『クソゲー』とは、クソなゲーム(つまらないゲーム)という意味である。漫画家みうらじゅんが作った造語。
概要
ゲームの面白さの感じ方は十人十色である。にもかかわらず多くのプレイヤーからクソゲー認定を受けるゲームは、以下のような特徴を持っている。
2,3に関してはプレイヤーのゲームスキル等にも左右される。高難度志向者やマゾゲーマーもいるため、敵が強い方向にバランスが崩れたゲームを逆に好む者も少なくない。また、中には「ゲームバランスはプレイヤーが調整するもの」と割り切るメーカーも増えてる(特に海外PCゲー)。
4,5については時代ごとに基準が変わる上に個人の感覚にも因るので一概には言えないが、何を表しているのか分かりづらいグラフィック、盛り上がるべきところで盛り上がらない音楽、テンポの悪いムービーや長いロード時間といった要素は、クソゲーとして挙げられる要因となる。特に、アクションなどでやり直しのたびにロードするゲームは苦痛と捉えられる。また、RPGでステータスを確認したりするのに多階層の選択画面を開かねばならないなど、ユーザがプレイしやすいシステムを用意していないこともクソゲーとなる大きな要因である。
これらを複合的に持つゲームは伝説のクソゲーの称号が与えられる。本来なら、余程のことがない限り主観によってクソゲー扱いされることになるが、中には救い様の無いバグを確認しながら、平気で発売して仕様ですと言い張るメーカーもあるので注意が必要だ(ロケットスタジオが移植を担当した海腹川背Portableなど)。
ちなみに、仕様書通りに完成して「クソゲー」ができあがるような事態は滅多にない(例外:通称「デコジャンプ」の実装とか、ショットの結果がパチンコ版の演出のごとく「成功」と「失敗」しかない某ゴルフゲーとか)。
なぜ「クソゲー」が発生するのか?
あくまでも外部からの推測に過ぎないが、以下のような事情が考えられる。
- ゲームの開発コンセプトそのものが不明瞭である。ゆえに開発チームが目指すポイントを共有していない。(まともな「仕様書」の書き方ではない、あるいは「仕様書」そのものが存在しない、などの理由による。)
- 使用できる容量に対し、詰め込もうとする内容が多すぎる。
- 開発チームの経験、あるいは技量そのものが不足している。
(ロケットスタジオのようにサイコロの乱数計算が出来ない、など) - 開発チームのチームワーク、職場環境が最悪である。(動画参照)
- 4の事情により、重大な欠陥やゲーム制作上の調査不足(使用するキャラクターや地名などの名称が、日本語・他国語において不適切表現にならないか?時代考証・設定考証に反しないか?等)、美術デザイン(パース・色彩設計・物の大きさの比率等)の未熟さが「なあなあ」「とりあえず」で放置・見て見ぬ振りをされ、誰もその責任を負わない。
- 開発スタッフが開発途中で逃げ出してしまった(事情は4.の他にも様々考えられる。近年では開発途中でのリストラなども珍しくない)。結果としてコンセプトの共有ができなくなったりして1のような状態に陥ることもある。初期に各種設定を曖昧なまま制作してしまいナンバリングタイトルの制作の際にその部分を知る人間が離脱してて真相が全て闇の中の状況で矛盾を全て「パラレルワールドです」の一言で済ませるようなケースすら存在する。最悪のパターンは開発継続が完全に不可能になってしまい、専門業者を介入させ、完成済みのリソースを組み合わせてとにかく「ゲームとして完成することだけ」を目標に制作継続するパターンで、これをやるとほぼ確実にクソゲーになる。
- 他社大ヒット作の亜流作品のため(二匹目の泥鰌狙い)、開発チームのモチベーションが低く、まったくやる気が無い(そして4に繋がる)。ブーム時に作られた大量の「インベーダーの亜流たち」など、見比べてみたらメーカー・開発者の(いろんな意味での)レベルが垣間見える。
- (アニメや漫画、映画、実在のタレントなどの)キャラクターに依存しすぎており、ゲーム性がまったく考慮されていない。
あるいは、関わった芸能人のコンセプトやアイデアを忠実に盛り込みすぎて内容がシュールになりすぎ、ゲームプレイヤーとして理解困難である(例:たけしの挑戦状など) - 突然の仕様変更がある(社長が突然「空の色は紫がいいんだな~」などと言ったり、追加アイデアや時事ネタなどの折込み)。急すぎて、それまでのゲームバランスとのマッチングが取れない。版権モノだと原作の急展開が開発中に発生するとそれを反映するために仕様変更になることも。
