クライマーズ・ハイとは、
- 登山家が極度の興奮状態に陥った末、危機感覚を麻痺させてしまうこと。
- 横山秀夫によるサスペンス小説。2003年刊行。
- 2.を原作として製作された、NHKのテレビドラマ
- 2.を原作として製作された、2008年の映画。
である。
2.~4.の作品は、いずれも日本航空123便墜落事故を題材とし、この事故を巡る地元新聞社の記者達の奮闘を描いた物語である。本項で記述する。
あらすじ
1985年8月12日、群馬県の地方新聞である北関東新聞社(モデルは、横山秀夫が働いていた上毛新聞)は、連続殺人鬼 大久保清、連合赤軍山岳ベース事件・あさま山荘事件をも上回る、社始まって以来の大事件に遭遇する。
日本航空のジャンボ機が、群馬県と長野県の県境で消息を絶ったのだった。
単独機の事故としては世界最悪の航空機事故が起こったのだ。
遊軍記者の悠木は、この事故に関する紙面編集の全権を任される。
あまりにも巨大で凄惨な事故を前にして、悠木は高揚感と不安感の間で揺れ動き、やがて、人の死を記事に書き立てる自らの職業の不条理さに苛まれていく。しかし彼は、社に所属する複雑な人間達とぶつかり合いながら次第にまとめあげ、全力で事故の模様を伝えていく。
未曾有の大事故に直面した地方新聞社の、1週間にわたる奮闘と、複雑な人間模様を描く。
4.(映画)の概要
2008年公開。東映・ギャガ配給。
キャッチコピーは、「命を追った、あの夏」。
監督は、「金融腐蝕列島 呪縛」や「突入せよ! あさま山荘事件」など、社会派サスペンス映画で評価の高い原田眞人。
主演は堤真一、助演に堺雅人、尾野真千子、高嶋政宏、皆川猿時、でんでん、蛍雪次郎、山本努など。
多額の予算を用いて、墜落現場をダイナミックに再現している。
日本アカデミー賞やブルーリボン賞をはじめとして、多くの映画賞で高い評価を受けた。
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3.のテレビドラマ。2部構成。
4.の映画。
関連項目
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