クラ☆クラ(Classy☆Cranberry's)とは、2010年7月23日にアトリエかぐやから発売されたアダルトゲームである。
概要
新規結成された開発チーム「P-ch」のデビュー作である。当初は6月下旬に出される予定が7月に延期されてしまった。
Boinシリーズで知られている八宝備仁がキャラデザを手がけているが、今回は彼としてはおっぱい分控えめに見える。企画及びシナリオ担当は『彼女×彼女×彼女』(別ブランド)の猫コスメ。サブライターとして保住圭が参加している。
全体的な作風は『プリマ☆ステラ』あたりの雰囲気を踏襲した萌えエロ物となっている。いくら何でも共通の段階で膜を破るのは自重したが、逆ペッティングは数度発生している。
名前は「高級クランベリー」の略だが、「恋をすると頭がクラクラする」ともかけてある。
あらすじを見てもらえると分かるかもしれないが、話としては単純明快極まりないものである。また下に記してあるが、前ふりの終わる段階で既に主人公とヒロイン全員との間にフラグが成立しており、変に気持ちがすれ違ったままこじれる、といった面倒な事態は起こらなくなっている。
もっとも悪く言えば捻りのないできレースでもある。萌えエロと惚気に特化した極めてバランスの悪い内容だが、そっちの嗜好があるユーザーには却って問題ない代物といえる。
どうでもいいが、どう聞いても某人気探偵アニメのテーマにしか聞こえないBGMがどこかで流れる。
あらすじ
「聖マトリエル学園」は国内有数の進学校であり、通うのは良家の御曹司、お嬢様ばかりという名門でもある。そこに通う本多零もまた、国際派俳優の父と天才的ロボット工学者の母を持つ御曹司であり、学園きってのモテ男である。だが零にしてみれば注目されるのは好ましくなく、ミステリを読みふけったり幼馴染や悪友とつるんでたりする方が好きであった。
そんな彼がイギリスへの家族旅行から帰り、久々に学園に来てみると、文化祭で学園を代表して踊る「プリンス」にほぼ満場一致で選ばれてしまっていた。しかもそのパートナーであるはずの「プリンセス」は票割れ著しく、選出が難航しているというのだ。
そして理事長命令で「再投票する時間も惜しいからプリンス自らプリンセスを指名しなさい」ということになってしまったのである。
主要な登場人物
本多零(ほんだ れい)
主人公。文武両道かつ容姿端麗で人当たりも良いという完璧超人だが、謙虚を通り越して自分の評価についてまるで頓着せず、「凄いのは自分の親だ」と語る。生まれつきのお坊っちゃんではない、という点も彼の人格形成に関わっている。
開始三時間でヒロイン級のキャラ全員とフラグが成立している。爆発しろ。
楠美雨(くすのき みう) 声:萌木唯
今年の2学期より特待生として入園してきた一般人。服飾デザイナー志望で非凡のセンスがある。頑張りやだが悪運もち。
ちょっとした偶然から零に助けられ、それ以来お察し下さい。そしお約束のように周りにやっかまれ少なからず巻き込まれる。
本多世枝瑠(ほんだ せしる) 声:榊木春乃
主人公の義父の連れ子であり、義理の妹である。子供の頃よりやけに世間擦れを感じさせる性格で、今も口がやや悪く我がままである。
当然のようにお察し下さい。そして独占欲の塊。
花山院紫子(かざんいん ゆかりこ) 声:伊東サラ
平安時代以来とも言われる名門のご息女であり、零のお隣さんにして気心の知れた仲である。
そりゃお察し下さい。零が旅行から帰ってきたのを喜ぶものの、どんどんライバルが増えて困った事態にもなっている。
九条翼(くじょう つばさ) 声:のらのねこ
古風かつ男っぽい口調のお嬢でフェンシング部のエース。体が弱かったため幼少期は男として育てられていた。
零を敵視しているが、これは入園当初の行き違いが原因であった。それが解決した後はお察し下さい。
尾瀬杏夏(おぜ きょうか) 声:玉木宏美
零の知り合いのお姉さんで、本多ママの助手も務める才媛。本多両親が海外に滞在しているため保護者として一時同居することに。
作中随一の爆乳を隠しもしない大胆な格好だが、実はお察し下さい。
他にも複数の女性サブキャラがいるが、若干名は明らかにフラグがたっている。
関連動画
関連項目
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