロ転がって水晶をばら撒き咆哮で炸裂させる技や、
頭を地面に突き刺して5方向に地割れを起こし光を爆発させる技を身に着けた。
ちなみに2頭クエストはHCにできない。
関連動画
関連項目
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