- 9などの理由により納期が押し迫っており、デバッグなどの時間がとれない。(いわゆる「デスマーチ」の状況下が続いている。)結果、未完成品が「なあなあ」でチェックを通過しそのまま発売に至る。
- 決算期(3月前後)に無理矢理間に合わせるため、もしくは予算の都合によりにそもそもの開発期間が滅茶苦茶短い。1作の売り上げ次第で会社が傾きかねない弱小メーカーや、賞味期限の限られた(原作の放映中に発売にこぎ着けなければならない)アニメ版権モノにありがち。ちなみに、パチンコ・パチスロの版権モノに放映終了後10年以上経つような古い作品が使われる事が多いのは、完成から発売までが長いこれらのジャンルにおいては賞味期限の問題や急展開に左右されたくないからである。
- 逆に開発期間が長すぎたため、ゲームの難易度に対し開発チームの感覚が麻痺し、ゲームバランスそのものがおかしくなってしまっている。(「誰がクリアできるんだ?」というような超高難度になってしまっている場合が多い。)この例に該当するアイドルマスターはあまりに難易度を上げすぎたせいで、リリース後に何度も難易度を下げる修正を加える羽目になった。ポケットモンスターのように冷却期間をおくことでこれを回避したタイトルもある。
- 単純に海外ゲームのローカライズ(日本向け仕様化)失敗。海外メーカーはもはや日本を商売するに適する市場とは見なしておらず(日本向けに積極的にゲーム関連製品を展開してる欧米の企業は、もはやMicrosoftとWizards of the Coast、Aristocratぐらいである)、基本的にローカライズは輸入する日本メーカー側が行わなければならないことが失敗の可能性を大きくしている。海外でローカライズされた場合は、「コインいっこいれる」「なさけ むよう」などのいわゆるテンゲン語(アタリ語)が飛び出すことも。見込み本数が少ないため、輸入だけを行い、ローカライズは行わないか、日本語版の取説を用意して済ませるメーカーも多く、この場合致命的な失敗は避けられる。
- 広告代理店(笑)および、元請けメーカーが、無茶な企画を無茶な納期でねじ込んでくる。
- 「ゲームクリエイター(笑)」が暴走し、原子炉でいう「一次冷却水」になる人物が開発チームに居ないため、そのまま取り返しのつかないことになる(「デジタルの悲しみ」など)。有名人の門外漢をクリエイターに迎えるとこうなる可能性が極めて高い。中にはわざわざジャンル名に「クソゲー」と付けて自称するケースも。
20年ほど前のゲームであるが、ゲーム開発者の置かれた状況が垣間見える(4の項)。
代表例
※入れるものは大百科にて記事があるものにしてください。クソでもないゲームを勝手に追加するとフルボッコされるのでご注意。
どういうものを入れていいのかわからない方はクソゲーまとめ@wikiを参考にするといいかもしれません。
- RPGツクールDS
- RPGツクール4
- エルヴァンディアストーリー
- 大奥記
- 人生ゲーム(Wiiウェア)
- 海腹川背Portable(通称:なんとかPortable(笑))
- グランディアⅢ
- 高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園
- ゴーストバスターズ(ファミコン版など)「りり」を参照
- 里見の謎
- サンダーフォースⅥ
- 四八(仮)
- シミュレーションRPGツクール
- 戦極姫
- センチメンタルグラフティ
- ジャンライン
- 修羅の門
- 大冒険セントエルモスの奇跡(これはひどい)
- たけしの挑戦状
- チーターマン2
- デスクリムゾン
- ドラゴンズレア
- トランスフォーマーコンボイの謎
- ハローキティといっしょ!ブロッククラッシュ123!!(鬼帝・覇王鬼帝)
- Big Rigs
- ファンタシースターユニバース
- FIST
- プロゴルファー猿
- 星をみるひと
- 香港97
- 摩訶摩訶
- マインドシーカー
- メジャーWii パーフェクトクローザー(ダメジャー)
- メタルマックス2改(メタルマックス2壊)
- ラストリベリオン
- ルナティックドーンテンペスト
- ローグギャラクシー
関連動画
関連商品
ごくたまにクソゲーの範疇に入らないのにクソゲー扱いされるゲームもある。山の名前がかっこ悪いとか、扉の大きさが人よりも遥かに大きいとかでクソゲー扱いする人も要るから注意が必要だ。中には市販本で堂々とそういうことを公言する馬鹿もいる。
で、上記が「市販本で堂々と公言した馬鹿」と、それに類する本である。特に『超クソゲー』以前に、市販本で市販ゲームをクソゲー呼ばわりした人間は、『ファミコン通信(当時)』のクロスレビューにおける澁谷洋一氏(ハイローラー会総帥)くらいであり、それは出版社としてはアクシデントに類するものであった。
雑誌が提灯記事を掲載する中、『超クソゲー』はBBS上のものでしかなかった「クソゲーをクソゲーとして語り、楽しむ」という潮流を出版業界に作ったのである。それ以降、主流でこそ無いものの、ゲームの完成度について市販本でおおっぴらに語る空気が醸成された。ちなみに、発行元の太田出版は『たけしの挑戦状』のビートたけしの会社であり、「攻略本の攻略本を出版」「担当者は死にました(実際は死んだりなどしていない)」などの逸話を残した張本人である。
KOブラザーズの『電気頭脳園』は、ゲーム雑誌でない週刊少年チャンピオン誌上の連載を纏め加筆した物である。こちらはクソゲーの紹介というよりも、「良いものはいい」「ダメな物はダメ」という内容をはっきりさせた文章である。自社製品の紹介記事が気に入らなかった、という中堅メーカーの某社を相手に大喧嘩をしたほどである(コラム担当の雑誌編集者もメーカーと喧嘩になったそうである)。また公正を期すため、『覚悟のススメ』ゲーム化の際にはレビューを断っている。
なお「山の名前がかっこ悪い」「扉の大きさが人よりも遥かに大きい」というのは、本稿「なぜ『クソゲー』が発生するのか?」の5.の項を示唆した文章であり、日本語話者で、成人として通常求められる程度の文章読解力があれば、簡単に察することができることを強調しておく。
別ジャンル
別の扱いとして『バカゲー』が存在する。ただし、『バカゲー』には「できの悪いゲーム」と「ゲームのできに関係なく発想や演出がバカ狙いのゲーム」と二通りの意味があるので注意が必要である。
前者のバカゲーはクソゲーに近い扱いを受けるが、ゲームとしてある程度成立しているのが基本である。後者のバカゲーはできに関係ないので「バカゲー」かつ「神ゲー」というのも存在し得る。
下のジャンルとして、他のシリーズに比べると面白くない作品には「ガッカリゲー」という言葉が使われる。
ガッカリゲーについては該当記事を参照。
最近では自分の嗜好に合わないだけでガッカリゲーをクソゲー認定する人が増えている。
クソゲー認定は他の作品と比べて決めるものではなく単体としてどれだけクソなのかが決め手です。
また自分だけや、とあるファン達がそう思っていてもファン問わず全員の意見がなければ意味がありません。
ゲームについての掲示板でこの言葉を使うと相手が迷惑するのでそのことをよく考えてから使うようにしましょう。
関連コミュニティ
関連リンク(外部)
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関連項目
- ゲーム
- アニメ・ゲーム
- ムービーゲー
- バカゲー
- ゲソゲー
- クソゲーオブザイヤー
- クソゲー実況プレイ
- The Angry Video Game Nerd
- みうらじゅん(命名者)
- 謎の地雷臭
- 原作レイプ
- 伝説のクソゲー
- クソゲーが台無し
- 人生は糞ゲー
- クソゲーの人
- 100円返せ
- ダカラゴミー
- 神ゲー
- ガッカリゲー
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%82%B2%E3%83%BC


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読み:クソゲー
初版作成日: 08/06/15 22:06 ◆ 最終更新日: 12/01/02 21:34
編集内容についての説明/コメント: 逆転裁判4は掲示板ですら話題になっていないため差し戻し
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